1. 企業情報
- 企業名: ナイガイ株式会社
- 概要: ナイガイは1920年創業の老舗企業で、日本国内外で繊維製品を製造・販売しています。特に靴下、ストッキング、メンズアンダーウェア、パジャマ、エプロンなどの製品を扱っています。百貨店中心からEC（E-commerce）などの販路を多角化しています。
- 事業内容: 繊維製品の卸売り、小売り
- 設立年月日: 1920年8月31日
- 代表者名: 今泉 賢治
- 従業員数: 154人
- 平均年齢: 47.5歳
- 平均年収: 4,930千円
2. 業界のポジションと市場シェア
- 業界内での競争優位性: 機能性、高級品に強みを持つ。百貨店中心からECなど販路多角化。
- 課題: 百貨店の業績低迷やEC市場の競争激化など。
3. 経営戦略と重点分野
- 経営陣が掲げるビジョン: 2030年ビジョン「パーソナル・ソリューションカンパニー」の実現を目指す。
- 中期経営計画の具体的な施策:
- 卸売り事業: 顧客との長期的な関係構築、プロパー価格販売の強化、新規販路の拡大など。
- 小売り事業: EC顧客向けオリジナル企画、直営店でのインバウンド需要獲得、期間限定SHOPの出店など。
4. 事業モデルの持続可能性
- 収益モデル: 繊維製品の卸売り・小売り
- 市場ニーズの変化への適応力: ECの拡大による販路多角化
5. 技術革新と主力製品
- 技術開発の動向: 技術革新に関する詳細は不明。
- 収益を牽引している製品やサービス: 主力製品は靴下、ストッキング、メンズアンダーウェア、パジャマ、エプロン。
6. 株価の評価
- EPS（会社予想）: 14.73
- BPS（実績）: 805.28
- PER（会社予想）: 19.62倍
- PBR（実績）: 0.36倍
- 現在の株価との比較: 株価は289円で、PERに基づく予想株価は540.13円と比較すると割安。
7. テクニカル分析
- 株価推移: 直近10日間の株価は288円から296円の間で推移しており、50日移動平均線（266.66円）より上、200日移動平均線（243.46円）より上。
- 高値圏か安値圏: 高値圏
8. 財務諸表分析
- 売上高: 13,162百万円（前年同期比1.1%増）
- 利益:
- 営業利益: 57百万円（前年同期比156.0%増）
- 経常利益: 151百万円（前年同期比11.1%減）
- 親会社株主に帰属する当期純利益: 100百万円（前年同期比10.6%減）
- ROE（過去12か月）: 1.62%
- ROA（過去12か月）: 0.31%
- キャッシュフロー:
- 営業CF: -35百万円
- 投資CF: -374百万円
- 財務CF: -107百万円
9. 株主還元と配当方針
- 配当利回り（会社予想）: 0.00%
- 1株配当（会社予想）: 0.00円
- 配当性向: 0.00%
- 自社株買い: なし
- 主要株主:
- タビオ: 9.92%
- MNインターファッション(株): 9.91%
- 自社協力会社持株会: 4.5%
10. 株価モメンタムと投資家関心
- 株価の直近の変動傾向: 直近10日間で288円から296円の間で推移しており、上昇傾向。
- 株価への影響を与える要因: 業績の好調さ、市場動向、競合他社との比較
11. 総評
ナイガイは機能性、高級品に強みを持つ老舗企業で、百貨店中心からECなど販路多角化を進めています。中期経営計画では、顧客との長期的な関係構築や新規販路の拡大を掲げています。技術革新に関する詳細は不明ですが、主力製品は靴下、ストッキング、メンズアンダーウェア、パジャマ、エプロンです。株価は289円で、PERに基づく予想株価は540.13円と比較すると割安。直近10日間の株価は高値圏で推移しており、上昇傾向です。財務面では、売上高は増収、営業利益は大幅増益と好調です。ROEは1.62%と健全です。配当は予想通り無配です。全体的に、ナイガイは健全な財務基盤と上昇傾向の株価を示しており、投資対象として魅力的です。
企業情報
| 銘柄コード | 8013 |
| 企業名 | ナイガイ |
| URL | http://www.naigai.co.jp/ |
| 市場区分 | スタンダード市場 |
| 業種 | 素材・化学 – 繊維製品 |
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