決算説明：笹徳印刷（3958）

2025年6月期 第2四半期（中間期）決算説明資料

基本情報

• 企業概要:
  • 企業名: 笹徳印刷株式会社
  • 主要事業分野: 印刷
  • 代表者名: 代表取締役会長 杉山 卓繋、代表取締役社長 杉山 昌樹
• 説明会情報:
  • 開催日時: 2025年2月12日
• 報告期間: 2025年6月期 第2四半期(中間期)
• セグメント:
  • コミュニケーション分野: 商業印刷（カタログ、パンフレットなど）、出版印刷（書籍、カレンダーなど）、映像・Webサイトの企画制作、イベントで使用する展示ブースの設計・設営など
  • パッケージング分野: 紙器及び軟包装などの包装資材パッケージの企画設計と生産（生活雑貨、土産物、化粧品、食品、菓子、医薬品などのパッケージング）

業績サマリー

• 主要指標:
  • 営業収益: 6,407百万円（前年同期比△2.9%）
  • 営業利益: 95百万円（前年同期比▲52.4%）
  • 経常利益: 224百万円（前年同期比4.0%）
  • 純利益: 157百万円（前年同期比5.4%）
  • 前年同期比: 上記参照
• セグメント別状況:
  • 売上高構成比: コミュニケーション分野30.7%、パッケージング分野69.3%
  • パッケージング分野: 売上高構成比は前年同期比で上昇
  • コミュニケーション分野: 売上高が減少

業績の背景分析

• 業績概要:
  • 自動車業界の新車販売延期に伴う販売促進活動の減少などにより、売上高、営業利益は前年同期比で減少。
• 増減要因:
  • 売上高: 菓子・食品業界を中心にパッケージ需要が堅調に推移したものの、自動車業界の新車販売延期に伴う販売促進活動の低迷等により減少。
  • 営業利益: エネルギー価格、物流費、人件費の高騰を販売価格へ転嫁を図っているものの、一部の顧客で遅れが生じ利益を圧迫。
  • 経常利益: 受取配当金の増加、為替差益、定期逓増保険の解約など営業外収益の増加が寄与し前年同期を上回った。

戦略と施策

• 現在の戦略:
  • 「パッケージング分野」、「コミュニケーション分野」の2つの分野を展開。
  • クロスメディア、デジタルメディアへの展開
  • ハードからソフトへの展開による高付加価値ビジネスの強化
  • 二つの分野は相互に関わっており、二つの分野が融合し、新たなソリューションビジネスを展開
• セグメント別施策:
  • パッケージング分野: 持続可能な素材を採用した最適な環境未来パッケージの開発を通じて販路を拡大
  • コミュニケーション分野: 印刷技術とデジタル技術を融合した新たなコンテンツやビジネスモデルの提供

将来予測と見通し

• 業績予想:
  • 売上高: 12,700百万円（△3.1%）
  • 営業利益: 200百万円（▲48.7%）
  • 経常利益: 400百万円（16.7%）
  • 親会社株主に帰属する当期純利益: 280百万円（17.6%）
  • 業績予想の下方修正
• マクロ経済の影響:
  • 自動車業界の新車販売延期に伴う販売促進活動の低迷
  • 経済活動の活発化に伴う消費活動の拡大

配当と株主還元

• 配当方針: 長期的な企業価値向上が株主の利益への貢献であるとの認識のもと、成長投資と経営体質強化に必要な内部留保を確保しつつ、安定的な配当を追求
• 配当実績:
  • 2024年6月期: 20円
  • 2025年6月期: 18円を予定（中間配当8円）

重要な注記

• その他:
  • 自己株式取得について
  • 取得理由: 当社の株価水準を勘案し、資本効率の向上と持続的な成長を図るとともに、今後の経営環境の変化に応じた機動的な資本政策の遂行及び株主の皆様への一層の利益還元を目的として、自己株式の取得を行います。
  • 取得対象株式の種類: 当社普通株式
  • 取得方法: 東京証券取引所における市場買付
  • 取得株式の総数: 200,000株（上限）
  • 株式の取得価額の総額: 140,000,000円（上限）
  • 株式の取得期間: 2025年2月13日~2026年2月12日まで
  • 資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた対応

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