1. 企業情報
- 企業名: 中本パックス株式会社
- 概要: グラビア印刷やドライラミネート加工などコーティング事業を中心とした包装資材の製造・販売を行う企業。食品包装、IT・工業材、医療に強みを持つ。
- 事業内容: グラビア印刷、ドライラミネート加工、コーティング事業、食品関連、IT・工業材関連、医療・医薬関連、建材関連、生活資材関連。
- 設立年月日: 1988年12月21日
- 代表者名: 河田 淳
- 従業員数: 925人
- 本社所在地: 〒543-0012 大阪市天王寺区空堀町2-8
- 業界: Specialty Business Services
- 市場区分: スタンダード（内国株式）
- 17業種区分: 情報通信・サービスその他
- 33業種区分: その他製品
2. 業界のポジションと市場シェア
- 業界内での競争優位性: 食品包装、IT・工業材、医療関連の分野で強みを持つ。
- 課題: 海外景気の下振れ、資源価格高騰、サプライチェーンの混乱など。
3. 経営戦略と重点分野
- 経営陣のビジョンと戦略: 売上高8.2%増、営業利益21.2%増、純利益49.6%増を目指す。
- 中期経営計画: 各セグメントの戦略、成果、今後の見通しが詳細に記載されている。
4. 事業モデルの持続可能性
- 収益モデル: グラビア印刷、ドライラミネート加工、コーティング事業による収益。
- 市場ニーズへの適応力: 市場ニーズの変化に対応するため、コスト削減努力と各セグメントの強化を図っている。
5. 技術革新と主力製品
- 技術開発の動向: 技術革新により生産効率を高めている。
- 主力製品: グラビア印刷、ドライラミネート加工製品。
6. 株価の評価
- EPS（会社予想）: 225.49円
- BPS（実績）: 2,165.73円
- PER（会社予想）: 7.76倍
- PBR（実績）: 0.81倍
- 現在の株価との比較: 株価1,749円に対して、PER 7.76倍、PBR 0.81倍と比較的割安な水準にある。
7. テクニカル分析
- 株価推移: 直近10日間の株価は1,720円から1,750円の間で推移している。
- 高値圏か安値圏か: 50日移動平均線1,679.38円、200日移動平均線1,693.63円を上回っており、高値圏にある。
8. 財務諸表分析
- 売上高: 過去12か月で49.13B円（前年比16.00%増）
- 利益: 営業利益2,871,051円、経常利益1,625,000円、純利益2,010,130円
- ROE（実績）: 10.90%
- ROA（実績）: 4.57%
- キャッシュフロー: オペレーティングキャッシュフロー2.35B円、レバレッジフリーキャッシュフロー599.37M円
9. 株主還元と配当方針
- 配当利回り（会社予想）: 3.89%
- 1株配当（会社予想）: 68円
- 配当性向: 29.28%
- 自社株買い: 自己株式保有数2,262株
10. 株価モメンタムと投資家関心
- 株価の直近変動傾向: 直近10日間で1,720円から1,750円の間で推移しており、上昇傾向にある。
- 株価への影響を与える要因: 海外景気の下振れ、エネルギー価格高騰、原材料価格高騰、サプライチェーンの混乱など。
11. 総評
中本パックス株式会社は、グラビア印刷、ドライラミネート加工などコーティング事業を中心とした包装資材の製造・販売を行う企業です。業界内での競争優位性は食品包装、IT・工業材、医療関連の分野にあり、これらのセグメントの強化により売上高と利益を増加させています。経営陣は売上高8.2%増、営業利益21.2%増、純利益49.6%増を目指す中期経営計画を掲げています。技術革新により生産効率を高め、市場ニーズの変化に適応しています。株価はPER 7.76倍、PBR 0.81倍と比較的割安な水準にあり、高値圏にあります。財務面ではROE 10.90%、ROA 4.57%と健全な財務状況を維持しています。株主還元は配当利回り3.89%、配当性向29.28%と適切に行っています。
企業情報
| 銘柄コード | 7811 |
| 企業名 | 中本パックス |
| URL | http://www.npacks.co.jp/ |
| 市場区分 | スタンダード市場 |
| 業種 | 情報通信・サービスその他 – その他製品 |
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