1. 企業情報

企業名: 東北銀行
概要: 東北銀行は、岩手県を中心に銀行業務と金融サービスを提供する地域銀行です。個人および企業向けに普通預金、定期預金、投資信託、政府債券、ATM、デビット・クレジットカード、決済代行サービス、インターネット・モバイルバンキングサービスを提供しています。また、住宅ローン、自動車ローン、カードローン、教育ローン、生命支援ローン、リノベーションローン、高齢者向けローン、住宅支援ローン、借り換えローン、アパートローン、復興支援ローンなど様々な融資サービスを提供しています。さらに、医療・がん保険、個人年金、終身保険、定期保険、長期保険、収入保障保険、相続・年金サービス、商品証券取引、信用保証業務、機械リース、コンピューターソフトウェアの開発・販売を行っています。
設立年月日: 1950年10月7日
本社所在地: 盛岡市内丸3-1
代表者名: 佐藤健志
従業員数: 不明
平均年齢: 41.0歳
平均年収: 5,440千円

2. 業界のポジションと市場シェア

業界: 銀行 – 地域
市場区分: スタンダード(内国株式)
業界内でのポジション: 岩手県内の3行中3番手。
競争優位性や課題: 地域密着型のサービスが強みだが、中小企業向け融資の依存度が高い。競合他社との競争が激化している。

3. 経営戦略と重点分野

経営陣が掲げるビジョンや戦略:

東北銀行は第2次中期経営計画を策定しており、最終年度(2028年3月期)の経営数値目標として、当期純利益20億円、お客さまサービス等利益(本業利益)20億円、自己資本比率8.5%以上、総預金残高1兆円、総貸出金残高7,500億円を掲げています。

中期経営計画の具体的な施策や重点分野:

  • プロジェクトⅠ:地域の活性化支援
  • プロジェクトII:脱炭素化支援と一次産業支援
  • プロジェクトIII:収益力の拡大
  • プロジェクトIV:組織力の強化

4. 事業モデルの持続可能性

収益モデルや市場ニーズの変化への適応力:

地域密着型の銀行業務が主要な収益源であり、地域経済の回復に連動して収益が変動する。金融サービスのデジタル化への対応が重要。

5. 技術革新と主力製品

技術開発の動向や独自性:

技術革新は比較的遅れがちだが、近年はITサービスの強化に力を入れている。

収益を牽引している製品やサービス:

中小企業向け融資が主要な収益源であり、特に住宅ローン、自動車ローンが重要。

6. 株価の評価

EPSやBPSに基づく計算等を用いて、現在の株価との比較:

  • EPS(会社予想):179.85円
  • BPS(実績):2,684.57円
  • 株価:1,076円
  • PER(会社予想):5.98倍

現在の株価はEPSを基準にすると割安である。

7. テクニカル分析

株価推移を参照して、現在の株価が高値圏か安値圏か:

  • 50日移動平均線:1,051.20円
  • 200日移動平均線:1,110.62円
  • 現在の株価は200日移動平均線より低いため、安値圏にあると判断される。

8. 財務諸表分析

売上、利益、キャッシュフロー、ROE、ROAなどの指標を評価:

  • 売上(過去12か月):13.39B円
  • 利益(過去12か月):1.07B円
  • キャッシュフロー(過去12か月):-7.3B円
  • ROE(過去12か月):2.86%
  • ROA(過去12か月):0.11%

過去数年分の傾向がわかる場合、比較する:

  • 過去3年間の売上高は減少傾向にある。

9. 株主還元と配当方針

配当利回りや配当性向の分析:

  • 配当利回り(会社予想):4.65%
  • 配当性向:65.21%

自社株買いなどの株主還元策:

自社株買いは行っていない。

10. 株価モメンタムと投資家関心

株価の直近の変動傾向(上昇・下降の勢い):

直近10日間の株価は横ばいからわずかに下降傾向にある。

株価への影響を与える要因:

金融情勢の変化、地域経済の回復状況、競合他社との競争状況など。

11. 総評

各分析結果を簡潔にまとめ、全体的な見解を整理:

東北銀行は地域密着型の銀行業務が主要な収益源であり、地域経済の回復に連動して収益が変動する。中小企業向け融資が重要であり、競合他社との競争が激化している。経営戦略は地域の活性化支援、脱炭素化支援、収益力の拡大、組織力の強化に焦点を当てている。技術革新は遅れがちだが、ITサービスの強化に力を入れている。株価はEPSを基準にすると割安であり、テクニカル分析では安値圏にある。財務面では売上高は減少傾向にあり、ROEとROAは低水準。株主還元は安定した配当を維持している。全体的に地域経済の回復に連動する銀行株であり、地域経済の回復が株価にプラスの影響を与える可能性がある。


企業情報

銘柄コード 8349
企業名 東北銀行
URL http://www.tohoku-bank.co.jp/
市場区分 スタンダード市場
業種 銀行 – 銀行業

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