概要
- 企業名: 東邦化学工業株式会社
- 事業内容: 界面活性剤、合成ゴム助剤、特殊溶剤、樹脂、化成品、スペシャリティーケミカルの製造販売
- 設立年月日: 1938年3月29日
- 代表者名: 中崎 龍雄
- 住所: 〒104-0044 東京都中央区明石町6-4 ニチレイ明石町ビル
- 従業員数: 870人
- 平均年齢: 40.0歳
- 平均年収: 6,520千円
業界内での競争優位性や課題
- 競争優位性: 幅広い製品ラインナップと高シェアを持つ合成ゴム助剤、特殊溶剤の市場で競争力を維持。
- 課題: 化学業界の厳しい状況や、原材料価格の上昇、人件費の増加などによるコスト増への対応。
経営陣が掲げるビジョンや戦略
- 中期経営計画: 「TOHO Step Up Plan 2027」を策定。売上高600億円、営業利益30億円、純資産額230億円、自己資本比率32.0%、ROE8.0%、1株当たり配当額30円を目標。
中期経営計画の具体的な施策や重点分野
- 売上高600億円: 主に電子情報産業用分野の拡大と新製品の開発による。
- 営業利益30億円: コスト削減と効率化の強化による。
- 純資産額230億円: 資本増強と自己資本比率の改善による。
収益モデルや市場ニーズの変化への適応力
- 持続可能性: 幅広い製品ラインナップと市場ニーズの変化に対応する能力が高い。特に電子情報産業用分野の成長が見込まれる。
技術開発の動向や独自性
- 技術革新: 電子情報産業用微細加工用樹脂の開発に注力。
- 独自性: 特許取得製品や独自技術による製品開発。
収益を牽引している製品やサービス
- 主力製品: 界面活性剤、合成ゴム助剤、特殊溶剤、樹脂、化成品、スペシャリティーケミカル。
EPSやBPSに基づく計算等を用いて、現在の株価との比較
- EPS（会社予想）: 54.69円
- BPS（実績）: 998.18円
- PER（会社予想）: 13.37倍
- PBR（実績）: 0.73倍
現在の株価との比較
- 株価: 731円
- PER: 13.37倍
- PBR: 0.73倍
- 業界平均PER: 15.9倍
- 業界平均PBR: 0.7倍
株価推移を参照して、現在の株価が高値圏か安値圏か
- 直近10日間の株価推移: 株価は710円から734円の間で変動しており、731円の株価は高値圏に近い。
売上、利益、キャッシュフロー、ROE、ROAなどの指標を評価
- 売上高: 53,613百万円（前期比6.0%増）
- 営業利益: 1,815百万円（前期比135.4%増）
- 経常利益: 1,753百万円（前期比135.8%増）
- 親会社株主に帰属する当期純利益: 1,543百万円（前期比182.4%増）
- ROE（実績）: 7.70%
- 自己資本比率（実績）: 30.9%
過去数年分の傾向がわかる場合、比較する
- 過去3年分の売上高: 40,649百万円、49,887百万円、55,361百万円
- 過去3年分の営業利益: 1,387百万円、1,345百万円、1,385百万円
配当利回りや配当性向の分析
- 配当利回り（会社予想）: 3.01%
- 1株配当（会社予想）: 22.00円
- 配当性向: 前期比で増加傾向。
自社株買いなどの株主還元策
- 自社株買い: 自己株口（1.51%）保有。
株価の直近の変動傾向（上昇・下降の勢い）
- 直近10日間の株価変動: 株価は上昇傾向にあり、710円から734円の間で変動。
株価への影響を与える要因など
- 影響要因: 業績の好調さ、新製品の開発、市場動向。
各分析結果を簡潔にまとめ、全体的な見解を整理
- 全体的な見解: 東邦化学工業は幅広い製品ラインナップと高い市場シェアを持ち、特に電子情報産業用分野の成長が見込まれる。中期経営計画も明確で、株価も高値圏に近い。財務面でも健全性があり、株主還元も積極的に行われている。ただし、市場動向やコスト増への対応が重要課題となる。
企業情報
| 銘柄コード | 4409 |
| 企業名 | 東邦化学工業 |
| URL | http://www.toho-chem.co.jp/ |
| 市場区分 | スタンダード市場 |
| 業種 | 素材・化学 – 化学 |
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