オービック (証券コード: 4684) 株価分析 (2024年12月17日時点)
# 現在の株価の評価
– 株価: 4813.0円
– EPS (会社予想): 143.22円 -> PER (株価 / EPS): 33.61倍
– BPS (実績): 937.94円 -> PBR (株価 / BPS): 5.13倍
10月1日に1:5の株式分割が行われているため、EPS、配当金は分割後の数値であることに注意。
# テクニカル分析
– 株価は年初来高値 (5,400円) より低く、年初来安値 (3,957円) より高い水準。
– 50日移動平均線 (4957.78円) を下回り、200日移動平均線 (4604.38円) を上回っている。
– 直近の株価は下落傾向にある。
# 財務諸表分析
– 売上高、営業利益、経常利益、純利益は過去数年間増加傾向。
– 自己資本比率が高く (86.3%)、財務基盤は安定している。
– 営業キャッシュフローもプラスで、安定したキャッシュフローを生み出している。
– 利益率、ROA、ROEも高く、収益性は良好。
# 業界のポジションと市場シェア
– 中小・中堅企業向けERP市場で首位。大企業向け市場にも進出している。
– 独立系SIerとしての強みを持つ。
# 経営戦略と重点分野
– 主力製品「OBIC7シリーズ」の販売強化。
– クラウドソリューションを中心としたサービス提供の拡大。
– 大手・中堅企業への新規顧客開拓。
# 事業モデルの持続可能性
– 企業のDX推進を背景としたシステム更新投資需要の高まりは、事業の追い風となっている。
– クラウドサービスのニーズの高まりも事業機会となる。
– しかし、海外景気の下振れリスクや金融資本市場の変動はリスク要因。
# 技術革新と主力製品
– 主力製品は統合業務ソフトウェア「OBIC7シリーズ」。
– クラウドソリューションの提供にも力を入れている。
# 株主還元と配当方針
– 配当利回り (会社予想): 1.33%
– 1株配当 (会社予想): 64.00円 (分割後換算)
– 安定的な配当を実施している。
# 株価モメンタムと投資家関心
– 直近の株価は下落傾向。
– 信用買残は減少傾向、信用売残は増加傾向。
# 総評
オービックは、安定した財務基盤と高い収益性を誇る企業。 中小企業向けERP市場での強固なポジションと、大企業向け市場への進出、クラウドサービスへの注力など、成長に向けた戦略を推進している。ただし、マクロ経済のリスクや競争環境の変化には注意が必要。
企業情報
| 銘柄コード | 4684 |
| 企業名 | オービック |
| URL | http://www.obic.co.jp/ |
| 市場区分 | プライム市場 |
| 業種 | 情報通信・サービスその他 – 情報・通信業 |
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