1. 企業情報

事業内容:

ぐるなびは、飲食店情報サイト「ぐるなび」を運営し、主に飲食店からの課金収入(販促支援料)を収益源としています。PC・スマートフォンを通じた飲食店検索・予約サービスのほか、予約台帳などの業務支援、飲食店向けのPR・マーケティング支援、福利厚生サービス、外食関連の調査・情報サービスも展開。楽天グループとの資本・業務提携を強化しており、楽天Gが大株主です。

2. 業界のポジションと市場シェア

業界内ポジション:

ぐるなびは「食べログ」「ホットペッパーグルメ」などと並ぶ国内大手グルメサイトの一角です。かつては業界トップクラスのシェアを誇りましたが、近年は競合の台頭や飲食店の自社集客強化、Googleマップ等の新たな集客チャネルの普及により、シェア維持に課題を抱えています。

競争優位性・課題:

  • 長年のブランド力と飲食店ネットワーク
  • 楽天グループとの連携による集客力
  • 競合サービスとの機能・集客力での差別化が課題
  • 広告依存からの脱却、ストック型サービスへの転換が進行中

3. 経営戦略と重点分野

ビジョン・戦略:

  • 飲食店の販促支援から業務支援までを一貫して提供し、ストック型収益の拡大を目指す
  • 楽天グループとの連携強化による新規顧客獲得
  • DX推進による飲食店業務効率化支援

中期経営計画の重点分野:

  • ストック型サービス(定額課金など)の拡大
  • データ活用による新規サービス開発
  • 飲食店向け業務支援ツールの普及

4. 事業モデルの持続可能性

収益モデル:

  • 主力は飲食店からの販促支援料(ストック型サービスが65%)
  • 業務支援ツールやスポット型サービス、プロモーション収入も展開

市場ニーズへの適応力:

  • 飲食店のDX化ニーズに対応し、業務支援領域を強化
  • 競合・外部環境の変化に対する柔軟なサービス開発が求められる

5. 技術革新と主力製品

技術開発の動向・独自性:

  • 飲食店向けの予約台帳、顧客管理、データ分析ツールなどの業務支援サービスを展開
  • 楽天グループとのデータ連携による新サービス創出

収益を牽引する主力サービス:

  • ぐるなびネット予約
  • 飲食店向け業務支援ツール(予約台帳等)

6. 株価の評価

  • 株価: 252.0円
  • EPS(会社予想): 4.15円
  • PER(会社予想): 60.72倍(業界平均17.0倍と比較して高水準)
  • BPS(実績): 87.34円
  • PBR(実績): 2.89倍(業界平均1.8倍と比較して高水準)

評価:

利益水準に対して株価は割高な水準。PBRも業界平均を上回っています。

7. テクニカル分析

  • 年初来高値: 357円
  • 年初来安値: 236円
  • 直近株価: 252円(安値圏に近い水準)
  • 50日移動平均: 266.48円
  • 200日移動平均: 296.95円
  • 直近10日間: 260円台から250円前後へ下落傾向

評価:

株価は年初来安値圏にあり、移動平均線を下回る状況が続いています。

8. 財務諸表分析

  • 売上高: 129億円(2024/3期)
  • 営業利益: -3.4億円(営業赤字が続くも赤字幅は縮小傾向)
  • 純利益: -3.6億円(過去数年赤字だが縮小傾向)
  • ROE: 3.82%
  • ROA: 1.46%
  • 自己資本比率: 44.3%
  • 営業キャッシュフロー: 9.2億円(プラス)
  • フリーキャッシュフロー: -3.8億円(マイナス)

比較:

2021年以降、売上はコロナ禍で減少後、横ばい~微減。赤字幅は縮小傾向。キャッシュフローは改善傾向ですが、依然としてフリーキャッシュフローはマイナス。

9. 株主還元と配当方針

  • 配当利回り: 0.00%(無配)
  • 配当性向: 0.00%
  • 自社株買い: 自己株式保有は0.83%(大規模な自社株買いは実施していない模様)

10. 株価モメンタムと投資家関心

  • 株価変動: 直近は下落傾向、年初来安値圏
  • 信用倍率: 9.80倍(信用買い残が多い状況)
  • 出来高: 直近10日間はやや減少傾向
  • 投資家関心: 大株主は楽天グループ(16.3%)、個人・機関投資家も一定数存在

影響要因:

  • 飲食業界の景気動向
  • 競合サービスの動向
  • 楽天グループとの連携強化
  • DX推進・業務支援サービス普及の進捗

11. 総評

ぐるなびは、飲食店向け情報サービスの老舗企業であり、長年のブランドとネットワークを有しています。コロナ禍以降は業績が厳しい状況が続いていますが、ストック型サービスや業務支援領域へのシフト、楽天グループとの連携強化など、収益構造の転換を進めています。
株価は年初来安値圏にあり、業績回復への期待と競争環境の厳しさが交錯する状況です。財務面では赤字幅縮小・キャッシュフロー改善がみられる一方、無配が継続しています。今後は新サービスの普及や業務効率化支援の進捗が注目されます。


企業情報

銘柄コード 2440
企業名 ぐるなび
URL http://www.gnavi.co.jp/company/
市場区分 プライム市場
業種 情報通信・サービスその他 – サービス業

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By シャーロット

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