決算説明：フロイント産業（6312）

2025年２月期 決算説明資料

基本情報

• 企業概要:
  • 企業名: フロイント産業株式会社
  • 主要事業分野: 機械事業、化成品事業
  • 代表者名: 代表取締役社長 伏島巖
• 説明会情報:
  • 開催日時: 2025年4月11日
  • 参加対象: 個人投資家向け
• 報告期間: 2025年2月期
• セグメント:
  • 機械部門: 造粒・コーティング装置等の製造販売
  • 化成品部門: 医薬品添加剤、食品品質保持剤等の製造販売

業績サマリー

• 主要指標 (2025/2月期):
  • 売上高: 23,397百万円 (前年同期比 +2.2%)
  • 営業利益: 1,201百万円 (前年同期比 -5.4%)
  • 経常利益: 1,219百万円 (前年同期比 -5.1%)
  • 当期純利益: 637百万円 (前年同期比 -16.7%)
  • 1株当たり純利益: 37.71円 (前年同期比 -17.0%)
  • ROE: 4.2%
• 進捗状況:
  • 売上高は業績予想に対して若干の未達
  • 営業利益は業績予想を9%超過達成
  • 期末受注残高は前年に続き過去最高を記録
• セグメント別状況:
  • 機械部門:
    • 売上高: 16,755百万円 (前年比 +3.7%)
    • フロイント産業: +27.2%
    • フロイント・ターボ: +0.1%
    • FREUND Inc.: -7.4%
    • FREUND S.r.l.: -40.5%
  • 化成品部門:
    • 売上高: 6,641百万円 (前年比 -1.6%)
    • 医薬品添加剤: +1.3%
    • 食品品質保持剤: -6.4%

業績の背景分析

• 業績概要:
  • 売上高は、国内機械事業の大幅増収により増加
  • 営業利益は、人件費増、新基幹システム更新に伴う費用により減少
• 増減要因:
  • 売上高: イタリア子会社の不調を国内機械事業の大幅増収により補う
  • 営業利益: 人件費増、新基幹システム更新に伴う費用、研究開発費の増加、海外展示会への3社共同出展、円安の影響など

戦略と施策

• 現在の戦略:
  • 第9次中期経営計画
    • 基盤事業の強化と拡大
    • 新製品・新事業開発
    • 経営基盤の強化
• 進行中の施策:
  • Freund S.r.l. のパウダーハンドリング装置の受注増加、Freund S.r.l. への技術指導などグループシナジーが加速
  • 国内機械部門のアフターサービス事業は好調に推移
  • 電池市場をはじめとした新たな事業領域の拡大が進展
  • 国内機械部門での新技術の活用や、連続生産システムの確立に引き続き取り組む
  • 化成品部門では新規直打用添加剤の開発を急ぐ
  • 人的資本経営の促進
  • 安定配当の実現

将来予測と見通し

• 業績予想 (2026/2月期):
  • 売上高: 24,500百万円 (+4.7%)
  • 営業利益: 1,500百万円 (+24.8%)
  • 経常利益: 1,500百万円 (+23.0%)
  • 当期純利益: 1,000百万円 (+56.8%)
  • 1株当たり純利益: 59.14円 (+56.8%)
  • ROE: 6.4%
  • 為替: 145.00円/ドル
• 中長期計画: 第9次中期経営計画
• マクロ経済の影響: 関税政策等に伴う世界的な貿易摩擦のさらなる激化により、業績に影響が出る可能性あり

配当と株主還元

• 配当方針: 長期的に安定した配当を維持
• 配当実績:
  • 2025年2月期: 25.0円 (普通配当20円+60周年記念配当5円)
• 特別配当: 60周年記念配当5円

製品やサービス

• 製品:
  • 機械部門: 造粒・コーティング装置など
  • 化成品部門: 医薬品添加剤、食品品質保持剤
• サービス:
  • 機械部門: アフターサービス事業

重要な注記

• リスク要因: 関税政策等に伴う世界的な貿易摩擦のさらなる激化
• その他:
  • 『資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた対応について』の公表は、昨今の情勢を踏まえ慎重な検討が必要と判断し発表を延期

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