1. 企業情報
企業名: 水道機工株式会社 (Suido Kiko Kaisha, Ltd.)
概要: 水道機工は、上水道、下水道、産業用水、廃水処理設備を製造、販売、メンテナンス・保守・運転管理を行う水処理会社です。主要製品には浄水設備、下水処理設備、自動制御装置などがあります。水処理プラントの設計・建設、水質検査分析、労働者派遣サービスなども提供しています。1936年設立、東京を本社とし、東レの子会社です。
事業内容:
- プラント建設
- O&M（運営・保守）
市場区分: スタンダード（内国株式）
17業種区分: 機械
33業種区分: 機械
住所: 〒156-0054 東京都世田谷区桜丘5-48-16
代表者名: 古川 徹
設立年月日: 1936年1月15日
従業員数: 629人
2. 業界のポジションと市場シェア
業界内での競争優位性:
水処理設備のパイオニアとして、上水道施設向け浄水処理設備が柱。官需依存度が高い。
課題:
サウジアラビア事業の撤退が課題。
3. 経営戦略と重点分野
経営陣が掲げるビジョンや戦略:
東レの子会社として、上水道施設向け浄水処理設備の拡大を推進。
中期経営計画の具体的な施策や重点分野:
プラント建設とO&Mの事業拡大、浄水場設備更新や下水施設建設、工場向け排水処理設備の大型契約の締結、メンテナンス案件の契約増加。
4. 事業モデルの持続可能性
収益モデルや市場ニーズの変化への適応力:
水処理設備の需要は施設の老朽化に伴う更新・修繕ニーズにより堅調に推移。
5. 技術革新と主力製品
技術開発の動向や独自性:
技術革新により高効率な浄水処理設備を提供。
収益を牽引している製品やサービス:
上水道施設向け浄水設備。
6. 株価の評価
EPSやBPSに基づく計算等を用いて、現在の株価との比較:
- EPS（会社予想）: 210.20
- BPS（実績）: 2,377.22
- PER（会社予想）: 9.22倍
現在の株価1,937円に対して、BPSベースでは約1,166円と高値圏。
7. テクニカル分析
株価推移を参照して、現在の株価が高値圏か安値圏か:
直近10日間の株価は1,924円から1,975円の間で推移しており、50日移動平均1,846.58円、200日移動平均1,778.23円を上回る高値圏。
8. 財務諸表分析
売上、利益、キャッシュフロー、ROE、ROAなどの指標を評価:
- 売上高: 前年同期比20.0%増
- 営業利益: 前年同期比228.7%増
- 経常利益: 前年同期比108.2%増
- 親会社株主に帰属する当期純利益: 前年同期比16.2%増
- ROE（実績）: 4.23%
- ROA（実績）: 3.69%
過去数年分の傾向がわかる場合、比較する:
売上高、営業利益、経常利益、純利益は増加傾向。
9. 株主還元と配当方針
配当利回りや配当性向の分析:
- 配当利回り（会社予想）: 2.84%
- 配当性向: 25.23%
自社株買いなどの株主還元策:
自社株買いの情報はなし。
10. 株価モメンタムと投資家関心
株価の直近の変動傾向（上昇・下降の勢い）:
直近10日間で株価は上昇傾向。
株価への影響を与える要因:
業績の好調さ、東レの子会社であることによる安定性。
11. 総評
各分析結果を簡潔にまとめ、全体的な見解を整理:
水道機工は水処理設備のパイオニアとして、上水道施設向け浄水処理設備の拡大を推進する東レの子会社です。業績は好調で、売上高、営業利益、経常利益、純利益は増加傾向にあり、ROE、ROAも健全です。株価は高値圏で推移しており、技術革新による収益モデルの持続可能性も高い。投資家は業績の好調さと東レの子会社であることによる安定性に注目しています。
企業情報
| 銘柄コード | 6403 |
| 企業名 | 水道機工 |
| URL | http://www.suiki.co.jp/ |
| 市場区分 | スタンダード市場 |
| 業種 | 機械 – 機械 |
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