1. 企業情報
企業名: 株式会社イントラスト
概要: イントラストは、家賃滞納保証や医療・介護費の保証サービス、不動産管理の業務受託など総合保証サービスを提供する企業です。2006年に設立され、東京に本社を置いています。
事業内容:
- 保証サービス（家賃債務保証、医療・介護費保証など）
- ソリューションサービス（SMSベースのソリューション、保険デスクサービスなど）
- 不動産管理業務受託
設立年月日: 2006年3月9日
代表者名: 桑原 豊
従業員数: 201人
平均年齢: 37.6歳
平均年収: 4,850千円
2. 業界のポジションと市場シェア
業界内での競争優位性や課題について:
- 競争優位性: イントラストは家賃債務保証において市場のリーダー的存在であり、その信頼性とサービスの質で競合他社との差別化を図っています。また、ソリューションサービスの拡大により、新たな収益源を確保しています。
- 課題: ソリューション事業の収益が減少している点は課題となっています。市場の動向や競合他社の動きに注意を払い、ソリューションサービスの再構築が求められます。
3. 経営戦略と重点分野
経営陣が掲げるビジョンや戦略:
- 保証事業の拡大とソリューションサービスの強化を目指しています。
- 不動産管理業務受託を通じた収益の多角化を推進しています。
中期経営計画の具体的な施策や重点分野:
- 保証事業の市場シェア拡大
- ソリューションサービスの品質向上と新規サービスの開発
- 不動産管理業務受託の拡大
4. 事業モデルの持続可能性
収益モデルや市場ニーズの変化への適応力など:
- イントラストの収益モデルは、保証サービスとソリューションサービスに依存しています。市場ニーズの変化に対応するため、新たなサービスの開発や既存サービスの改善に注力しています。
- 不動産管理業務受託は、市場の需要の増加が見込まれる分野であり、持続可能な収益源となっています。
5. 技術革新と主力製品
技術開発の動向や独自性:
- ソリューションサービスでは、SMSベースのソリューションが主力です。技術革新により、サービスの品質と効率性を高めています。
収益を牽引している製品やサービス:
- 家賃債務保証が主力で、ソリューションサービスも重要な収益源となっています。
6. 株価の評価
EPSやBPSに基づく計算等を用いて、現在の株価との比較など:
- 最新のDiluted EPSは58.74円です。株価は949円で、EPSを考慮すると、株価はやや高値圏にあります。
- PERは14.1と業界平均を上回っており、株価の割高感が感じられます。
7. テクニカル分析
株価推移を参照して、現在の株価が高値圏か安値圏か:
- 50日移動平均線は864.94円、200日移動平均線は798.57円です。現在の株価は200日移動平均線を上回っており、上昇トレンドにあります。
8. 財務諸表分析
売上、利益、キャッシュフロー、ROE、ROAなどの指標を評価:
- 売上高: 過去12か月で10.57B円、前年比17.80%増。
- 営業利益: 2,329百万円、前年比12.3%増。
- 経常利益: 2,345百万円、前年比13.3%増。
- 親会社株主に帰属する当期純利益: 1,360百万円、前年比10.8%増。
- ROE: 過去12か月で20.81%。
- ROA: 過去12か月で13.92%。
過去数年分の傾向がわかる場合、比較する:
- 売上高、営業利益、経常利益、純利益は全て増加傾向にあり、財務状況は改善しています。
9. 株主還元と配当方針
配当利回りや配当性向の分析:
- 前期の配当利回りは2.68%、配当性向は37.22%です。
- 配当性向は適度に抑えられており、株主還元と事業投資のバランスが取れています。
自社株買いなどの株主還元策:
- 自社株買いの情報は提供されていません。
10. 株価モメンタムと投資家関心
株価の直近の変動傾向（上昇・下降の勢い）:
- 直近10日間の株価は上昇トレンドにあり、特に6月19日に949円の高値を記録しました。
株価への影響を与える要因など:
- 業績の好調さとソリューションサービスの再構築による期待が株価上昇の要因となっています。
11. 総評
各分析結果を簡潔にまとめ、全体的な見解を整理:
- イントラストは保証サービスで市場シェアを拡大しており、ソリューションサービスの再構築に注力しています。財務状況は良好で、株価はやや高値圏にあります。テクニカル分析では上昇トレンドが続いており、投資家関心も高まっています。全体的に、イントラストは健全な成長が見込まれる企業です。
企業情報
| 銘柄コード | 7191 |
| 企業名 | イントラスト |
| URL | http://www.entrust-inc.jp/ |
| 市場区分 | スタンダード市場 |
| 業種 | 金融（除く銀行） – その他金融業 |
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