決算説明：イートアンドホールディングス（2882）

2025年２月期 決算説明資料

基本情報

• 企業概要:
  • 企業名: 株式会社イートアンドホールディングス
  • 主要事業分野: 飲食店経営および食品製造・販売
  • 代表者名: 文野 直樹（代表取締役会長）、仲田 浩康（代表取締役社長）
• 説明会情報:
  • 開催日時: 2025年4月11日
  • 参加対象: 個人投資家向け
• 報告期間: 2025年2月期
• セグメント:
  • 食品
  • 外食
  • EC事業
  • 海外事業

業績サマリー

• 主要指標:
  • 営業収益: 37,335百万円（前年同期比103.9%）
  • 営業利益: 1,090百万円（前年同期比102.9%）
  • 経常利益: 987百万円（前年同期比92.4%）
  • 純利益: 888百万円（親会社株主に帰属する当期純利益）
• 進捗状況:
• セグメント別状況:
  • 食品:
  • 売上高: 21,452百万円（前年同期比100.1%）
  • セグメント利益: 1,126百万円（前年同期比88.3%）
  • 利益率: 5.3%（△0.7pt）
  • 外食:
  • 売上高: 15,882百万円（前年同期比109.6%）
  • セグメント利益: 510百万円（前年同期比182.2%）
  • 利益率: 3.2%（+1.3pt）

業績の背景分析

• 業績概要:
  • 外食事業は既存店売上高の回復により増収増益。
  • 食品事業は、水餃子認知・売上拡大に伴い、冷凍餃子カテゴリー首位。
  • 海外展開の状況として、台湾で外食・食品事業ともに躍進。米国での外食事業展開へ向けて三菱食品(株)と合弁会社設立、2025年秋に1号店出店を目指す。
  • 2025年2月期は出火に伴う受取保険金(特別利益)1,606百万円、固定資産圧縮損(特別損失)910百万円を計上。
• 増減要因:
  • 外食事業: 既存店売上高の回復、新店寄与による利益回復。
  • 食品事業: 戦略投資(広告宣伝) 全国CMの出稿。
• 競争環境:
  • 冷凍餃子カテゴリーにおいて2年連続首位。
  • 中華カテゴリー市場におけるシェアは第2位(24.8%)。
• リスク要因:
  • 関東第一工場の出火

戦略と施策

• 現在の戦略:
  • 外食事業: セントラルキッチン(CK)活用と調理ロボ導入による店舗拡大の基盤構築。「R Baker」でも、CKを起点としたヒット商品の開発と展開。大阪王将創業55周年、新モデル店展開とメニューブラッシュアップによりブランディング強化。
  • 食品事業: 冷凍食品市場(中華カテゴリー)の伸長に対応。
  • 海外事業: 台湾における外食・食品事業の躍進。米国での外食事業展開へ向けて三菱食品(株)と合弁会社設立。
• 進行中の施策:
  • 西日本生産拠点として宮崎県都城市に九州工場建設、2026年冬稼働予定。
  • 2025年秋に米国1号店出店を目指す。
• セグメント別施策:
  • 食品事業:
  • 冷凍餃子カテゴリーにおいて高シェア維持。
  • 羽根つき餃子シリーズ全体の売上拡大。
  • 新商品、リニューアル品の投入。
  • 関東第一工場製造復旧。
  • 冷凍庫棟「関東 Logistics Base (KLB)」稼働。
  • 新工場(九州工場)の建設。
  • 外食事業:
  • 2026年2月期末のグループ店舗数は約500店舗を計画。
  • 新モデル店舗の展開。
  • 調理ロボ、床の自動洗浄、タッチパネルオーダーなどDX化を推進。
  • R Baker新モデル展開。
  • 萬龍の躍進。
  • ラーメン事業の展開。
  • 大阪・関西万博への出店。
  • 大阪王将定番品ブラッシュアップ。
  • 新ブランド「バーバーパーラー」を2025年3月札幌にオープン。
  • R Baker旗艦店オープン。
  • EC事業:
  • 大阪王将公式通販でのエンターテイメント企画。
  • eギフトサービス、365日配送の導入。
  • 海外事業:
  • 各国での出店拡大。
  • 台湾における両輪事業。
  • 海外での新業態展開。
  • 北米エリアに49期出店。

将来予測と見通し

• 業績予想:
  • 2026年2月期（連結）
  • 売上高: 40,000百万円（前年比107.1%）
  • 営業利益: 1,200百万円（前年比110.0%）
  • 経常利益: 1,150百万円（前年比116.5%）
  • 当期純利益: 525百万円（前年比59.1%）
  • 2026年2月期（セグメント別）
  • 食品:
  • 売上高: 22,900百万円（前年比106.7%）
  • セグメント利益: 1,244百万円（前年比110.5%）
  • 外食:
  • 売上高: 17,100百万円（前年比107.7%）
  • セグメント利益: 624百万円（前年比122.4%）
• 中長期計画:
  • 2026年2月期末のグループ店舗数は約500店舗を計画。
• マクロ経済の影響:
  • 原材料価格（キャベツ、米、畜肉等）の上昇。
  • 北米への投資。

配当と株主還元

• 配当方針:
  • 2026年2月期の年間配当金は、1株当たり15.00円を予定。
  • 前年に実施した記念配当を普通配当に織り込む。
• 配当実績:
  • 第2四半期: 7.50円
  • 期末: 7.50円
  • 年間: 15.00円
• 特別配当:
  • 前年実績（2025年2月期）: 15.50円（普通配当10.00円、記念配当5.50円）

製品やサービス

• 製品:
  • 主要製品: 冷凍餃子、羽根つき餃子、中華料理、ラーメン、ベーカリー商品
  • 新製品: 2025年春夏家庭用商品一覧、2025年の注目スイーツ“あげどら”
• サービス:
  • eギフトサービス
  • 365日配送
• 協業・提携:
  • 三菱食品(株)との合弁会社設立

重要な注記

• 会計方針:
  • 2025年2月期は出火に伴う受取保険金(特別利益)1,606百万円、固定資産圧縮損(特別損失)910百万円を計上。
• リスク要因:
  • 関東第一工場の出火
• その他:
  • 2025年1月に創業70周年を迎えた横濱たんめん発祥の店・「横濱一品香」。

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