1. 企業情報
モビルスは、コンタクトセンター向けのSaaSプロダクトを提供する企業です。主な製品として、有人チャットシステム「MOBI AGENT」、チャットボット「MOBI BOT」、音声ボットソリューション「MOBI VOICE」などがあります。これらの製品は、顧客サポートの効率化、顧客体験の向上を目指しています。
2. 業界のポジションと市場シェア
モビルスは、コンタクトセンター向けSaaS市場において、AI音声応答に強みを持つ企業として位置付けられています。サブスクリプション型の収益モデルと、直販とOEMの両方で展開する事業戦略が特徴です。
3. 経営戦略と重点分野
モビルスの経営戦略は、コンタクトセンター向けSaaS製品の提供を通じて、顧客の業務効率化と顧客体験の向上を支援することに重点を置いています。
4. 事業モデルの持続可能性
モビルスの収益モデルは、サブスクリプション収入が中心であり、安定した収益基盤を築く可能性があります。市場ニーズの変化に対しては、AI技術を活用した新製品の開発や、既存製品の機能強化を通じて、適応力を高めていくことが期待されます。
5. 技術革新と主力製品
モビルスは、AI技術を活用した音声ボットソリューション「MOBI VOICE」など、独自の技術開発を進めています。主力製品である「モビシリーズ」は、顧客の問い合わせ対応を自動化し、業務効率化に貢献しています。
6. 株価の評価
- 株価: 400円
- EPS（会社予想）: -0.85円
- PBR（実績）: 1.87倍
- PER（会社予想）: 算出不可（EPSがマイナスのため）
EPSがマイナスであるため、現時点ではPERを算出できません。PBRは1.87倍であり、業界平均PBRの3.5と比較すると、割安感があります。
7. テクニカル分析
直近10日間の株価推移を見ると、株価は400円近辺で推移しており、50日移動平均線（356.74円）と200日移動平均線（327.72円）を上回っています。年初来高値は419円、年初来安値は265円です。
8. 財務諸表分析
- 売上高: 過去12ヶ月で1,534百万円
- 営業利益: 過去12ヶ月で-352百万円
- 当期純利益: 過去12ヶ月で-731.7百万円
- ROE（実績）: -45.97%
売上高は増加傾向にあるものの、営業利益と当期純利益は赤字です。ROEもマイナスであり、収益性の改善が課題です。
9. 株主還元と配当方針
モビルスは、配当を実施していません。
* 配当利回り（会社予想）: 0.00%
* 1株配当（会社予想）: 0.00円
10. 株価モメンタムと投資家関心
直近の株価は、400円近辺で推移しており、大きな変動は見られません。出来高は低調であり、投資家の関心は高くない可能性があります。信用倍率は0.00倍であり、売り残が少ない状況です。
11. 総評
モビルスは、コンタクトセンター向けSaaS市場において、AI音声応答に強みを持つ企業です。しかし、直近の業績は赤字であり、収益性の改善が急務です。株価は、PERが算出できない状況であり、PBRは業界平均と比較して割安感があります。テクニカル面では、50日・200日移動平均線を上回っています。今後の株価動向を注視するためには、業績の回復と、株価への影響を与える要因（新製品の投入、市場の成長など）に注目する必要があります。
企業情報
| 銘柄コード | 4370 |
| 企業名 | モビルス |
| URL | https://mobilus.co.jp/ |
| 市場区分 | グロース市場 |
| 業種 | 情報通信・サービスその他 – 情報・通信業 |
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