1. 企業情報
- 事業内容: イメージ情報開発は、主にシステム開発を中心としたITソリューション事業を展開しています。SI（システムインテグレーション）の一括受注を強みとし、M&Aを通じて事業の多角化を進めています。具体的には、ITソリューション、BPO・サービスを提供しています。
- 特徴: イメージデータ処理から出発し、純粋持株会社化を経て多角的な事業展開を図っています。
2. 業界のポジションと市場シェア
- 業界: 情報通信・サービスその他、情報・通信業に属しています。
- 競争優位性: SIの一括受注を強みとしていますが、具体的な市場シェアや競合との比較に関する情報は、今回のデータからは明確に読み取れません。
- 課題: 継続企業の前提に関する重要な疑義が生じさせる事象又は状況が引き続き存在しており、経営状況の改善が急務です。
3. 経営戦略と重点分野
- 経営ビジョン: 2025年3月期～2027年3月期の中期経営計画を策定し、事業規模の拡大、収益性の向上、継続的な成長を実現する事業モデルの確立、企業価値の向上と株主還元を目標としています。
- 重点分野:
- ITソリューション事業の拡大（M&Aによる事業規模拡大）
- BPO・サービス事業の強化
- 2026年3月期にはM&Aを含めた提携関係構築による企業価値の向上
4. 事業モデルの持続可能性
- 収益モデル: ITソリューション事業とBPO・サービス事業が主な収益源です。
- 市場ニーズへの適応力: デジタルトランスフォーメーション（DX）の進展に伴うIT投資増加の恩恵を受ける可能性があります。
- 課題: 過去12ヶ月の業績は赤字であり、継続企業の前提に関する疑義があるため、収益性の改善が急務です。
5. 技術革新と主力製品
- 技術開発: 具体的な技術開発の動向や独自性に関する情報は、今回のデータからは明確に読み取れません。
- 主力製品/サービス: ITソリューション、BPO・サービスが収益を牽引しています。
6. 株価の評価
- PER: (連)28.97倍 (業界平均: 66.2)
- PBR: (連)3.57倍 (業界平均: 3.5)
- EPS: (連)17.36
- BPS: (連)140.92
- 評価: PERは業界平均より低いですが、EPSが低く、PBRは業界平均とほぼ同等です。
7. テクニカル分析
- 株価推移:
- 直近10日間の株価は、500円近辺で推移しています。
- 年初来高値: 660円、年初来安値: 361円
- 50日移動平均: 480.40円、200日移動平均: 490.24円
- 判断: 株価は50日、200日移動平均を上回っており、上昇傾向にあると見られます。
8. 財務諸表分析
- 売上高: 過去12ヶ月で646百万円（前年比22.4%増）
- 営業利益: 過去12ヶ月で-70百万円（赤字）
- 当期純損失: 過去12ヶ月で-36百万円（赤字）
- ROE: (連)-11.59%
- ROA: -7.05%
- 自己資本比率: (連)46.4%
- 分析: 売上高は増加しているものの、営業損失、当期純損失を計上しており、収益性は低い状況です。ROE、ROAもマイナスであり、財務体質の改善が求められます。
9. 株主還元と配当方針
- 配当利回り: 0.00%
- 1株配当: 0.00円
- 配当性向: 0.00%
- 株主還元策: 配当は実施されていません。
10. 株価モメンタムと投資家関心
- 株価の変動: 直近10日間の株価は、500円近辺で小幅な変動が見られます。
- 出来高: 1日の平均出来高は2,840株と低調です。
- 信用取引: 信用買残は100,800株と多く、信用倍率は0.00倍と低い状況です。
- 株価への影響要因: 業績の改善、中期経営計画の進捗、M&Aによる事業拡大などが株価に影響を与える可能性があります。
11. 総評
イメージ情報開発は、ITソリューション事業を主軸とする企業です。売上高は増加していますが、赤字決算であり、継続企業の前提に関する疑義があるなど、財務状況は厳しい状況です。中期経営計画に基づき、事業規模の拡大、収益性の向上を目指していますが、今後の業績改善と、その実現性が重要なポイントとなります。株価は500円近辺で推移しており、テクニカル的には上昇傾向が見られますが、財務状況を考慮すると、投資には注意が必要です。
企業情報
| 銘柄コード | 3803 |
| 企業名 | イメージ情報開発 |
| URL | http://www.image-inf.co.jp/ |
| 市場区分 | グロース市場 |
| 業種 | 情報通信・サービスその他 – 情報・通信業 |
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