1. 企業情報
企業名: コスモ・バイオ株式会社
概要: コスモ・バイオは、世界的にライフサイエンス研究用バイオツールの製造、マーケティング、販売、輸出入を手掛ける企業です。抗体、タンパク質、生物学的活性物質、酵素、ペプチド、アミノ酸、化学物質、炭水化物、脂質、ウイルス成分、細菌、その他検査試薬、細胞および組織培養システム、遺伝子分析システム、研究機器、データ分析ソフトウェアなどを提供しています。また、薬物発見やカスタム研究サービス、臨床診断、委託サービス、カスタムペプチド合成、抗体生産なども提供しています。
設立年月日: 1983年8月25日
代表者名: 柴山 法彦
住所: 〒135-0016 東京都江東区東陽2-2-20
従業員数: 172人
平均年齢: 42.5歳
平均年収: 6,710千円
2. 業界のポジションと市場シェア
業界内での競争優位性や課題:
コスモ・バイオはライフサイエンス分野の研究用試薬や機器の専門商社として、多様な自社製品を提供しており、業界内での競争優位性を確立しています。しかし、市場環境や同業他社との価格競争は依然として厳しい状況です。
3. 経営戦略と重点分野
経営陣が掲げるビジョンや戦略:
コスモ・バイオはライフサイエンス領域の研究開発に資する多様な自社製品・商品・サービスの提供と、在庫の適正化及び迅速出荷を掲げています。
中期経営計画の具体的な施策や重点分野:
中期経営計画は3カ年計画の最終年度であり、ライフサイエンス関連事業の強化とグローバル展開を目指しています。
4. 事業モデルの持続可能性
収益モデルや市場ニーズの変化への適応力:
コスモ・バイオの事業モデルはライフサイエンス研究用試薬や機器の販売に依存しており、市場ニーズの変化に適応する能力が持続可能性に影響を与える可能性があります。
5. 技術革新と主力製品
技術開発の動向や独自性:
技術開発の具体的な動向は提供されていませんが、ライフサイエンス分野の研究開発に資する多様な自社製品を提供しているとされています。
収益を牽引している製品やサービス:
研究用試薬と機器が主力製品と見られます。
6. 株価の評価
EPSやBPSに基づく計算等を用いて、現在の株価との比較:
EPS（会社予想）: 75.30
BPS（実績）: 1,536.65
現在の株価: 1,163円
PER（会社予想）: 15.44倍
現在の株価はEPSを基準にすると割安な水準にあると評価できます。
7. テクニカル分析
株価推移を参照して、現在の株価が高値圏か安値圏か:
直近10日間の株価は1,150円から1,163円の間で推移しており、50日移動平均線（1,153.16円）と200日移動平均線（1,131.93円）を上回っており、株価は高値圏にあります。
8. 財務諸表分析
売上、利益、キャッシュフロー、ROE、ROAなどの指標を評価:
- 売上高（過去12か月）: 10.19B円
- 利益率: 2.39%
- ROE（過去12か月）: 2.63%
- ROA（過去12か月）: 1.55%
過去数年分の傾向としては、売上高は増加傾向にあり、利益率も安定しています。ROEとROAは比較的高い水準を維持しています。
9. 株主還元と配当方針
配当利回りや配当性向の分析:
配当利回り（会社予想）: 4.30%
配当性向: 110.99%（過剰配当の可能性あり）
自社株買いなどの株主還元策: 詳細な情報は提供されていません。
10. 株価モメンタムと投資家関心
株価の直近の変動傾向（上昇・下降の勢い）:
直近10日間の株価は横ばいから上昇傾向にあります。
株価への影響を与える要因: 業績予想の変更や市場動向、地政学的リスクなどが影響を与える可能性があります。
11. 総評
コスモ・バイオはライフサイエンス分野の研究用試薬や機器の専門商社として、多様な自社製品を提供しており、業界内での競争優位性を確立しています。中期経営計画はライフサイエンス関連事業の強化とグローバル展開を目指しています。株価は高値圏にあり、PERは業界平均より高めですが、配当性向が過剰配当の可能性を示しています。財務面では売上高と利益率が安定しており、ROEとROAも比較的高い水準を維持しています。市場動向や地政学的リスクに注意を払いながら、投資判断を行う必要があります。
企業情報
| 銘柄コード | 3386 |
| 企業名 | コスモ・バイオ |
| URL | http://www.cosmobio.co.jp/ |
| 市場区分 | スタンダード市場 |
| 業種 | 商社・卸売 – 卸売業 |
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