1. 企業情報
- 事業内容: 首都圏を中心に、多様なコンセプトレストラン、アミューズメント施設を展開。居酒屋、ビリヤード・ダーツバー、複合カフェ、ホテル、不動産事業も手掛ける。
- 特徴: 複数の事業を展開し、特に飲食・アミューズメント事業が収益の大部分を占める。
2. 業界のポジションと市場シェア
- 業界内でのポジション: 首都圏を中心に多角的な事業展開を行っており、特定のコンセプトに特化した店舗展開が特徴。
- 競争優位性: 開発力と多様な業態展開による顧客ニーズへの対応力。
- 課題: 飲食業界全体が直面する、人件費や原材料費の高騰、競争激化。
3. 経営戦略と重点分野
- 経営ビジョン: 2026年2月期を最終年度とする中期経営計画において、「連結売上高400億円」「連結営業利益40億円」「ROE20%以上」を目標としている。
- 重点分野:
- 飲食・アミューズメント事業の成長（需要回復、原価高騰対策、コスト削減、IPコンテンツ活用）。
- ホテル・不動産事業の成長（国内旅行需要への対応）。
4. 事業モデルの持続可能性
- 収益モデル: 飲食・アミューズメント事業を基盤とし、ホテル・不動産事業で収益の安定化を図る。
- 市場ニーズへの適応力: 多様な業態展開と、IPコンテンツ活用など、顧客ニーズの変化への対応を図っている。
- リスク: 飲食業界特有の、景気変動や競合激化の影響を受けやすい。
5. 技術革新と主力製品
- 技術開発の動向: 特に目立った技術革新に関する情報はなし。
- 主力製品/サービス: 多様なコンセプトの飲食店、アミューズメント施設、ホテル、不動産事業。
- 収益牽引: 飲食・アミューズメント事業が収益を牽引。
6. 株価の評価
- EPS (1株あたり当期純利益): 127.96円（過去12ヶ月）
- BPS (1株あたり純資産): 446.67円（直近四半期）
- PER (株価収益率): 11.25 (株価1440円 / EPS127.96円)
- PBR (株価純資産倍率): 3.22 (株価1440円 / BPS446.67円)
- 業界平均との比較:
- 業界平均PER: 21.3
- 業界平均PBR: 1.8
- DDグループのPERは業界平均より低く、PBRは高い。
7. テクニカル分析
- 株価推移: 直近10日間の株価は、1352円から1450円の間を変動。
- 現在の株価: 1440円。50日移動平均線（1319.08円）と200日移動平均線（1324.02円）を上回っており、上昇トレンドを示唆。
- 52週高値/安値: 1494円 / 1014円。現在の株価は52週高値に近づいている。
8. 財務諸表分析
- 売上高: 過去12ヶ月で385.78億円。前年比で増加傾向。
- 営業利益: 過去12ヶ月で37.38億円。前年比で増加。
- 当期純利益: 過去12ヶ月で23.97億円。前年同期比で減少。
- ROE (自己資本利益率): 25.87%（過去12ヶ月）
- ROA (総資産利益率): 7.19%（過去12ヶ月）
- キャッシュフロー: 営業活動によるキャッシュフローは増加。
- 自己資本比率: 25.8%
- 売上高営業利益率: 9.7%
9. 株主還元と配当方針
- 配当利回り: 0.00%（無配）
- 配当性向: 0.00%
- 自社株買い: 情報なし。
10. 株価モメンタムと投資家関心
- 株価の変動: 直近10日間で株価は上昇傾向。
- 株価への影響要因: 業績、中期経営計画の進捗、業界動向、市場全体の動向。
- 出来高: 54,300株（本日）
11. 総評
DDグループは、飲食・アミューズメント事業を基盤とし、多角的な事業展開を行っています。売上高と営業利益は増加傾向にあり、ROEも高い水準を維持していますが、当期純利益は減少しています。株価は上昇トレンドにあり、PERは業界平均より低いものの、PBRは高い水準です。財務状況は安定していますが、配当は実施されていません。今後の成長には、中期経営計画の達成、コスト管理、競争激化への対応が重要となります。
企業情報
| 銘柄コード | 3073 |
| 企業名 | DDグループ |
| URL | https://www.dd-grp.com/ |
| 市場区分 | プライム市場 |
| 業種 | 小売 – 小売業 |
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