1. 企業情報
企業名: 上村工業株式会社 (C.Uyemura & Co.,Ltd.)
概要:
上村工業は、めっき用化学品、産業用化学品、非鉄金属、その他製品の研究、開発、製造、販売を行っている企業です。主に4つの事業セグメントで事業を展開しており、表面処理用資材、表面処理用機械、めっき加工、不動産賃貸事業を行っています。特に、めっき用化学品と機械装置で首位に立ち、海外工場での加工も行っています。
設立: 1933年12月3日
本社: 大阪市中央区道修町3-2-6
代表者: 上村 寛也 (代表取締役社長)
従業員数: 1,552人
業界: 素材・化学
2. 業界のポジションと市場シェア
業界内での競争優位性:
上村工業は、めっき用化学品と機械装置において首位に位置しています。特に、微細な部品のめっきや先端分野では国内基軸となっています。
市場シェア:
めっき用化学品の市場シェアは首位であり、機械装置、加工も強みとしています。
3. 経営戦略と重点分野
経営陣のビジョンと戦略:
経営陣は、収益力向上を目指し、高付加価値製品の開発と提案、拡販活動に注力しています。
中期経営計画:
高付加価値製品の開発と提案、拡販活動に注力し、収益力向上を目指す。
4. 事業モデルの持続可能性
収益モデル:
主にめっき用化学品、機械装置、加工、不動産賃貸を通じた収益モデル。
市場ニーズへの適応力:
エレクトロニクス市場のAI関連分野を中心に先端パッケージ基板の需要拡大に対応。
5. 技術革新と主力製品
技術開発の動向:
先端分野における技術革新に注力。
主力製品:
めっき用化学品、機械装置、加工製品。
6. 株価の評価
EPS（会社予想）: 647.83円
BPS（実績）: 6,578.64円
PER（会社予想）: 13.71倍
PBR（実績）: 1.35倍
株価との比較:
現在の株価8,880円に対して、PERは13.71倍と、業界平均PER15.9倍より低い。
7. テクニカル分析
株価推移:
直近10日間の株価は、8,880円から9,140円の間で変動しており、高値圏にあり。
移動平均線:
50日移動平均線9,114.20円、200日移動平均線10,305.90円。
8. 財務諸表分析
売上、利益、キャッシュフローなどの指標:
- 売上高（過去12か月）: 83.84B円
- 利益率: 16.79%
- 営業利益率: 22.5%
- ROE（過去12か月）: 14.16%
- ROA（過去12か月）: 9.46%
- キャッシュフロー: 営業活動によるキャッシュ・フロー19,203百万円
過去数年分の傾向:
売上高、営業利益、経常利益、純利益が増加傾向。
9. 株主還元と配当方針
配当利回り（会社予想）: 2.59%
配当性向: 32.08%
自社株買い: なし
10. 株価モメンタムと投資家関心
株価の直近の変動傾向:
直近10日間で高値圏にあり、上昇傾向。
株価への影響を与える要因:
業績予想、市場動向、競合他社との比較。
11. 総評
各分析結果のまとめ:
上村工業は、めっき用化学品と機械装置において首位に位置し、収益力向上を目指す経営戦略を掲げています。財務面では、売上高、利益率が増加傾向にあり、ROE、ROAも健全です。株価はPERが業界平均より低いため、割安評価と見なせる可能性があります。直近の株価は高値圏にあり、上昇傾向です。
全体的な見解:
上村工業は、技術革新と市場ニーズへの適応力が強みであり、収益力向上を目指す経営戦略が効果を上げていると判断できます。株価は割安評価となっており、将来の業績予想も好調です。投資機会としては注視価値があります。
企業情報
| 銘柄コード | 4966 |
| 企業名 | 上村工業 |
| URL | http://www.uyemura.co.jp/ |
| 市場区分 | スタンダード市場 |
| 業種 | 素材・化学 – 化学 |
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