決算説明：ヨシムラ・フード・ホールディングス（2884）

（訂正）「2025年２月期決算説明及び中期経営計画」の一部訂正に関するお知らせ

基本情報

• 企業概要:
  • 企業名: 株式会社ヨシムラ・フード・ホールディングス
  • 主要事業分野: 中小食品企業のM&Aを通じたグループ化・支援
  • 代表者名: 代表取締役CEO 吉村 元久
• 説明会情報:
  • 開催日時: 2025年5月2日
  • 参加対象: 個人投資家向け
• 説明者:
  • 発表者: 取締役CFO 安東 俊
  • 発言概要: 2025年2月期決算説明及び中期経営計画に関する一部訂正について説明
• 報告期間: 2025年2月期
• セグメント:
  • 製造事業セグメント:
    • 概要: ワイエスフーズ（マタツ水産、清藤水産を含む）、マルキチ、楽陽食品、Pacific Sorby、NKR、オーブン、その他（17社）
  • 販売事業セグメント:
    • 概要: ヨシムラ・フード、Sin Hin、その他（2社）
  • その他事業セグメント:

業績サマリー

• 主要指標:
  • 売上高: 581億円（前期比+16.7%）
  • 営業利益: 41億円（前期比+75.8%）
  • 経常利益: 42.5億円（前期比+42.2%）
  • 当期純利益: 18.61億円（前期比+79.5%）
  • EBITDA: 66億円（前期比+54.4%）
• 進捗状況:
  • 2025年2月期において、売上高、営業利益、EBITDAともに2期連続で過去最高を更新
• セグメント別状況:
  • 製造事業セグメント: 売上高476.49億円（前期比+19.4%）
  • 販売事業セグメント: 売上高99.91億円（前期比+7.9%）
  • その他事業セグメント: 売上高4.68億円（前期比-21.7%）

業績の背景分析

• 業績概要:
  • 売上高は前期比16.7%増、営業利益は75.8%増と大幅な増収増益を達成
  • 2025年2月期4Q単体営業利益は、ホタテの販売単価が上昇したこと等により前年同期と同水準以上となった
• 増減要因:
  • 売上高増加要因:
    • ワイエスフーズグループ（ワイエスフーズ、マタツ水産、清藤水産、ワイエス海商）の連結
    • 既存企業のオーガニックな成長
    • 国内事業: 製造事業における低単価商品の販売好調、ホタテの販売単価上昇
    • 海外事業: シンガポールにおけるホタテ販売強化、取扱商品の増加
  • 営業利益増加要因:
    • ワイエスフーズグループの連結
    • ホタテ販売価格の回復
  • 営業利益減少要因:
    • ホタテ以外の企業における原材料価格高騰、競争環境悪化
    • シンガポールにおける販売単価下落
  • 特別損失:
    • のれんの減損損失7.6億円（JSTT Singapore Pte. Ltd.の株式取得に伴うもの）
• 競争環境:
  • M&Aに対する理解浸透により売却ニーズが増加
  • M&A案件紹介件数は増加傾向
• リスク要因:
  • JSTT Singapore Pte. Ltd.の株式取得に伴うのれんの減損
  • アメリカの関税政策の不透明さ
  • ホタテの仕入価格及び販売価格の変動

戦略と施策

• 現在の戦略:
  • 中小食品企業のM&Aを通じて社会課題に対する解決策を提供
  • 「中小食品企業のグローバルプロデューサー」を目指す
  • 2つのM&A戦略（ロールアップ戦略、ニッチ戦略）と2つの成長支援（オーガニック成長、海外展開）を柱に中長期的な成長を目指す
• 進行中の施策:
  • 東京電力への賠償金請求の進捗（ワイエスフーズ及びマタツ水産が賠償金の一部を受領）
  • インサイダー取引再発防止の取り組み（規程の改訂、教育・情報管理・監査体制の強化）
  • 株式会社オーブンと株式会社細川食品の合併
• セグメント別施策:

将来予測と見通し

• 業績予想:
  • 2026年2月期:
    • 売上高: 607億円～637億円（前期比+4.5%～+9.6%）
    • 営業利益: 30億円～40億円（前期比-27.9%～+3.9%）
    • 経常利益: 29億円～39億円（前期比-31.8%～+8.3%）
    • 親会社株主に帰属する当期純利益: 11.2億円～15.8億円（前期比-39.8%～-15.1%）
    • EBITDA: 55.7億円～65.7億円（前期比-15.9%～+0.9%）
  • 業績見通しは、アメリカの関税政策の不透明さに加え、ホタテの仕入価格及び販売価格の変動が予測しづらいことから、幅を持たせて設定
• 中長期計画:
  • 2030年2月期:
    • 売上高: 1,150億円
    • 営業利益: 80億円
    • EBITDA: 120億円
    • ROE: 20%以上
• マクロ経済の影響:

配当と株主還元

• 配当方針:
  • M&A及びオーガニックな成長により利益を増加し、株価を上げることで株主の皆様へ還元する
  • 事業から生み出されるキャッシュフローは、引き続きM&Aをはじめとした成長投資へ配分
  • 株主優待を活用したファン株主の創出
  • 成長のステージに応じて自社株買いや配当を検討
• 配当実績:
• 特別配当:

製品やサービス

• 製品:
  • 主要製品: シウマイ、餃子、冷凍かきフライ、高級和菓子店で使用される栗製品、水産加工品、ふりかけ、ラーメン、冷凍食品、弁当、惣菜など
  • 販売状況: 売上高の状況（セグメント別）を参照
• サービス:
  • 中小企業支援プラットフォーム
• 協業・提携:
  • 国分グループとの協業（商品開発・販売、購買・物流、情報共有）
  • 提携先との協業（P&E DIRECTIONS、東京大学大学院農学生命科学研究科（八木研究室）、ONESTORY、KOKUBU）

重要な注記

• 会計方針:
  • 2025年2月期第1四半期連結会計期間及び第3四半期連結会計期間において、企業結合に係る暫定的な会計処理の確定を行っており、2024年2月期及び2025年2月期に係る各数値については、暫定的な会計処理の確定の内容を反映
  • 2025年1月10日付で公表いたしました「営業外収益(補助金収入)の計上に関するお知らせ」における株式会社マルキチの補助金収入は、営業外収益ではなく、特別利益として計上
• リスク要因:
  • のれんの減損損失
  • アメリカの関税政策の不透明さ
  • ホタテの仕入価格及び販売価格の変動
• その他:
  • 2025年2月期決算の一部訂正に関するお知らせ
  • 株式会社オーブンと株式会社細川食品の合併

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