1. 企業情報
- 企業名: 香陵住販株式会社 (Koryojyuhan Co., Ltd.)
- 概要: 日本における不動産会社。賃貸事業、不動産管理、投資用不動産開発、不動産売買仲介、コインパーキング、不動産コンサルティング、太陽光発電施設サービスなどを提供。
- 事業内容: 不動産流通事業、不動産管理事業
- 設立年月日: 1981年10月5日
- 本社所在地: 〒310-0021 茨城県水戸市南町2-4-33
- 代表者: 金子哲広（代表取締役社長）
- 従業員数: 234人
- 平均年齢: 39.4歳
- 平均年収: 5,850千円
2. 業界のポジションと市場シェア
- 業界: 不動産サービス
- 業界内での競争優位性: 茨城県を中心に事業を展開し、地域密着型のサービスを提供。自社企画による投資用不動産開発も強み。
- 課題: 不動産業界全体の不確実性（地政学的リスク、原材料価格高騰、為替変動）に影響される可能性がある。
3. 経営戦略と重点分野
- 経営陣のビジョン: 中期経営計画「KORYO2027」に向けた取り組みを進めている。
- 中期経営計画の具体的な施策:
- 不動産流通事業: 自社企画投資用不動産の販売、仲介事業の強化。
- 不動産管理事業: 安定的な収益基盤の維持、賃貸管理物件の新規獲得。
4. 事業モデルの持続可能性
- 収益モデル: 不動産流通、不動産管理、投資用不動産開発、不動産コンサルティング、コインパーキング、太陽光発電施設サービスなど多角化。
- 市場ニーズへの適応力: 住宅着工戸数の増加に対応した不動産流通事業の強化。
5. 技術革新と主力製品
- 技術開発の動向: 太陽光発電施設サービスの提供。
- 収益を牽引している製品やサービス: 不動産流通事業、不動産管理事業が主力。
6. 株価の評価
- 株価: 2,224円
- EPS（会社予想）: 358.46円
- BPS（実績）: 2,180.48円
- PER（会社予想）: 6.20倍
- PBR（実績）: 1.02倍
- 配当利回り（会社予想）: 2.43%
- 現在の株価と比較: PERは業界平均の11.3倍より低い。PBRは業界平均の0.9倍より低い。
7. テクニカル分析
- 株価推移: 直近10日間の株価は2,144円から2,312円の間で変動。直近の50日移動平均は1,868.30円、200日移動平均は1,668.63円。
- 高値圏/安値圏: 52週高値は2,312円、52週安値は1,359円。現在の株価は52週高値に近い。
8. 財務諸表分析
- 売上高: 過去12か月で112億円（前年同期比39.50%増）
- 利益: 営業利益10億円（前年同期比11.14%増）、経常利益10億円（前年同期比18.8%増）、親会社株主に帰属する中間純利益7億9530万円（前年同期比61.5%増）
- ROE（過去12か月）: 18.43%
- ROA（過去12か月）: 4.54%
- キャッシュフロー: 営業活動によるキャッシュ・フロー1,483百万円、投資活動によるキャッシュ・フロー588百万円、財務活動によるキャッシュ・フロー-1,592百万円
9. 株主還元と配当方針
- 配当利回り（会社予想）: 2.43%
- 配当性向: 14.24%
- 自社株買い: なし
- 最近の配当: 第1四半期末 23.00円、第2四半期末 27.00円、期末 25.00円（2024年9月期）、予想 27.00円（2025年9月期）
10. 株価モメンタムと投資家関心
- 株価の直近変動傾向: 直近10日間で2,144円から2,312円の間で変動。上昇傾向。
- 株価への影響を与える要因: 不動産業界の動向、地政学的リスク、原材料価格高騰、為替変動。
11. 総評
香陵住販株式会社は茨城県を中心に不動産サービスを提供する企業で、不動産流通、不動産管理、投資用不動産開発など多角化した事業を展開している。業界内での競争優位性は地域密着型のサービスと自社企画による投資用不動産開発にある。中期経営計画「KORYO2027」に向けて、不動産流通事業と不動産管理事業の強化を掲げている。財務面ではROEとROAが高い水準を維持しており、株価も52週高値に近い。しかし、不動産業界の不確実性に影響される可能性があるため、投資判断には注意が必要である。
企業情報
| 銘柄コード | 3495 |
| 企業名 | 香陵住販 |
| URL | https://www.koryo-j.co.jp/ |
| 市場区分 | スタンダード市場 |
| 業種 | 不動産 – 不動産業 |
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