東京個別指導学院 (4745) 分析レポート (2024年12月19日 07:42時点)
銘柄コード: 4745
株価: 360.0円
現在の株価の評価
- EPSに基づく評価: 会社予想EPS (連結) 13.94円を用いると、PERは25.82倍。
- BPSに基づく評価: BPS (連結) 147.17円を用いると、PBRは2.45倍。
- 業界比較: 業界平均PER15.0倍、PBR1.2倍と比較すると、PER、PBRともに割高感がある。
テクニカル分析
- 株価の位置: 株価360円は、年初来高値455円、年初来安値346円の間にある。
- 移動平均線との関係: 50日移動平均線 (395.12円)、200日移動平均線 (406.82円) を下回っており、短期・長期的に見て下落トレンドにある可能性がある。
財務諸表分析
- 売上高: 過去数年間、210億円～220億円台で推移しており、大きな変動はない。直近の四半期決算では前年同期比で微増となっている。
- 利益: 2022年2月期をピークに営業利益、純利益ともに減少傾向。コスト削減に取り組んでいるものの、人員確保や生徒獲得のための投資が利益を圧迫している可能性がある。
- 自己資本比率: 70%前後と高く、財務基盤は安定している。
業界のポジションと市場シェア
- 個別指導塾業界において、首都圏を中心に事業展開。市場シェアに関する具体的な数値は不明。
- ベネッセホールディングスの傘下企業であることが強み。
経営戦略と重点分野
- 個別指導事業の品質向上、生徒一人ひとりの目標達成・成果実現のための面談力・提案力の向上に注力。
- 大学受験生向け、高校受験生向けのサービス開発を推進。
事業モデルの持続可能性
- 少子化が進む中で、教育への投資意欲は依然として高い。個別指導塾の需要は一定程度見込めるものの、競争激化も懸念される。
- オンライン教育の普及など、業界の動向に合わせた対応が必要。
技術革新と主力製品
- 主力製品は個別指導塾サービス。科学実験教室、文章教室なども展開。
- 技術革新については情報がないため、不明。
株主還元と配当方針
- 2025年2月期年間配当予想は12.00円。配当利回りは3.33%。
- 過去の配当実績を考慮すると、安定的な配当を期待できる可能性がある。
株価モメンタムと投資家関心
- 直近の株価は下落傾向。信用買残は増加傾向にある一方、信用売残は減少傾向。
総評
東京個別指導学院は、安定した財務基盤を持つ教育サービス企業。少子化という課題を抱える中で、個別指導の需要を取り込みながら業績を維持している。しかし、利益率の低下傾向や業界平均PER、PBRとの乖離は懸念材料。今後の業績動向、教育業界の変化への対応、株主還元策などを注視していく必要がある。
企業情報
| 銘柄コード | 4745 |
| 企業名 | 東京個別指導学院 |
| URL | http://www.kobetsu.co.jp/ |
| 市場区分 | スタンダード市場 |
| 業種 | 情報通信・サービスその他 – サービス業 |
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