1. 企業情報
- 事業内容: 静岡県を地盤とするホームセンター大手。住宅関連商品を中心に、建築資材、園芸用品、DIY用品などを販売。近年は建築専門店の強化も行っている。
- 特徴: 静岡県を中心に愛知、神奈川にも店舗を展開。DCMホールディングスによる完全子会社化が決定しており、2025年8月28日に上場廃止予定。
2. 業界のポジションと市場シェア
- 業界内でのポジション: 静岡県を基盤とする地域密着型のホームセンターとして一定のシェアを確立。
- 競争優位性: 地域密着型の店舗展開による顧客ニーズへの対応力。
- 課題: 大手ホームセンターとの競争激化、原材料価格高騰の影響、DCMホールディングスによる完全子会社化。
3. 経営戦略と重点分野
- 経営ビジョン: 「共に学び共に成長する 繋がる全ての人に幸せを創造する企業」を目指す。
- 中期経営計画: 「3つの進化（伸化、深化、新化）」をスローガンに、収益力向上、集客力強化、働き方改革を推進。
- 地域に根差した品揃えの最適化と専門店事業の推進
- 事業間連携体制の強化と買物環境の向上
- 電子化やWEB化による業務効率化と労働環境の改善
- その他: DCMホールディングスによる完全子会社化に伴い、今後の経営戦略は変更される可能性がある。
4. 事業モデルの持続可能性
- 収益モデル: 住宅関連商品を中心としたホームセンター事業。
- 市場ニーズへの適応力: 地域密着型の店舗展開と顧客ニーズへの対応。
- 懸念点: 大手ホームセンターとの競争激化、原材料価格高騰の影響。
5. 技術革新と主力製品
- 技術開発の動向: 特筆すべき技術革新に関する情報はなし。
- 主力製品: 住宅関連商品、建築資材、園芸用品、DIY用品など。
6. 株価の評価
- PER: 算出不可（会社予想EPSがマイナス）
- PBR: 0.84倍（実績）
- EPS: 算出不可（会社予想EPSがマイナス）
- BPS: 1,321.99円（実績）
- 株価: 1,106.0円
- 評価: PBRから見て、割安感がある。ただし、業績悪化によりPERは算出不可。
7. テクニカル分析
- 株価推移: 直近10日間の株価は上昇傾向。年初来高値1,150円に接近。
- 現在の株価: 1,106円。年初来高値に近く、高値圏にある。
- 移動平均線: 50日移動平均線1021.56円、200日移動平均線889.40円。
8. 財務諸表分析
- 売上高: 2025年3月期は332.28億円で、前期比-3.2%の減収。
- 営業利益: 2025年3月期は1.2億円で、前期比-41.5%の減益。
- 経常利益: 2025年3月期は-0.55億円で、赤字転落。
- 当期純利益: 2025年3月期は-0.48億円で、赤字。
- ROE: -0.52%
- ROA: 0.21%
- 自己資本比率: 25.9%
- キャッシュフロー: 営業CFは5.07億円でプラスを維持。
- 財務状況: 減収減益、赤字転落と業績は悪化。
9. 株主還元と配当方針
- 配当利回り: 0.91%（会社予想）
- 配当性向: 0.6%
- 自社株買い: 実施なし。
- その他: 2025年3月期の年間配当は7.5円。
10. 株価モメンタムと投資家関心
- 株価の変動: 直近10日間は上昇傾向。
- 株価への影響要因: 業績悪化、DCMホールディングスによる完全子会社化。
- 出来高: 300株と低調。
- 信用取引: 信用買残は増加、信用倍率は0.00倍。
11. 総評
エンチョーは、静岡県を地盤とするホームセンター。業績は減収減益、赤字転落と厳しい状況。DCMホールディングスによる完全子会社化が決定しており、2025年8月28日に上場廃止予定。株価は年初来高値に近く、テクニカル的には高値圏。PBRは割安感があるものの、業績悪化を考慮すると、今後の株価動向には注意が必要。
企業情報
| 銘柄コード | 8208 |
| 企業名 | エンチョー |
| URL | http://www.encho.co.jp/ |
| 市場区分 | スタンダード市場 |
| 業種 | 小売 – 小売業 |
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