1. 企業情報
企業名: 株式会社エプコ (EPCO Co.,Ltd.)
概要: エプコは日本の建設および設備関連の設計サービスを提供する企業です。主な事業内容は、水道給排水設備、電気設備、雨樋、住宅設備、エネルギー節約設備の設計サービスです。また、住宅管理サービスや住宅関連ビジネス向けのシステム開発ソリューションも提供しています。1990年に設立され、東京を本拠地としています。
事業内容:
– 再エネサービス: 25%
– メンテナンスサービス: 36%
– 設計サービス: 40%
市場区分: スタンダード(内国株式)
住所: 〒130-0012 東京都墨田区太平4-1-3 オリナスタワー
代表者名: 岩崎 辰之
設立年月日: 1992年6月1日
従業員数: 584人
平均年齢: 41.6歳
平均年収: 4,520千円
2. 業界のポジションと市場シェア
業界内での競争優位性や課題:
– 競争優位性: エプコは豊富な設計経験と専門知識を持ち、特に再エネサービスや住宅関連ビジネス向けのソリューションにおいて競争優位性があります。特に太陽光発電や蓄電池の設置工事、住宅関連のシステム開発業務が強みとなっています。
– 課題: 住宅市場の減少や新設住宅着工の減少による需要減少が課題となっています。
3. 経営戦略と重点分野
経営陣が掲げるビジョンや戦略:
– ミッション: 「住まいと暮らし、環境を支える」
– 重点分野: 再エネ領域、住宅領域、新規事業領域
中期経営計画の具体的な施策や重点分野:
– 再エネサービス: 太陽光発電、蓄電池の設置工事やパネル点検工事の請負を増加。
– メンテナンスサービス: 一部顧客との取引終了の影響に対処。
– 設計サービス: 太陽光関連システム開発業務の受託を増加。
4. 事業モデルの持続可能性
収益モデルや市場ニーズの変化への適応力:
– エプコの収益モデルは設計サービスとメンテナンスサービスに依存しています。再エネサービスの成長により、持続可能な収益源を確保しています。市場ニーズの変化に対応するため、新規事業領域の探索と再エネサービスの拡大を重点的に行っています。
5. 技術革新と主力製品
技術開発の動向や独自性:
– エプコは技術革新において、特に再エネサービス分野で技術開発を進めています。太陽光発電や蓄電池の設置工事、関連システム開発において独自性を持っています。
収益を牽引している製品やサービス:
– 主力製品は再エネサービス、特に太陽光発電と蓄電池の設置工事です。
6. 株価の評価
EPSやBPSに基づく計算等を用いて、現在の株価との比較:
– 予想EPS: 54.99円
– 実績BPS: 493.69円
– 現在の株価: 734円
– PER(会社予想): 13.35倍
7. テクニカル分析
株価推移を参照して、現在の株価が高値圏か安値圏か:
– 50日移動平均線: 722.28円
– 200日移動平均線: 744.15円
– 現在の株価は200日MAより高く、上昇トレンドにあると判断できます。
8. 財務諸表分析
売上、利益、キャッシュフロー、ROE、ROAなどの指標を評価:
– 売上高: 過去12か月で5.75B円、前年比10.3%増
– 利益率: 利益率6.28%
– ROE: 過去12か月で8.10%
– ROA: 過去12か月で3.50%
– キャッシュフロー: 四半期末の総キャッシュ1.71B円
過去数年分の傾向がわかる場合、比較する:
– 売上高は増加傾向にあり、利益率も上昇しています。
9. 株主還元と配当方針
配当利回りや配当性向の分析:
– 予想配当利回り: 4.36%
– 予想配当性向: 87.48%
自社株買いなどの株主還元策:
– 自社株買いの情報は提供されていません。
10. 株価モメンタムと投資家関心
株価の直近の変動傾向(上昇・下降の勢い):
– 直近10日間の株価は上昇トレンドにあり、特に7月1日以降上昇しています。
株価への影響を与える要因:
– 業績予想の変更や市場動向、競合状況などが影響を与える可能性があります。
11. 総評
各分析結果を簡潔にまとめ、全体的な見解を整理:
– エプコは設計サービスと再エネサービスを主力とする企業で、特に再エネサービスが成長分野となっています。経営戦略は再エネサービスの拡大と新規事業の探索に重点を置いており、持続可能な成長が見込めます。財務面では健全なROEとROAを維持しており、株主還元も積極的に行っています。テクニカル分析では上昇トレンドが確認でき、株価は200日MAより高く、投資家関心も高まっています。全体的に、エプコは健全な財務基盤と成長戦略を持ち、将来性は高いと評価できます。
企業情報
銘柄コード | 2311 |
企業名 | エプコ |
URL | http://www.epco.co.jp/ |
市場区分 | スタンダード市場 |
業種 | 情報通信・サービスその他 – サービス業 |
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