1. 企業情報
フェイスネットワークは、東京23区の城南エリアを中心に、投資用賃貸マンションの開発・販売・管理を行う不動産会社です。主な事業は、RC（鉄筋コンクリート）造の1棟売りマンションの企画・開発であり、土地の仕入れから設計・施工、その後の管理までを一貫して手掛けています。
2. 業界のポジションと市場シェア
フェイスネットワークは、投資用RCマンションに特化することで、ニッチ市場において一定の地位を確立しています。東京の城南エリアという、不動産需要の高い地域に特化している点も強みです。
競争優位性:
- 都心部の好立地への特化
- 開発から管理までの一貫体制
- 高利回り物件の提供
課題:
- 不動産市況の変動リスク
- 金利上昇による影響
- 競合他社との差別化
3. 経営戦略と重点分野
フェイスネットワークの経営戦略は、都心部の優良物件への投資を継続し、事業規模の拡大を図ることです。
中期経営計画:
- 具体的な施策や重点分野については、開示情報が限られているため、詳細な分析はできません。
4. 事業モデルの持続可能性
フェイスネットワークの収益モデルは、投資用RCマンションの開発・販売であり、安定した需要が見込める都心部の不動産に特化しているため、一定の持続性があります。
市場ニーズの変化への適応力:
- 都心回帰の傾向や、賃貸需要の増加に対応できる物件を提供することで、市場ニーズの変化に対応しています。
5. 技術革新と主力製品
フェイスネットワークは、技術革新に関する具体的な情報開示は少ないですが、RC構造のマンション開発におけるノウハウを蓄積しています。
主力製品:
- 投資用RC賃貸マンション（1棟売り）
6. 株価の評価
- 株価: 2,189円
- PER（会社予想）: 6.36倍（業界平均：11.3倍）
- PBR（実績）: 2.21倍（業界平均：0.9倍）
- EPS（会社予想）: 344.23円
- BPS（実績）: 988.67円
- 配当利回り（会社予想）: 5.48%
PERは業界平均を下回っており、割安感があります。PBRは業界平均を上回っています。
7. テクニカル分析
- 年初来高値: 2,344円
- 年初来安値: 1,421円
- 直近10日間の株価: 2180円～2344円で推移しており、200日移動平均線（1824.45円）を大きく上回っています。
- 50日移動平均: 2072.74円
- 直近の株価は、年初来高値に近く、高値圏にあると判断できます。
8. 財務諸表分析
売上高: 過去12ヶ月で299億円と、前期比で大きく成長しています。
利益: 営業利益、経常利益、当期純利益ともに、過去数年で増加傾向にあります。
ROE（実績）: 32.21%と非常に高い水準です。
自己資本比率（実績）: 32.5%
9. 株主還元と配当方針
- 配当利回り（会社予想）: 5.48%と高水準です。
- 1株配当（会社予想）: 120.00円
- 配当性向: 35.13%
- 自社株買い: 82,800株
高い配当利回りは、投資家にとって魅力的な要素です。
10. 株価モメンタムと投資家関心
- 直近の株価変動: 2180円～2344円で推移しており、上昇基調です。
- 信用取引: 信用買残が多く、信用倍率は34.94倍と高い水準です。
- 株価への影響要因: 業績の好調さ、高い配当利回り、都心部の不動産需要などが株価を押し上げる要因となっています。
11. 総評
フェイスネットワークは、都心部の投資用RCマンションに特化し、高いROEと高い配当利回りを誇る企業です。業績も好調で、株価は上昇基調にあります。PERは割安感があり、今後の成長も期待できます。ただし、不動産市況の変動リスクや、金利上昇の影響には注意が必要です。
企業情報
| 銘柄コード | 3489 |
| 企業名 | フェイスネットワーク |
| URL | https://faithnetwork.co.jp/ |
| 市場区分 | スタンダード市場 |
| 業種 | 不動産 – 不動産業 |
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