1. 企業情報
事業内容
ネオジャパンは、グループウェア「desknet's NEO」を中心とした業務効率化ソフトウェアの開発・販売を主力とするIT企業です。クラウドサービスとパッケージ版の両方を展開し、企業・官公庁・教育機関・医療機関・自治体など幅広い顧客層を持ちます。その他、業務アプリ作成ツール「AppSuite」、ビジネスチャット「ChatLuck」、Webメール「Denbun」なども提供。システム開発サービスや海外展開も行っています。
2. 業界のポジションと市場シェア
競争優位性・課題
- グループウェア分野で国内大手の一角。
- クラウド・パッケージ双方の提供で顧客ニーズに幅広く対応。
- 競合にはサイボウズ、Google Workspace、Microsoft 365等が存在し、クラウド移行や機能面での競争が激化。
- 官公庁・自治体・教育分野での導入実績が強み。
- 海外展開はまだ限定的で、今後の成長余地。
3. 経営戦略と重点分野
- ビジョン/戦略: 「働き方改革」やDX(デジタルトランスフォーメーション)推進を背景に、業務効率化・コミュニケーション活性化を支援するソリューションを拡充。
- 中期経営計画・重点施策:
- クラウドサービスの拡大
- 主力製品の機能強化
- 技術開発投資
- 海外展開の強化(ASEAN中心)
- システム開発サービス事業の拡大
4. 事業モデルの持続可能性
- 収益モデル:
- ソフトウェアライセンス(パッケージ/クラウド)の販売・サブスクリプション収入
- システム開発サービスによる受託開発収入
- 市場ニーズ適応力:
- クラウドシフトやDXの流れに対応した製品開発
- 顧客の多様な業種・規模に対応可能
- SaaS型収益の拡大でストック型ビジネスを強化
5. 技術革新と主力製品
- 技術開発動向・独自性:
- desknet's NEOの機能拡充、セキュリティ強化
- AppSuiteによる業務アプリのノーコード作成
- 外部サービス連携やAPI拡充
- 収益牽引製品:
- desknet's NEO(グループウェア)
- AppSuite(業務アプリ作成ツール)
- ChatLuck(ビジネスチャット)
6. 株価の評価
- PER(会社予想): 16.56倍(業界平均23.2倍より割安感)
- PBR(実績): 3.83倍(業界平均2.3倍より高め)
- EPS(会社予想): 104.47円
- BPS(実績): 451.53円
- 株価(2025/7/4終値): 1,730円
- 理論株価(PER/EPSベース):
- 業界平均PER23.2×EPS104.47=約2,423円
- 現在株価は理論値より下回る
- PBRベース:
- 1,730円÷451.53円=約3.83倍(実績値通り)
7. テクニカル分析
- 株価推移:
- 直近10日間は下落傾向(高値1,922円→1,730円)
- 50日移動平均: 1,634.84円、200日移動平均: 1,707.73円
- 現在株価は200日移動平均をやや上回るが、年初来高値(1,922円)からは調整局面
- 52週高値2,174円、安値1,242円、現在は中間~やや高値圏
8. 財務諸表分析
- 売上・利益推移(過去3年)
- 売上高: 5,920百万円(2022年)→6,007百万円(2023年)→6,615百万円(2024年)→7,263百万円(2025年予想)
- 営業利益: 1,247百万円(2022年)→1,241百万円(2023年)→1,296百万円(2024年)→1,951百万円(2025年予想)
- 純利益: 866百万円(2022年)→812百万円(2023年)→956百万円(2024年)→1,414百万円(2025年予想)
- いずれも安定した成長傾向
- 収益性指標
- ROE(実績): 22.38%
- ROA(実績): 16.21%
- 営業利益率: 32.26%
- 利益率・効率性ともに高水準
- 財務安全性
- 自己資本比率: 68.2%(第1四半期70.3%)
- 流動比率: 2.85
- 現預金保有高: 5,270百万円
- 財務基盤は堅固
9. 株主還元と配当方針
- 配当利回り(予想): 2.43%
- 1株配当(予想): 42円
- 配当性向: 36.3%(安定的な水準)
- 過去の増配傾向: 2025年期40円→2026年期予想42円
- 自社株買い: 自己株式保有あり(0.56%)、大規模な自社株買い実績は見られない
10. 株価モメンタムと投資家関心
- 直近の株価変動:
- 6月下旬~7月初旬にかけて下落基調
- 信用買残が減少傾向、信用倍率は9倍と高水準
- 出来高: 直近10日間平均2~5万株程度で安定
- 投資家構成:
- インサイダー(創業者・役員等)による保有比率が高い(67.75%)
- 機関投資家の保有は限定的(3.79%)
11. 総評
ネオジャパンは、グループウェア分野で国内有数の実績を持ち、クラウドシフトやDXの流れに乗って安定成長を続けています。財務基盤・収益性ともに堅調で、配当も増配傾向にあります。株価は業界平均PERと比較して割安感があり、PBRはやや高め。直近は株価調整局面ですが、業績・財務面では大きな問題は見られません。今後はクラウドサービス拡大と海外事業の成長が注目されます。
※本レポートは情報提供を目的としたものであり、投資判断を目的としたものではありません。
企業情報
銘柄コード | 3921 |
企業名 | ネオジャパン |
URL | http://www.neo.co.jp/ |
市場区分 | プライム市場 |
業種 | 情報通信・サービスその他 – 情報・通信業 |
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このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (2.0.0)」によって自動生成されました。
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