EPSとBPSによる評価
- 予想EPS: 275.68円
- 実績BPS: 4,131.27円
現在の株価 (3,195円) をEPSで割ると、PERは約11.60倍となります。一方で、BPSに対して株価を割ると、PBRは約0.77倍となります。業界平均PERは7.0倍、PBRは0.7倍と比較すると、大阪瓦斯のPERは高め、PBRは低めの評価となっています。
高値・安値の位置
- 年初来高値: 3,675円
- 年初来安値: 2,916円
- 現在の株価: 3,195円
現在の株価は年初来高値から約9%下落し、年初来安値からは約21%上昇しています。この株価は比較的安定しており、年初来高値から大きく下落しているわけではありません。
移動平均線
- 50日移動平均線: 3,239.32円
- 200日移動平均線: 3,374.02円
株価は200日移動平均線を下回っており、長期的には弱いトレンドを示唆していますが、50日移動平均線を上回っており、短期的にはやや上昇トレンドにあるとみられます。
収益性
- 売上高: 過去12ヶ月で2.04兆円 (前年比-0.80%減)
- 営業利益: 549億円 (前年同期比43.2%減)
- 経常利益: 718億円 (前年同期比42.0%減)
売上高は減少傾向にありますが、営業利益と経常利益は前年同期比で大幅な減少となっています。
効率性
- ROE (実績): 8.94%
- 自己資本比率 (実績): 52.9%
ROEと自己資本比率は比較的高く、財務的健全性は維持されています。
都市ガス市場
- 京阪神地盤の都市ガス2位
都市ガス市場において京阪神で2位のシェアを持ち、電力事業にも注力しています。
コージェネ推進
- コージェネ: 推進中
水素・アンモニア技術
- 新エネルギー: 技術開発中
総合エネルギー会社化を目指し、電力事業の拡大と新エネルギーへの取り組みを進めています。
事業の多様化
- 国内エネルギー事業: 主要収益源
- 海外エネルギー事業: 成長分野
- ライフ＆ビジネスソリューション: 成長分野
事業モデルは多様化しており、国内エネルギー事業の堅調な収益性と海外事業、ライフ＆ビジネスソリューション事業の成長が見込まれます。
技術革新
- 燃料電池用触媒: 技術力に定評
新エネルギー分野での技術革新に注力しており、燃料電池用触媒の技術力が高い。
主力製品
- 都市ガス: 主力製品
- 電力: 主力事業
都市ガスと電力が主力製品と事業です。
配当
- 年間配当予想: 95円
- 配当利回り (予想): 2.97%
安定した配当を継続しており、配当利回りは2.97%と比較的高水準です。
株価モメンタム
- 50日移動平均線: 3,239.32円
- 200日移動平均線: 3,374.02円
短期的には上昇トレンド、長期的には下降トレンドとなっています。
投資家関心
- 信用買残: 182,300株
- 信用売残: 61,700株
信用売残が増加しており、投資家は短期的な下落を予想している傾向があります。
総評
大阪瓦斯は総合エネルギー会社として、都市ガスと電力事業を主力とし、新エネルギーへの取り組みも進めています。財務的には健全で、ROEと自己資本比率が高いことが特徴です。しかし、売上高と利益は減少傾向にあり、長期的には弱いトレンドが続いています。株価は年初来高値から9%下落しており、短期的には上昇トレンドですが、長期的には下降トレンドです。安定した配当を継続しており、配当利回りも高水準です。投資家は短期的な下落を予想しており、信用売残が増加しています。
企業情報
| 銘柄コード | 9532 |
| 企業名 | 大阪瓦斯 |
| URL | http://www.osakagas.co.jp/ |
| 市場区分 | プライム市場 |
| 業種 | 電力・ガス – 電気・ガス業 |
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