1. 企業情報
- 企業名: 株式会社FPパートナー
- 事業内容: 全国で保険代理店事業を展開。主に生命保険を中心とした訪問型乗合代理店モデルを採用し、来店型店舗も運営。「マネードクター」ブランドで個人・法人向けに保険・金融商品のコンサルティング、契約手続き、アフターサービスまでを提供。金融商品仲介業も行う。集客は会社が担い、営業社員は募集活動に専念する分業体制が特徴。
- 設立: 2009年12月8日
- 本社所在地: 東京都文京区後楽1-5-3
- 代表者: 黒木 勉
2. 業界のポジションと市場シェア
- 業界分類: 保険代理店業(金融サービスセクター)
- 市場ポジション: 訪問型・来店型の両面展開で全国規模の代理店網を持つ。大手乗合代理店の一角として、集客力と営業力を活かしたビジネスモデルを構築。営業社員数拡大や契約譲受ビジネス強化により、競争力を維持。
- 競争優位性:
- 独自の分業体制(集客と営業の分離)
- 「マネードクター」ブランドの認知度
- 店舗網拡大による顧客接点増加
- 課題:
- 生命保険の新規契約実績の伸び悩み
- 販売商品構成の改善遅延
3. 経営戦略と重点分野
- ビジョン・戦略:
- 2026年11月期末までに50店舗体制の構築
- 営業社員数・契約見込み顧客数の拡大
- 契約譲受ビジネス、損害保険ビジネス、新規事業領域の強化
- 中期経営計画:
- 店舗数拡大による顧客基盤の拡大
- 「マネードクタープレミア」等の新サービス展開
4. 事業モデルの持続可能性
- 収益モデル: 保険契約の仲介手数料収入が中心。来店・訪問型のハイブリッドモデルで顧客接点を多様化。
- 市場ニーズへの適応: 「貯蓄から投資へ」の流れや金融リテラシー向上ニーズに対応。新規事業・商品ラインナップ拡充により変化に対応可能な体制を構築中。
5. 技術革新と主力製品
- 技術開発・独自性:
- オンライン相談・契約手続きのデジタル化推進
- 独自ブランド「マネードクター」による差別化
- 収益を牽引するサービス:
- 生命保険・損害保険の代理販売
- 金融商品仲介サービス
- 「マネードクタープレミア」等の付加価値サービス
6. 株価の評価
- 株価: 2,127円
- EPS(予想): 176.18円
- BPS(実績): 492.12円
- PER(予想): 12.07倍(業界平均13.7倍)
- PBR(実績): 4.32倍(業界平均1.0倍)
評価:
PERは業界平均よりやや割安水準、PBRは業界平均を大きく上回る。成長性や高ROEを織り込んだ評価と考えられる。
7. テクニカル分析
- 年初来高値: 2,693円
- 年初来安値: 2,076円
- 直近株価: 2,127円(年初来安値圏に近い)
- 移動平均線:
- 50日: 2,342.82円
- 200日: 2,456.34円
→ いずれも下回っており、下落トレンドが継続中。
– 直近10日間の株価推移: 2,100円台前半での横ばい傾向
8. 財務諸表分析
- 売上高:
- 2021年: 20,919百万円
- 2022年: 25,605百万円
- 2023年: 30,559百万円
- 2024年: 35,617百万円
→ 年々増加傾向だが、直近四半期は横ばい
– 営業利益:
– 2021年: 1,735百万円
– 2022年: 3,824百万円
– 2023年: 5,554百万円
– 2024年: 5,330百万円
→ 増益傾向だが、直近は減益
– 純利益:
– 2021年: 1,224百万円
– 2022年: 2,366百万円
– 2023年: 3,953百万円
– 2024年: 3,903百万円
→ 増益傾向も直近は微減
– ROE: 31.9%(高水準)
– ROA: 17.86%
– 自己資本比率: 63.8%(財務健全性高い)
– キャッシュフロー:
– 現金残高: 7,300百万円
– 総負債: 577百万円(Debt/Equity: 5.11%)
9. 株主還元と配当方針
- 配当利回り(予想): 4.42%
- 1株配当(予想): 94円(前年92円から増配予定)
- 配当性向: 62.94%
- 自社株買い: 自己株式保有あり(172,000株、0.75%)
- 方針: 安定配当と増配を志向
10. 株価モメンタムと投資家関心
- 株価モメンタム: 直近1年で大きく下落(52週高値: 3,370円→現在: 2,127円、-30.44%)。直近10日間は2,100円台前半でのもみ合い。
- 信用取引動向: 信用買残増加、信用倍率1.95倍でやや買い優勢。売残も増加傾向。
- 投資家構成: インサイダー保有比率が高く(65.92%)、流動性はやや限定的。機関投資家比率は9.7%。
11. 総評
FPパートナーは、全国規模で訪問型・来店型の保険代理店事業を展開し、独自の分業体制や「マネードクター」ブランドで差別化を図っています。売上・利益は長期的に増加傾向ですが、直近四半期は生命保険新規契約の伸び悩みなどから減益となっています。財務の健全性は高く、高ROE・高自己資本比率が特徴です。株価は年初来安値圏にあり、配当利回りは高水準を維持しています。今後は店舗網拡大や新規事業の成長が注目されますが、業績の下振れリスクや商品構成の改善が課題となっています。
> ※本レポートは公開情報に基づき、投資判断を目的とせず、客観的な企業分析を行ったものです。
企業情報
銘柄コード | 7388 |
企業名 | FPパートナー |
URL | https://fpp.jp/ |
市場区分 | プライム市場 |
業種 | 金融(除く銀行) – 保険業 |
関連情報
証券会社
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (2.0.0)」によって自動生成されました。
本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。
本レポートに含まれる内容は、過去のデータや公開情報を基にしたものであり、主観的な価値判断や将来の結果を保証するものではありません。特定の金融商品の購入、売却、保有、またはその他の投資行動を推奨する意図は一切ありません。
投資には元本割れのリスクがあり、市場状況や経済環境の変化により損失が発生する可能性があります。最終的な投資判断は、すべてご自身の責任で行ってください。当サイト運営者は、本レポートの情報を利用した結果発生したいかなる損失や損害についても一切責任を負いません。
なお、本レポートは、金融商品取引法に基づく投資助言を行うものではなく、参考資料としてのみご利用ください。特定の銘柄や投資行動についての判断は、個別の専門家や金融機関にご相談されることを強くお勧めします。