1. 企業情報
パス株式会社は、自社開発の化粧品・健康器具などの通信販売を主軸とする企業です。再生医療関連事業や微細藻類の培養事業も手掛けています。2025年3月期は、化粧品・健康器具の通販、再生医療の3事業を柱としています。
* 事業内容:
* 自社ブランド化粧品・健康器具の通販
* 再生医療関連事業
* 微細藻類培養事業
* 特徴: 自社ブランド製品の通販を基盤としつつ、再生医療や微細藻類といった新規事業にも取り組んでいます。
2. 業界のポジションと市場シェア
パス株式会社は、主に化粧品・健康器具の通信販売市場に参入しています。この市場は競争が激しく、大手企業から中小企業まで多数のプレーヤーが存在します。
* 競争優位性: 自社ブランド製品の開発・販売を通じて、独自の製品ラインナップを構築している可能性があります。
* 課題: 競争激化の中で、いかにして顧客を獲得し、市場シェアを拡大していくかが課題となります。
3. 経営戦略と重点分野
経営陣は、再建を目指し、新規事業への取り組みを加速させています。
* 重点分野:
* 自社ブランド化粧品・健康器具の販売強化
* 再生医療関連事業の成長
* 微細藻類培養技術の活用
* 中期経営計画: 詳細な計画は開示されていませんが、新規事業への投資と既存事業の収益性向上が重要と考えられます。
4. 事業モデルの持続可能性
パス株式会社の事業モデルは、市場ニーズの変化に柔軟に対応できるかが重要です。
* 収益モデル: 自社ブランド製品の販売が中心であり、顧客の獲得とリピート購入が収益の鍵となります。
* 適応力: 消費者の嗜好や市場トレンドの変化に迅速に対応し、新製品の開発や販売戦略の変更を行う必要があります。
5. 技術革新と主力製品
パス株式会社は、自社開発製品を主力としています。
* 主力製品: 自社ブランドの化粧品や健康器具
* 技術開発: 再生医療関連技術や微細藻類培養技術の開発にも取り組んでいます。
6. 株価の評価
現在の株価は109円です。
* PER (会社予想): 726.67倍
* PBR (実績): 3.26倍
* EPS (会社予想): 0.15円
* BPS (実績): 33.47円
考察: PERは非常に高く、割高感があります。PBRは業界平均より高いです。EPSは低く、業績の改善が求められます。
7. テクニカル分析
直近10日間の株価は100円台で推移しており、50日移動平均線（100.90円）と200日移動平均線（106.39円）を下回っています。
* 株価の推移: 過去1ヶ月では、100円～113円の間を推移しており、低迷しています。
* 年初来高値: 130円
* 年初来安値: 77円
8. 財務諸表分析
過去の財務データから、売上高は増加傾向にありますが、営業利益、経常利益、当期純利益は赤字が続いています。
* 売上高: 2022年3月期から2025年3月期にかけて、増加傾向。
* 営業利益: 2022年3月期から2025年3月期まで赤字。
* 当期純利益: 2022年3月期から2025年3月期まで赤字。
* ROE: 2025年3月期は-15.12%とマイナス。
* 自己資本比率: 75.5%と高い。
9. 株主還元と配当方針
パス株式会社は、現時点では配当を実施していません。
* 配当利回り: 0.00%
* 配当性向: 0.00%
* 株主還元策: 配当は実施されていません。
10. 株価モメンタムと投資家関心
直近の株価は低迷しており、上昇の勢いは見られません。
* 株価の変動: 直近10日間は100円台で推移。
* 出来高: 210,600株
* 信用取引: 信用買残は1,195,800株で、前週比-118,600株。信用倍率は0.00倍。
11. 総評
パス株式会社は、化粧品・健康器具の通信販売を主軸とし、再生医療関連事業や微細藻類培養事業にも取り組む企業です。売上高は増加傾向にあるものの、赤字が続いており、業績の改善が急務です。株価は低迷しており、PERは非常に高く、割高感があります。今後の成長戦略と収益性の向上が、株価の回復の鍵となります。
企業情報
| 銘柄コード | 3840 |
| 企業名 | パス |
| URL | http://www.pathway.co.jp/ |
| 市場区分 | スタンダード市場 |
| 業種 | 情報通信・サービスその他 – 情報・通信業 |
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