決算説明：綜研化学（4972）

2025年3月期 決算説明会資料

基本情報

• 企業概要: 綜研化学株式会社、主要事業分野: 粘着剤、代表者名: 冨田幸二
• 説明会情報: 開催日時: 2025年5月28日、説明会形式: –、参加対象: 個人投資家向け
• セグメント:
  • ケミカルズ: 液晶ディスプレイ関連の粘着剤など
  • 装置システム: 設備関連の工事など

業績サマリー

• 主要指標:
  • 営業収益: 476億円（前年同期比+63億円）
  • 営業利益: 63.4億円（前年同期比+25.1億円）
  • 経常利益: 63.3億円（前年同期比+24.2億円）
  • 純利益: 43.7億円（前年同期比+17.4億円）
  • 前年同期比: 売上高+15.3%、営業利益+65.8%、経常利益+62.2%、親会社株主に帰属する当期純利益+66.5%
• 進捗状況: 中期経営計画「Advance 2025」の目標に対し、利益は前倒しで達成
• セグメント別状況:
  • ケミカルズ: 売上高449億円（前年同期比+74億円）、増収増益
  • 装置システム: 売上高27億円（前年同期比-11億円）、減収減益

業績の背景分析

• 業績概要: 中国市場での粘着剤の供給体制強化、液晶ディスプレイ分野の需要回復・拡大とシェア拡大により大幅増収。物価上昇に伴うコストアップ要因はあったものの価格改定やコスト削減の取り組みと、増販効果により大幅増益。円安により、海外子会社業績の円換算が増加。売上高、利益共に、2期連続で過去最高を更新。
• 増減要因:
  • 売上高: 中国市場での粘着剤の供給体制強化、液晶ディスプレイ分野の需要回復・拡大とシェア拡大
  • 営業利益: 価格改定、コスト削減、増販効果、円安

戦略と施策

• 現在の戦略: 中期経営計画「Advance 2025」に基づき、中国LCD分野の粘着剤シェア拡大、既存事業におけるLCD以外の分野での製品開発、次世代製品の開発を加速し、事業ポートフォリオ改革を推進。
• 進行中の施策:
  • 中国における生産能力拡大のための設備投資
  • 既存事業による安定収益基盤の拡大と収益性改善
  • 事業構造改革に向けた次世代事業領域の創出
  • サステナビリティ経営の推進
• セグメント別施策:
  • ケミカルズ: 中国市場における液晶ディスプレイ関連の粘着剤、自動車・情報電子分野での加工製品の販売を強化
  • 装置システム: 設備関連の工事案件の工期変更等に対応

将来予測と見通し

• 業績予想:
  • 売上高: 485億円（前期比+1.8%）
  • 営業利益: 60億円（前期比-5.5%）
  • 純利益: 40億円（前期比-8.6%）
• 中長期計画: 中期経営計画「Advance 2025」の進捗状況
• マクロ経済の影響: 円高による為替換算額の減少

配当と株主還元

• 配当方針: 配当性向30%を目安に安定かつ継続的な配当水準の維持・向上を目指す。DOE 3%以上を目指す。
• 配当実績: 2024年度配当（予定）DOE 2.9%、配当性向 23.7%

製品やサービス

• 製品: 粘着剤、微粉体、特殊機能材、加工製品
• 協業・提携: 涙液によるがん検査を目指すスタートアップ企業TearExoへの出資

重要な注記

• リスク要因: 業績予想は、決算発表日現在において、当社が入手している情報及び合理的であると判断する一定の前提に基いており、実際の業績は様々な要因により異なる結果となる可能性がある。
• その他: 2025年4月1日付で普通株式1株につき2株の株式分割を実施。

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企業情報

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