企業概要
- 企業名: 住江織物株式会社（SUMINOE Co., Ltd.）
- 概要: インテリア製品、自動車内装材、機能材料の企画、製造、販売を行う繊維企業。国会赤じゅうたんの納入企業としても知られる。
- 設立年月日: 1930年12月26日
- 代表者名: 永田 鉄平
- 従業員数: 2,812人
- 市場区分: プライム（内国株式）
- 業種区分: 繊維製品
現在の株価の評価
- 株価: 2018.0円
- EPS（会社予想）: 222.05円
- BPS（実績）: 4,678.67円
- PER（会社予想）: 9.09倍
- PBR（実績）: 0.43倍
EPSおよびBPSに基づく評価
- 現在の株価に対するEPSは、9.09倍となっており、業界平均PER（21.7倍）よりは低いが、PBR（0.43倍）は業界平均PBR（1.0倍）よりは低い。これは株価が割安であることを示唆する。
テクニカル分析
- 52週高値: 2780円
- 52週安値: 1851円
- 現在の株価: 2018円
- 50日移動平均: 2030.98円
- 200日移動平均: 2298.86円
株価推移
- 現在の株価は52週高値から約23%下落しており、安値圏に存在している。50日移動平均線より200日移動平均線を下回っており、中長期的には下降トレンドにあり、上昇への転換を示唆していない。
財務諸表分析
- 売上高（過去12か月）: 104.12B円
- 利益率（過去12か月）: 0.04%
- ROE（過去12か月）: 2.10%
- ROA（過去12か月）: 1.99%
- キャッシュフロー（直近四半期）: 8.51B円
- 負債/資本比率（直近四半期）: 52.70%
過去数年分の傾向
- 売上高は増加傾向にあるが、利益率は低い。ROEとROAは比較的安定している。
業界のポジションと市場シェア
- 競争優位性: 国会赤じゅうたん納入企業としての知名度、自動車内装材の国内首位。
- 課題: 原材料価格高騰、為替差損の影響を受けやすい。
経営戦略と重点分野
- 経営ビジョン: SUMINOE GROUP WAY 2022～2024～2027のSTEP IIに基づき、自動車内装材の供給体制強化、ベトナム拠点の採算性向上、技術力・提案力の向上、海外展開推進。
- 中期経営計画: 自動車内装材の世界最適供給体制強化、技術力・提案力向上、海外展開推進、インバウンド需要回復への対応。
事業モデルの持続可能性
- 収益モデル: インテリア製品、自動車内装材、機能材料の製造販売。
- 市場ニーズへの適応力: 市場ニーズの変化に対応するため、新規受注減少分を補うべく、海外展開と技術革新に注力。
技術革新と主力製品
- 技術開発の動向: ベトナム拠点の採算性向上、技術力・提案力の向上。
- 主力製品: 自動車内装材、鉄道・バス内装材、ロールカーペット。
株主還元と配当方針
- 配当利回り（会社予想）: 3.96%
- 配当性向: 52.94%
- 自社株買い: 自己株式数927,032株（2024年8月末現在）
株価モメンタムと投資家関心
- 直近の株価変動: 52週安値から約23%下落し、安値圏に存在。上昇へのトレンドは見られない。
- 出来高: 12,400株（平均よりやや高）
総評
住江織物は、インテリア製品、自動車内装材、機能材料の製造販売を行う繊維企業である。株価は52週安値圏にあり、下降トレンドにある。財務面では、売上高は増加傾向にあるが利益率は低い。ROEとROAは安定しており、競争力のある事業分野を持つ。経営戦略は、自動車内装材の供給体制強化、海外展開推進に焦点を当てている。技術革新により市場ニーズへの適応力を高め、持続可能な成長を目指している。株主還元は積極的で、配当性向も高水準である。
企業情報
| 銘柄コード | 3501 |
| 企業名 | 住江織物 |
| URL | https://suminoe.co.jp/ |
| 市場区分 | プライム市場 |
| 業種 | 素材・化学 – 繊維製品 |
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