1. 企業情報
- 企業名: ブロードバンドタワー株式会社
- 概要: 日本におけるコンピュータおよびメディアソリューションプラットフォームを提供する企業。主に都市型データセンターの運用、クラウドサービス、情報漏洩防止ソフトウェアの開発・販売、ケーブルテレビ向けのコンテンツプラットフォームサービスを提供している。
- 事業内容: コンピュータプラットフォーム事業、メディアソリューション事業
- 設立年月日: 2000年2月9日
- 代表者名: 藤原 洋
- 従業員数: 230人
- 住所: 〒100-0011 東京都千代田区内幸町2-1-6 日比谷パークフロント
2. 業界のポジションと市場シェア
- 業界内での競争優位性: 都市型データセンターの運用、特に東京・大手町の新データセンターの運用が主力。5G対応センター、SaaSに注力。
- 課題: データセンター市場は競争が激しい。市場シェアの確保と拡大が課題。
3. 経営戦略と重点分野
- 経営陣が掲げるビジョンや戦略: データセンターの拡大、クラウドサービスの強化、5G対応センターの開発、SaaSサービスの提供。
- 中期経営計画の具体的な施策や重点分野: データセンターの事業化、クラウド環境の強化、地域社会向けの災害防止サービスの提供。
4. 事業モデルの持続可能性
- 収益モデル: データセンターのレンタル、クラウドサービス、情報漏洩防止ソフトウェアの販売、ケーブルテレビ向けのコンテンツプラットフォームサービス。
- 市場ニーズの変化への適応力: ビッグデータ、AI、5G対応センターの需要に対応。
5. 技術革新と主力製品
- 技術開発の動向: 5G対応センター、SaaS-basedセキュリティソリューションの開発に注力。
- 収益を牽引している製品やサービス: 都市型データセンター、クラウドサービス、情報漏洩防止ソフトウェア。
6. 株価の評価
- EPS（会社予想）: 0.41円
- BPS（実績）: 140.76円
- PER（会社予想）: 368.29倍
- PBR（実績）: 1.07倍
- 現在の株価との比較: 現在の株価151.0円は、PERに基づく予想株価より高値圏に位置している。
7. テクニカル分析
- 株価推移: 直近10日間の株価は154円から157円の間で推移しており、上昇傾向にある。
- 移動平均線: 50日移動平均線146.42円、200日移動平均線166.88円。現在の株価は200日移動平均線より高値圏に位置している。
8. 財務諸表分析
- 売上高: 過去12か月で134.23億円（前年比0.4%増）
- 利益: 営業利益668.31万円（前年比大幅減）、経常利益138百万円（前年比17.4%減）
- ROE（実績）: 4.77%
- ROA（実績）: 2.45%
- キャッシュフロー: 総資産18,886百万円、純資産11,943百万円
9. 株主還元と配当方針
- 配当利回り（会社予想）: 1.32%
- 1株配当（会社予想）: 2.00円
- 配当性向: 30.77%
- 自社株買い: 0.51%
10. 株価モメンタムと投資家関心
- 株価の直近の変動傾向: 直近10日間で上昇傾向（154円から157円）
- 株価への影響を与える要因: 業績予想、市場動向、世界情勢の不安定化など
11. 総評
ブロードバンドタワーはデータセンター運用とクラウドサービスが主力の企業で、技術革新と市場ニーズの変化に対応している。しかし、競争の激しい業界内での市場シェアの確保が課題である。株価はPERに基づく予想株価より高値圏に位置しており、テクニカル分析では上昇傾向にある。財務面ではROE、ROAが健全であり、株主還元も積極的に行われている。全体的な見解としては、技術革新と市場ニーズの適応力は高いが、競争環境に注意が必要である。
企業情報
| 銘柄コード | 3776 |
| 企業名 | ブロードバンドタワー |
| URL | http://www.bbtower.co.jp/ |
| 市場区分 | スタンダード市場 |
| 業種 | 情報通信・サービスその他 – 情報・通信業 |
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