2025年5月期 第3四半期 決算説明資料

基本情報

  • 企業概要
    • 企業名: Sansan株式会社
    • 主要事業分野: 人と企業の出会いをビジネスチャンスにつなげる「働き方を変えるDXサービス」の提供。具体的には営業DXサービス、インボイス管理サービス、キャリアデザイン支援サービスなどを手掛ける。
    • 代表者名: 寺田 親弘
  • 説明会情報
    • 開催日時: 2025年4月11日
    • 参加対象: 個人投資家向けに適切な情報を届けるため、本資料を作成。
  • 説明者
  • 報告期間
    • 対象会計期間: 2025年5月期 第3四半期累計期間 (2024年6月1日~2025年2月28日) および第3四半期3ヶ月間 (2024年12月1日~2025年2月28日)
  • セグメント
    • Sansan/Bill One事業: 企業向けの名刺管理サービス「Sansan」をはじめとする営業DXサービス(「Contract One」など)、クラウド請求書受領・管理サービス「Bill One」を主軸とする。インボイス制度対応や経費精算効率化を支援するサービスも含む。
    • Eight事業: 個人向け名刺管理アプリ「Eight」を基盤に、法人向け名刺管理サービスやビジネスイベントサービス、採用関連サービスを提供する。
    • その他: 上記以外のサービス。

業績サマリー

  • 主要指標
    • 2025年5月期 第3四半期(3ヶ月間)実績
    • 売上高: 11,078百万円(前年同期比 +30.2%)
    • 売上総利益: 9,660百万円(前年同期比 +33.7%)
    • 調整後営業利益: 1,806百万円(前年同期比 +205.8%)
    • 経常利益: 1,715百万円(前年同期比 +318.7%)
    • 親会社株主に帰属する四半期純利益: 1,377百万円(前年同期比 +326.9%)
    • 1株当たり利益(EPS): 10.69円(前年同期比 +316.5%)
    • 2025年5月期 第3四半期累計(9ヶ月間)実績
    • 売上高: 31,137百万円(前年同期比 +28.5%)
    • 売上総利益: 27,001百万円(前年同期比 +30.8%)
    • 調整後営業利益: 2,634百万円(前年同期比 +136.5%)
    • 経常利益: 1,854百万円(前年同期比 +173.6%)
    • 親会社株主に帰属する四半期純利益: 1,697百万円(前年同期比 +243.0%)
    • 1株当たり利益(EPS): 13.47円(前年同期比 +241.8%)
  • 進捗状況
    • 中期経営計画や年度目標に対し、第3四半期累計実績は売上高、調整後営業利益ともに期初に公表した通期業績見通しレンジ内で順調に推移しており、見通しの修正は行われていない。
  • セグメント別状況
    • Sansan/Bill One事業
    • 第3四半期(3ヶ月間)売上高: 9,668百万円(前年同期比 +26.5%)
    • 第3四半期(3ヶ月間)調整後営業利益: 1,680百万円(前年同期比 +106.9%)
    • 「Sansan」のARR(Annual Recurring Revenue)は39,420百万円、前年同期比26.8%増。
    • 「Sansan」ストック売上高は前年同期比17.6%増。
    • 「Bill One」のARRは前年同期比48.2%増の101億円超。
    • 2025年5月期第3四半期累計実績の売上高構成比において、Sansan事業が全体の63%、Bill One事業が23%を占める。
    • Eight事業
    • 第3四半期(3ヶ月間)売上高: 1,324百万円(前年同期比 +71.8%)
    • 第3四半期(3ヶ月間)調整後営業利益: 154百万円(黒字計上、前年同期の-196百万円から改善)
    • 「Eight」ユーザー数は400万人(前年同期末比 +48万人)。
    • 「Eight Team」契約件数は5,236件(前年同期末比 +19.1%)。
    • その他
    • 第3四半期(3ヶ月間)売上高: 122百万円(前年同期比 +0.9%)

業績の背景分析

  • 業績概要
    • 売上高は前年同期比28.5%増と堅調に推移し、調整後営業利益は前年同期比136.5%増と大幅な増益を達成、利益率が改善した。
    • 特に、営業DXサービス「Sansan」は堅調な成長が継続し、ストック売上高の成長ペースが第3四半期でさらに加速した。インボイス管理サービス「Bill One」も高成長を継続。
    • Eight事業はBtoBサービスとBtoCサービスの貢献により売上高が大幅に増加し、調整後営業利益も黒字化した。
  • 増減要因
    • 売上高の堅調な伸長に加え、売上原価率および販管費率が低下したことにより、調整後営業利益が大幅に増加した。
    • 成長戦略の一環として人件費、広告宣伝費、オフィス移転に伴う地代家賃等が増加したが、売上の伸びがそれらを上回った。
    • 「Sansan」では営業人員の育成が順調に進展したことが成長に寄与した。
  • 競争環境
    • 「Sansan」はBtoB領域において高い認知度と84.1%の圧倒的な市場シェア(2023年売上高シェア)を確立している。
    • 「Bill One」はクラウド請求書受領サービス市場において、47.0%の売上高シェア(2023年)でNo.1を獲得している。
    • 競合他社の追随を許さない、アナログ情報を正確かつ迅速にデータ化する独自のオペレーションとテクノロジー(AIと人力を組み合わせた解析・入力・チェック体制)が強みとなっている。
  • リスク要因
    • 本資料の予想は、発表日現在の情報と合理的な判断に基づいているが、経済状況の変化、顧客ニーズの変化、競合他社との競争激化、法規制の変更など、様々な要因により実際の業績と大きく差異が発生する可能性がある。

戦略と施策

  • 現在の戦略
    • 中期財務方針として、2027年5月期までの3年間で売上高の年平均成長率(CAGR)22%〜27%、調整後営業利益率18%〜23%を目指す。長期的な調整後営業利益率目標は30%以上。
    • 「アナログからデジタル」に着目したSaaSとして、紙などのアナログ情報をスピーディかつ正確にデジタル化し、業務生産性向上とデータ活用による利便性を提供するDXサービスを展開。
  • 進行中の施策
    • 「Sansan」の営業体制強化を進め、営業人員の育成が順調に進展している。
    • 「Bill One」においては、「Bill One ビジネスカード」のリリースや、「Bill One発行」「Bill One経費」といったサービス領域の拡大を通じて、インボイス制度や電子帳簿保存法といった法改正への対応支援を強化している。
  • セグメント別施策
    • 「Sansan」事業では契約件数、契約当たり月次ストック売上高ともに堅調な成長を維持し、解約率も1%未満の低水準を継続。これは営業体制の強化や顧客基盤の厚みに支えられている。
    • 「Bill One」事業では、有料契約件数および有料契約当たりの月次ストック売上高ともに順調に成長している。サービス提供価値を強化しながら高成長を継続する方針。

将来予測と見通し

  • 業績予想
    • 2025年5月期 通期見通し(期初見通しから修正なし)
    • 売上高: 43,026百万円〜44,042百万円(前年同期比 +27.0%〜+30.0%)
    • Sansan/Bill One事業売上高: 37,734百万円〜38,483百万円(前年同期比 +26.0%〜+28.5%)
    • Eight事業売上高: 4,683百万円〜4,896百万円(前年同期比 +32.0%〜+38.0%)
    • 調整後営業利益: 3,012百万円〜4,404百万円(前年同期比 +76.2%〜+157.6%)
    • 調整後営業利益率: 7.0%〜10.0%(前年同期比 +2.0pt〜+5.0pt)
    • (根拠)第3四半期累計実績が業績予想レンジ内で順調に推移しているため。なお、営業損益以下の段階損益については、株式報酬関連費用や営業外損益等の見積もりが困難なため、具体的な予想数値は開示していない。
  • 中長期計画
    • 2027年5月期までの中期財務方針では、売上高は年平均成長率22%〜27%を目指し、調整後営業利益率は18%〜23%を見込む。長期的な調整後営業利益率は30%以上を目指す。
  • マクロ経済の影響
    • デジタルトランスフォーメーションの潮流がクラウドサービスへのニーズを後押ししており、国内民間IT市場、DX市場、国内SaaS市場はいずれも今後の成長が見込まれる。
    • 「Sansan」「Bill One」ともに日本国内において数倍の潜在的な利用者拡大余地がある。
    • インボイス制度の適用開始や電子帳簿保存法の宥恕期間終了など、法規制環境の変化は「Bill One」事業の需要を促進する要因となる可能性がある。

製品やサービス

  • 製品
    • Sansan: 営業DXサービス。名刺や接点情報、企業情報をデジタル化し、社内共有・活用することで、営業効率向上と売上拡大を支援。顧客の従業員規模別の収入構成では、1,000人以上の企業が44%を占め、大企業の導入が進む。
    • Bill One: インボイス管理サービス。あらゆる形式の請求書をオンラインで受領・管理し、経理業務のDX化を推進。インボイス制度や改正電子帳簿保存法に対応。オプション機能として法人カード支払い業務を効率化する「Bill One ビジネスカード」や経費精算業務を効率化する「Bill One経費」も提供。インボイスネットワーク参画企業数は約21.6万社に拡大。
    • Eight: 名刺アプリ。デジタル名刺交換や名刺管理機能を提供し、400万人以上のビジネスパーソンが利用。企業向けには名刺共有サービス「Eight Team」、ビジネスイベントサービス(Meets、Climbers等)、転職支援サービス「Eight Career Design」などを提供。
    • Contract One: 契約データベース。
    • CREATIVE SURVEY: マルチチャネルフォーム。
    • logmi: イベント書き起こしサービス。
  • サービス
    • 主要なサービス提供エリアは日本国内であり、各分野で大きな潜在市場を有している。
    • 顧客層は、主要サービスにおいて中堅・大企業のカバレッジ拡大に注力しており、特に売上高貢献度が高い。

重要な注記

  • 会計方針
    • 調整後営業利益は、営業利益に株式報酬関連費用と企業結合に伴う費用のれん償却額および無形固定資産の償却費を加算して算出されている。
    • 「Bill One」の直近12か月平均月次解約率の算出において、第3四半期より「Bill One経費」「Bill One発行」を算出範囲に含める遡及反映が行われている。
  • リスク要因
    • 決算説明資料の記載は、作成日現在の情報と合理的な判断に基づいているが、経済状況の変化、顧客ニーズや嗜好の変化、他社との競合、法規制の変更など、将来の様々な要因により、予想と実際の業績に大きな差異が生じる可能性がある。
  • その他
    • 2025年5月期第3四半期末時点の連結従業員数は2,060名。
    • ESGやサステナビリティ、IR活動に関して、MSCI ESGレーティングAA評価、International ARC Awards Silver賞、日経統合報告書アワード優秀賞など、複数の外部評価を獲得している。
    • サステナビリティに関する取り組みとして、地球環境、社会、ガバナンスにおける重要課題(マテリアリティ)を特定し、本業を通じてSDGs達成および持続可能な社会構築へ貢献を目指している。

上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算説明 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。


企業情報

銘柄コード 4443
企業名 Sansan
URL https://jp.corp-sansan.com/
市場区分 プライム市場
業種 情報通信・サービスその他 – 情報・通信業

このレポートは、AIアドバイザー「ジニー (3.0.0)」によって自動生成されました。

本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。

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By ジニー

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