決算短信：たけびし（7510）

2024年３月期 決算短信〔日本基準〕（連結）

株式会社たけびしの2024年3月期連結決算短信に基づき、ファンドマネージャーの視点から情報をまとめます。

企業概要

• 企業名: 株式会社たけびし
• 主要事業分野:
  • FA・デバイス事業: 産業機器システム、半導体・デバイスの販売とソフト開発を主な事業とする。
  • 社会・情報通信事業: 社会インフラ（冷熱住設機器、ビル設備、重電、電子医療機器）、情報通信（情報システム、携帯電話等）の販売とソフト開発を主な事業とする。
  • 両セグメントに関連する物流及び保守・サービス、工事等の事業も展開。
• 代表者名: 代表取締役社長 岡垣 浩志

報告概要

• 提出日: 2024年4月26日
• 対象会計期間: 2023年4月1日から2024年3月31日まで（2024年3月期）
• (その他に何かあれば追加): 連結決算短信

セグメント

• 各事業セグメントの名称と概要:
  • FA・デバイス事業: 産業機器システム、半導体・デバイスの販売とソフト開発が主。
  • 社会・情報通信事業: 社会インフラ（冷熱住設機器、ビル設備、重電、電子医療機器）、情報通信（情報システム、携帯電話等）の販売とソフト開発が主。
  • これら事業本部を基礎とした事業区分。

発行済株式

• 発行済株式数: 15,986,000株 (2024年3月31日現在、自己株式含む)
• (その他に何かあれば追加): 期末自己株式数 1,010株

今後の予定

• 株主総会: 2024年6月26日 開催予定
• IRイベント: 決算説明会開催の予定あり
• (その他に何かあれば追加): 有価証券報告書提出予定日 2024年6月27日、配当支払開始予定日 2024年6月3日

財務諸表

• 貸借対照表の要点:
  • 総資産: 65,132百万円（前年比1,056百万円増加）。主に現金及び預金、売上債権の増加による。
  • 負債: 26,050百万円（前年比2,417百万円減少）。主に短期借入金の減少による。
  • 純資産: 39,081百万円（前年比3,473百万円増加）。主に利益剰余金とその他有価証券評価差額金の増加による。
• 損益計算書の要点:
  • 売上高: 101,355百万円（前年比4.1%増）
  • 営業利益: 3,736百万円（前年比4.6%減）
  • 経常利益: 3,915百万円（前年比3.1%減）
  • 親会社株主に帰属する当期純利益: 2,501百万円（前年比8.6%減）
  • 1株当たり当期純利益: 156.60円
• キャッシュフロー計算書の要点:
  • 営業活動によるキャッシュ・フロー: 6,083百万円（前年△716百万円から大幅改善し、プラス転換）。主に税金等調整前当期純利益の計上と棚卸資産の減少が貢献。
  • 投資活動によるキャッシュ・フロー: △84百万円（前年△191百万円から支出が減少）。主に有形固定資産の取得による支出の減少による。
  • 財務活動によるキャッシュ・フロー: △4,422百万円（前年1,204百万円からマイナス転換）。主に短期借入金の純減少による。
  • 現金及び現金同等物の期末残高: 8,055百万円（前年比1,713百万円増加）。

収益性

• 売上高: 101,355百万円（前年比4.1%増）
• 営業利益: 3,736百万円（前年比4.6%減）
• 経常利益: 3,915百万円（前年比3.1%減）
• 純利益: 2,501百万円（前年比8.6%減）
• 1株当たり利益: 156.60円（前年171.56円）

財務安全性

• 自己資本比率: 60.0%（前年55.6%から向上）
• 負債比率: 0.67倍（前年約0.80倍から改善）
• 流動比率: 2.10倍（前年約1.89倍から改善）

効率性

• 総資産回転率: 1.56回転（前年約1.52回転から微増）
• 売上高営業利益率: 3.7%（前年4.0%から微減）

セグメント別

• 利益貢献度:
  • FA・デバイス事業: 営業利益2,922百万円（前年比11.2%減）
  • 社会・情報通信事業: 営業利益814百万円（前年比30.0%増）

財務の解説

総売上高は増加しましたが、営業利益、経常利益、純利益は減益となりました。営業利益の減少は、人件費等の販売管理費の増加が主な要因と説明されています。一方、財務においては、総資産の増加、負債の減少、純資産の増加が見られ、自己資本比率や流動比率が向上するなど、財務安全性は改善しています。営業キャッシュフローが大きくプラスに転じたことは注目されます。これは税金等調整前当期純利益の増加と棚卸資産の減少が主要因です。

配当実績と予想

• 中間配当:
  • 2024年3月期: 29.00円
  • 2025年3月期(予想): 29.00円
• 期末配当:
  • 2024年3月期: 33.00円
  • 2025年3月期(予想): 33.00円
• 年間配当予想:
  • 2024年3月期: 62.00円（実績）
  • 2025年3月期(予想): 62.00円

セグメント別状況

• FA・デバイス事業:
  • 売上高: 752億85百万円（前年比1.8%減、構成比74.3%）。
    • 産業機器システムは一部の増加があったものの、大口案件の影響や電子部品・液晶関連向けの減少により微減。
    • 半導体・デバイスは電子部品の在庫調整や市場特需の反動により減少。
  • 収益構成: 売上高の大部分を占める。
  • 収益貢献度: 全体営業利益において最大の貢献度を示すが、減少。
• 社会・情報通信事業:
  • 売上高: 260億69百万円（前年比25.6%増、構成比25.7%）。
    • 社会インフラは放射線がん治療装置、医療用診断装置、外科手術領域、AI活用医療DX・ICT、物流倉庫向け昇降機等が好調。
    • 情報通信は高価格携帯端末販売や大型ディスプレイ等の増加。
  • 収益構成: 前年より構成比が増加。
  • 収益貢献度: 売上高・営業利益ともに大きく増加し、利益貢献度も向上。

セグメント戦略

新中期経営計画『T-Link1369』に基づき、FA機器等の基幹ビジネス拡大に加え、「グローバル」「メディカル」「オートメーション」「オリジナル」の4つの成長戦略を深化させています。さらに、「エネルギーソリューション」「モビリティ」「マテリアル」「DX」等のビジネス領域拡大に注力し、「NEWビジネスの創造」に取り組んでいます。

中期経営計画

当社グループは、新中期経営計画『T-Link1369』において、2026年度連結売上高1,300億円、NEWビジネスプラス300億円、連結経常利益60億円、ROE9%を目標としています。本期の売上高は前年比増となっており、計画達成に向けた事業展開を進めていると見られます。

市場動向

当連結会計年度のわが国経済は、半導体・電子部品の供給不足緩和により自動車や機械等の生産で持ち直しが見られました。しかし、長期化する在庫調整の進行や中国経済の停滞等の影響により、先行き不透明な状況で推移しています。
今後の見通しとしては、生成AIの拡大が牽引する半導体及び脱炭素関連等の成長市場において需要拡大が見込まれる一方、中国市場の減速や長期化する在庫調整等を背景とした需要の減少が見込まれています。

業績予想（2025年3月期 連結）

• 売上高: 101,500百万円（前年比0.1%増）
• 営業利益: 3,370百万円（前年比9.8%減）
• 経常利益: 3,550百万円（前年比9.3%減）
• 親会社株主に帰属する当期純利益: 2,510百万円（前年比0.3%増）

リスク要因

業績予想においては、中国市場の減速や長期化する在庫調整による需要減少をリスク要因として考慮していると見られます。一方で、生成AIや脱炭素関連市場での需要拡大を成長機会と捉えています。

会計方針

• 変更や特有の会計処理の適用: 当社グループは主に国内の株主、債権者、取引先をステークホルダーとすることから、会計基準は日本基準を適用しています。当期において、会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示、および期中における重要な子会社の異動（連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動）はありません。

その他

• 重要な告知や今後のイベント: 継続企業の前提に関する重要な注記はなく、懸念事項は認められていません。

上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。

企業情報

このレポートは、AIアドバイザー「ジニー (3.0.0)」によって自動生成されました。

本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。

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