決算説明：エンビプロ・ホールディングス（5698）

2025年６月期第３四半期 決算説明資料

基本情報

• 企業概要
  • 企業名: 株式会社エンビプロ・ホールディングス
  • 主要事業分野: 資源循環事業、グローバルトレーディング事業、リチウムイオン電池リサイクル事業、その他事業（環境経営コンサルティング、環境BPOサービス、障がい福祉サービスなど）
• 説明会情報
  • 開催日時: 2025年5月13日 (資料作成日)
• 説明者
• 報告期間
  • 対象会計期間: 2025年6月期 第3四半期累計 (2024年7月1日 ～ 2025年3月31日)
• セグメント
  • 資源循環事業: 使用済自動車や産業廃棄物などから鉄、非鉄金属、プラスチックなどの資源を回収・再利用する事業。
  • グローバルトレーディング事業: 金属原料などの国際的な売買および物流代行サービス。
  • リチウムイオン電池リサイクル事業: 使用済みリチウムイオン電池のリサイクル・再資源化。
  • その他: 環境経営コンサルティング、環境BPO（アウトソーシング）、障がい福祉サービスなど。

業績サマリー

• 主要指標 (2025年6月期 第3四半期累計)
  • 営業収益 (売上高): 37,787百万円 (前年同期比 2.5%減)
  • 営業利益: 857百万円 (前年同期比 17.5%減)
  • 経常利益: 991百万円 (前年同期比 25.7%減)
  • 親会社株主に帰属する四半期純利益: 1,021百万円 (前年同期比 4.6%増)
• 進捗状況 (2025年6月期 通期修正予想に対する達成率)
  • 売上高: 76.3%
  • 営業利益: 85.8%
  • 経常利益: 86.2%
  • 親会社株主に帰属する当期純利益: 88.9%
• セグメント別状況 (2025年6月期 第3四半期累計)
  • 資源循環事業:
    • 売上高: 15,804百万円 (連結売上高構成比 37.8%)
    • セグメント利益: 912百万円 (連結経常利益構成比 67.3%)
  • グローバルトレーディング事業:
    • 売上高: 24,372百万円 (連結売上高構成比 58.3%)
    • セグメント利益: 192百万円 (連結経常利益構成比 14.2%)
  • リチウムイオン電池リサイクル事業:
    • 売上高: 1,212百万円 (連結売上高構成比 2.9%)
    • セグメント利益: 158百万円 (連結経常利益構成比 11.7%)
  • その他事業:
    • 売上高: 390百万円 (連結売上高構成比 0.9%)
    • セグメント利益: 93百万円 (連結経常利益構成比 6.9%)

業績の背景分析

• 業績概要:
  • 第2四半期以降、鉄スクラップなどの資源価格が安定的に推移し、業績は回復傾向を示しています。
  • 純利益は、火災保険の保険金受取によって増加しました。
• 増減要因:
  • 売上高減少要因: 鉄スクラップの期中平均価格が前年同期を下回ったこと（50,881円/tから43,067円/tへ）。
  • 利益減少要因: 人員増加や定期昇給などによる人件費増加、新工場稼働に伴う設備費の増加、不安定な為替変動による為替差損計上。
  • 利益増加要因: リチウムイオン電池リサイクル事業の新工場稼働による売買差異の増加寄与、火災保険の保険金受取による特別利益計上。
• 競争環境:
  • 中国の鉄鋼製品過剰生産や米中貿易摩擦が市場の先行き不透明要因とされています。
  • 金属資源の市況変動がある中で、電炉メーカーとの連携強化を通じて安定的な鉄スクラップの集荷・販売体制を構築しています。
• リスク要因:
  • 為替相場の変動。
  • 主要資源（鉄スクラップ、コバルト、ニッケル、リチウムなど）の市況変動。
  • グローバルな貿易環境の混乱。

戦略と施策

• 現在の戦略:
  • 金属資源循環事業およびトレーディング事業において、事業モデルの転換を進行中。
• 進行中の施策:
  • LIBリサイクル茨城工場が稼働を開始しました。
  • 環境BPO（アウトソーシング）サービスの提供を開始しました。
• セグメント別施策:
  • 資源循環事業: 市況の影響を受けにくい非金属部門やサービス関連事業の堅調な推移を維持しています。
  • グローバルトレーディング事業: 電炉メーカーとの連携を強化し、安定した鉄スクラップ集荷販売の仕組みを構築しています。
  • リチウムイオン電池リサイクル事業: 新工場稼働と加工受託の増加により、生産数量と売上高の増加を目指しています。
  • その他: 環境経営コンサルティング事業の受注増加を推進しています。

将来予測と見通し

• 業績予想 (2025年6月期 通期修正予想: 2025年2月13日修正)
  • 売上高: 49,500百万円 (前期比 5.2%減)
  • 営業利益: 1,000百万円 (前期比 29.1%減)
  • 経常利益: 1,150百万円 (前期比 35.5%減)
  • 親会社株主に帰属する当期純利益: 1,150百万円 (前期比 114.0%増)
  • 根拠: 第2四半期以降の業績回復傾向があるものの、第1四半期の出遅れを完全にカバーできない見込み。リチウムイオン電池リサイクル事業の取扱量増加の見込みや、物流代行サービスの堅調な推移が貢献する見通し。金属資源循環事業およびトレーディング事業では事業モデルの転換が進行中。
• マクロ経済の影響:
  • 業績は鉄スクラップ、電気銅、金、銀、ニッケル、コバルト、リチウムなどの資源価格および為替レート（150円/USDを前提）の動向に影響を受ける見通しです。

配当と株主還元

• 配当方針:
  • 内部留保等を総合的に勘案し、長期的な視点に立ち、安定的かつ継続的な利益還元を行うことを基本方針としています。
  • 業績連動利益配分の指標として連結配当性向25%～35%を目標としています。
• 配当実績 (年間配当):
  • 2024年6月期: 6円 (配当性向 33.6%)
  • 2025年6月期 (予想): 15円 (配当性向 36.9%)
• 特別配当:
  • 上限200万株・10億円の自己株式取得を実施予定（取得期間：2025年3月7日～2025年8月7日）。
  • 総還元性向は最大120%程度となる見通しです。

製品やサービス

• 製品:
  • 再生資源（鉄鋼原料、非鉄原料、金銀滓、リチウムイオン電池関連原料、代替燃料・製紙原料など）
  • 製品製造（ポリマー製品など、2025年6月期第3四半期累計の売上高構成比では9%）
• サービス:
  • 物流代行サービス（2025年6月期第3四半期累計の売上高構成比では19%）
  • 環境経営コンサルティング
  • 環境BPO（アウトソーシング）サービス
  • 障がい福祉サービス
• 協業・提携:
  • 電炉メーカーとの連携を強化し、安定した鉄スクラップ集荷・販売の仕組みを構築しています。

重要な注記

• リスク要因: 本資料に記載された内容は、現時点において一般に認識されている経済・社会情勢および合理的な前提に基づいて作成されていますが、経営環境の変化等の事由により、予告なしに変更される可能性があります。

上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算説明 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。

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