2025年6月期第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)

個人投資家の皆様へ

基本情報

  • 企業概要:
    • 企業名: 株式会社エンビプロ・ホールディングス
    • 主要事業分野: 資源循環事業、グローバルトレーディング事業、リチウムイオン電池リサイクル事業、その他事業(障がい福祉サービス事業、環境経営コンサルティング事業など)
    • 代表者名: 代表取締役社長 佐野 富和
  • 報告概要:
    • 提出日: 2025年5月13日
    • 対象会計期間: 2025年6月期 第3四半期連結累計期間 (2024年7月1日~2025年3月31日)
  • セグメント:
    • 資源循環事業: 鉄スクラップの売買・加工、非金属資源の循環を行う事業です。非金属部門やサービス関連事業(解体、プラスチック燃料化、ゴムチップ販売及び施工等)を含みます。
    • グローバルトレーディング事業: 物流代行サービスや金属原料のトレーディングを行う事業です。
    • リチウムイオン電池リサイクル事業: 電池材料であるレアメタル(コバルト、ニッケル、リチウムなど)のリサイクルを行う事業です。
    • その他: 環境経営コンサルティング事業や障がい福祉サービス事業を行うその他事業です。
  • 発行済株式:
    • 発行済株式数: 30,317,388株(自己株式を含む、2025年6月期3Q末)
    • (その他に何かあれば追加): 期中平均株式数 30,248,858株
  • 今後の予定:

財務指標

  • 財務諸表:
    • 損益計算書要点:
    • 売上高は37,787百万円で、前年同期比2.5%減となりました。
    • 営業利益は857百万円で、前年同期比17.5%減となりました。
    • 経常利益は991百万円で、前年同期比25.7%減となりました。
    • 親会社株主に帰属する四半期純利益は1,021百万円で、前年同期比4.6%増となりました。
    • 貸借対照表要点:
    • 総資産は32,256百万円で、前連結会計年度末比4.5%減となりました。
    • 純資産は17,773百万円で、前連結会計年度末比4.3%増となりました。
    • 自己資本比率は53.8%と、前連結会計年度末の49.5%から改善しました。
    • キャッシュフロー計算書要点:
    • 当第3四半期連結累計期間に係る四半期連結キャッシュ・フロー計算書は作成されていません。
    • 減価償却費(のれんを除く無形固定資産に係る償却費を含む。)は1,033百万円、のれんの償却額は2百万円です。
  • 収益性:
    • 売上高: 37,787百万円(前年同期比△2.5%)
    • 営業利益: 857百万円(前年同期比△17.5%)
    • 経常利益: 991百万円(前年同期比△25.7%)
    • 親会社株主に帰属する四半期純利益: 1,021百万円(前年同期比4.6%増)
    • 1株当たり四半期純利益: 33.78円(潜在株式調整後1株当たり四半期純利益: 32.46円)
  • 財務安全性:
    • 自己資本比率: 53.8% (2025年3月31日現在)
    • 負債比率: 約81.5%
    • 流動比率: 約185.2%
  • 効率性:
  • セグメント別:
    • 経常利益ベースでの利益貢献度(セグメント利益):
    • 資源循環事業: 912百万円(約67.2%)
    • グローバルトレーディング事業: 192百万円(約14.2%)
    • リチウムイオン電池リサイクル事業: 158百万円(約11.6%)
    • その他: 93百万円(約6.8%)
  • 財務の解説:
    • 業績背景: 当第3四半期連結累計期間においては、中国の鉄鋼製品過剰生産・輸出、米国の金融政策によるドル相場不安定化、各国エネルギー政策転換の減速懸念など、不透明な経済状況が継続しました。鉄スクラップ価格の下落が一時的に利益に影響を与えましたが、その後は資源価格が安定し、業績全体は堅調に推移しています。
    • 財政状態背景: 総資産は前連結会計年度末から減少しましたが、これは主に流動資産(商品及び製品、受取手形及び売掛金)の減少によるものです。一方、固定資産は投資有価証券や機械装置等の増加により微増しました。負債は流動負債、固定負債ともに減少しました。純資産は利益剰余金の増加を主因として増加し、自己資本比率も向上しました。

配当

  • 配当実績と予想:
    • 2024年6月期: 期末配当6.00円、年間配当合計6.00円。
    • 2025年6月期(予想): 期末配当15.00円、年間配当合計15.00円。
  • 特別配当の有無: 特別配当に関する具体的な記載はありません。

セグメント別情報

  • セグメント別状況:
    • 資源循環事業: 売上高15,804百万円(前年同期比1.0%増)、セグメント利益912百万円(同20.3%減)。売上高は増加しましたが、人件費や設備費の増加により利益は減少しました。
    • グローバルトレーディング事業: 売上高24,372百万円(前年同期比5.9%減)、セグメント利益192百万円(同40.5%減)。鉄スクラップ価格下落と為替変動の影響により、売上高・利益ともに減少しました。
    • リチウムイオン電池リサイクル事業: 売上高1,212百万円(前年同期比1.4%増)、セグメント利益158百万円(同7.5%減)。レアメタル相場低迷はありましたが、茨城工場の本格稼働と加工受託量の増加により売上高は増加しました。固定費増加により利益は減少しています。
    • その他: 売上高390百万円(前年同期比0.7%増)、セグメント利益93百万円(同12.6%減)。障がい福祉サービス事業は堅調でしたが、人件費等の固定費増加により減益となりました。
  • セグメント戦略:
    • 資源循環事業: 鉄スクラップ価格の変動の影響を受けつつも、非金属部門やサービス関連事業の堅調な推移により回復傾向にあります。
    • グローバルトレーディング事業: 物流代行サービスは堅調に推移。金属原料トレーディングにおいては、引き続き国内電炉メーカーとの連携を強化し、安定した集荷販売の仕組みを構築する方針です。
    • リチウムイオン電池リサイクル事業: 国内でのシェア拡大を目指し、積極的に投資を推進していく方針です。
    • 全体戦略: 「サーキュラーエコノミー(CE)をリードする」戦略コンセプトのもと、CEの具体的事例の実現に向けた事業推進と、サービス事業の拡大によるポートフォリオの組み換えを通じて、資源価格の変動に影響されにくい体質作りを目指しています。

競合状況や市場動向

  • 市場動向:
    • 中国による鉄鋼製品の過剰生産及び輸出が継続しています。
    • 米国の金融政策によるドル相場の不安定な状況。
    • 各国エネルギー政策転換の減速懸念。
    • 米国の関税政策により世界的な混乱が生じており、その影響を予測することは困難な状況です。
    • 鉄スクラップ価格は当期首と比較して下落し、その後横ばいで推移しました。
    • リチウムイオン電池の主原料であるコバルト、ニッケル、リチウムの平均価格はEV需要減退により前年同期を下回る状況です。
    • 金価格や銅価格は前年同期を上回って推移しています。

今後の見通し

  • 業績予想:
    • 2025年6月期 通期連結業績予想は、売上高49,500百万円(対前期比5.2%増)、営業利益1,000百万円(同29.1%減)、経常利益1,150百万円(同35.5%減)、親会社株主に帰属する当期純利益1,150百万円(同114.0%増)、1株当たり当期純利益37.98円を見込んでいます。
    • 直近に公表されている業績予想からの修正はありません。
  • リスク要因:
    • 業績に影響を与える外部要因としては、為替変動、原材料価格(鉄スクラップ、コバルト、ニッケル、リチウム等)の価格変動が挙げられます。
    • 中国の鉄鋼製品の過剰生産・輸出動向、EV需要の変動、各国のエネルギー政策・関税政策などの規制環境や経済政策も、今後の業績に影響を与える可能性があります。

重要な注記

  • 会計方針:
    • 「法人税、住民税及び事業税等に関する会計基準」等の適用により、法人税等の計上区分に関する会計方針が変更されましたが、四半期連結財務諸表への影響はありません。
    • 連結会社間における子会社株式等の売却に係る売却損益の税務上の繰り延べに関する取り扱いの見直しも、遡及適用されましたが影響はありません。
    • 税金費用は、当該四半期連結会計期間を含む連結会計年度の税引前当期純利益に対する税効果会計適用後の実効税率を見積もって計算されています。
  • その他:
    • 連結範囲の重要な変更として、株式会社クロダリサイクルが新規連結され、株式会社しんえこ、株式会社東洋ゴムチップの3社が除外されました。
    • 期末自己株式数は368,484株です。
    • 当第3四半期連結累計期間に係る四半期連結キャッシュ・フロー計算書は作成されていません。

上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。


企業情報

銘柄コード 5698
企業名 エンビプロ・ホールディングス
URL http://www.envipro.jp/
市場区分 プライム市場
業種 鉄鋼・非鉄 – 鉄鋼

このレポートは、AIアドバイザー「ジニー (3.0.0)」によって自動生成されました。

本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。

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By ジニー

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