2025年6月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)

個人投資家向けに、株式会社ジェイテックコーポレーションの2025年6月期第3四半期決算短信の内容を以下の観点でまとめました。

基本情報

  • 企業概要:
    • 企業名: 株式会社ジェイテックコーポレーション
    • 主要事業分野: オプティカル事業、ライフサイエンス・機器開発事業、その他事業
    • 代表者名: 代表取締役社長 津村 尚史
  • 報告概要:
    • 提出日: 2025年5月12日
    • 対象会計期間: 2025年6月期 第3四半期連結累計期間 (2024年7月1日~2025年3月31日)
  • セグメント:
    • オプティカル事業: 放射光施設やX線自由電子レーザー施設向けの高精度ミラーの製造・販売が主な事業内容です。
    • ライフサイエンス・機器開発事業: 自動細胞培養装置のメンテナンス、消耗品販売、プラズマ援用研磨装置の新規販売・改造、各種装置向け部材販売などを手掛けています。ナノ表面加工技術(PCVM、PAP、CARE、ECMP)の開発・販売も行っています。
    • その他事業: 電子科学株式会社による装置販売、メンテナンス、受託分析業を含みます。
  • 発行済株式:
    • 発行済株式数: 5,890,600株(2025年6月期 第3四半期末、自己株式を含む)
    • 自己株式数: 970株(2025年6月期 第3四半期末)
  • 今後の予定:
    • 通期の業績予想は2024年8月9日に公表された「2024年6月期 決算短信」から変更はありません。

財務指標

  • 財務諸表要点:
    • 貸借対照表:
    • 総資産は3,411,056千円で、前連結会計年度末に比べ156,466千円減少しました。
    • 流動資産は1,606,597千円で、前連結会計年度末から209,131千円減少しました。これは主に売掛金の減少と仕掛品の増加によるものです。
    • 固定資産は1,804,458千円で、前連結会計年度末から52,664千円増加しました。繰延税金資産の増加が主な要因です。
    • 負債合計は890,030千円で、前連結会計年度末から19,284千円増加しました。流動負債では契約負債と買掛金が増加し、固定負債では長期借入金が減少しました。
    • 純資産合計は2,521,025千円で、前連結会計年度末から175,751千円減少しました。これは主に利益剰余金の減少によるものです。
    • 損益計算書 (2025年6月期 第3四半期連結累計):
    • 売上高は967,828千円(前年同期比20.4%増)でした。
    • 営業損失は▲242,310千円となり、前年同期(▲287,228千円)と比べて損失幅が縮小しました。
    • 経常損失は▲257,352千円となり、前年同期(▲269,198千円)と比べて損失幅が縮小しました。
    • 親会社株主に帰属する四半期純損失は▲194,152千円となり、前年同期(▲206,099千円)と比べて損失幅が縮小しました。
    • キャッシュフロー計算書:
    • 営業活動によるキャッシュフローは60,766千円のプラス(前年同期は38,381千円の使用)でした。売上債権の減少等が要因です。
    • 投資活動によるキャッシュフローは▲40,701千円の使用(前年同期は113,895千円の使用)でした。主に有形固定資産の取得による支出が発生しました。
    • 財務活動によるキャッシュフローは▲58,374千円の使用(前年同期は56,662千円の支出)でした。長期借入金の返済が主な要因です。
    • 現金及び現金同等物の期末残高は571,446千円となりました。
  • 収益性 (2025年6月期 第3四半期連結累計):
    • 売上高: 967百万円 (前年同期比20.4%増)
    • 営業利益: ▲242百万円 (前年同期は▲287百万円の損失。損失幅が縮小しました。)
    • 経常利益: ▲257百万円 (前年同期は▲269百万円の損失。損失幅が縮小しました。)
    • 純利益: ▲194百万円 (前年同期は▲206百万円の損失。損失幅が縮小しました。)
    • 1株当たり利益: ▲32.99円
  • 財務安全性 (2025年6月期 第3四半期末):
    • 自己資本比率: 73.9%
    • 流動比率: 約3.58倍
  • 効率性:
    • 売上高営業利益率: 約▲25.0% (損失のためマイナス)
  • セグメント別利益貢献度 (2025年6月期 第3四半期連結累計):
    • オプティカル事業: セグメント利益137,723千円
    • ライフサイエンス・機器開発事業: セグメント損失▲79,613千円
    • その他事業: セグメント損失▲1,625千円
  • 財務の解説:
    • 連結売上高は増加し、営業、経常、純利益の各段階での損失幅が縮小しました。これは主にオプティカル事業の業績改善が寄与しています。
    • 資産は全体として減少しましたが、流動資産の減少は売掛金の回収が主な要因です。一方、固定資産は繰延税金資産の増加により増加しています。
    • 営業活動によるキャッシュフローは前年同期の使用からプラスに転じました。これは売上債権の減少が主因です。

配当

  • 配当実績と予想:
    • 2024年6月期: 年間配当0.00円
    • 2025年6月期(予想): 年間配当0.00円
  • 特別配当の有無:
    • 特別配当の予定はありません。

セグメント別情報

  • セグメント別状況 (2025年6月期 第3四半期連結累計):
    • オプティカル事業:
    • 売上高: 581,677千円(前年同期比46.7%増)
    • 収益貢献度: セグメント利益137,723千円(前年同期は4,081千円の利益)。国内、中国、台湾、欧州向け案件が中心で、国内売上比率が4割超となり、高精度品の受注が利益改善に貢献しました。
    • ライフサイエンス・機器開発事業:
    • 売上高: 105,899千円(前年同期比58.4%増)
    • 収益貢献度: セグメント損失▲79,613千円(前年同期は▲85,972千円の損失)。損失幅が縮小しました。自動細胞培養装置のメンテナンスや消耗品、プラズマ援用研磨装置などが売上に貢献しました。
    • その他事業:
    • 売上高: 280,581千円(前年同期比17.6%減)
    • 収益貢献度: セグメント損失▲1,625千円(前年同期は39,065千円の利益)。装置販売実績があったものの、販売台数が前年を下回り売上高が減少し、研究開発費や一般管理費の増加により損失を計上しました。
  • セグメント戦略:
    • ライフサイエンス・機器開発事業: ナノ表面加工技術(PCVM, PAP, CARE, ECMP)の開発、製品化、販売活動を進め、次世代パワーデバイス用基板や自動細胞培養装置の市場開拓に注力しています。
    • その他事業: 国際展示会への積極的な出展を通じて販路拡大に努め、新機能の装置開発と市場への新製品投入に向けたマーケティング活動を推進しています。

中長期計画との整合性

  • 中期経営計画: 中期経営計画の具体的な進捗や目標達成に関する記述は含まれていません。

競合状況や市場動向

  • 市場動向:
    • 世界経済はインフレの落ち着きに伴う金融政策緩和により消費・投資の回復が見られますが、米国の新政権や欧州の政治不安定化などにより不確実性が存在します。
    • オプティカル事業の主な対象である国内外の放射光施設やX線自由電子レーザー施設では、世界各国でバージョンアップや新設計画が継続しており、需要は良好に推移しています。
    • ライフサイエンス・機器開発事業における自動細胞培養装置市場は、働き方改革や動物実験禁止の世界的潮流により追い風の環境にあります。次世代パワーデバイス用基板市場の拡大も期待されています。

今後の見通し

  • 業績予想 (2025年6月期 通期連結予想):
    • 売上高: 2,640百万円(対前期比31.4%増)
    • 営業利益: 365百万円(対前期比27.9%増)
    • 経常利益: 363百万円(対前期比16.8%増)
    • 親会社株主に帰属する当期純利益: 231百万円(対前期比16.1%増)
    • 1株当たり当期純利益: 39.45円
    • この業績予想は2024年8月9日に公表された内容から変更はありません。
  • リスク要因: 本決算短信には具体的なリスク要因に関する詳細な記述はありません。将来の業績は様々な要因により変動する可能性があります。

重要な注記

  • 会計方針: 「法人税、住民税及び事業税等に関する会計基準」等の適用に伴い会計方針が変更されましたが、四半期連結財務諸表への影響はないとされています。
  • その他:
    • 2024年10月25日付で譲渡制限付株式報酬としての新株式発行を実施し、資本金及び資本剰余金がそれぞれ9,200千円増加しました。

上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。


企業情報

銘柄コード 3446
企業名 ジェイテックコーポレーション
URL http://www.j-tec.co.jp
市場区分 プライム市場
業種 建設・資材 – 金属製品

このレポートは、AIアドバイザー「ジニー (3.0.0)」によって自動生成されました。

本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。

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By ジニー

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