2025年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
個人投資家様へ
NITTOKU株式会社の2025年3月期第3四半期決算短信について、当社の分析を以下の通りご報告いたします。
基本情報
- 企業概要:
- 企業名: NITTOKU株式会社
- 主要事業分野: ワインディングシステム&メカトロニクス事業、非接触ICタグ・カード事業
- 代表者名: 代表取締役社長 笹澤 純人
- 報告概要:
- 提出日: 2025年2月14日
- 対象会計期間: 2025年3月期 第3四半期連結累計期間 (2024年4月1日~2024年12月31日)
- セグメント:
- ワインディングシステム&メカトロニクス事業: 搬送システムに巻線・ハンドリング・組立・検査工程を搭載し、高機能多軸同期制御が可能な生産ラインを構築。半導体、電池業界などへメカトロニクス事業の領域を拡大。
- 非接触ICタグ・カード事業: 非接触ICカード製造、生産ライン管理用FAタグ、電池タグ等。
- 発行済株式:
- 発行済株式数: 18,098,923株 (2025年3月期第3四半期末、自己株式を含む)
- 今後の予定:
- 決算発表: 2025年3月期末の決算発表時に中期経営計画の公表を予定
- IRイベント: IR説明会や個別ミーティングを通じて中期経営計画の詳細を説明予定
財務指標
- 財務諸表 総括:
- 貸借対照表: 総資産は増加し、特に仕掛品や有形固定資産が増加。流動負債と固定負債も増加したが、純資産は減少した。
- 損益計算書: 売上高は増加したものの、営業利益、経常利益、純利益は前年同期と比較して大幅に減少した。
- キャッシュフロー計算書: 個別のキャッシュフロー計算書は作成されていないが、減価償却費およびのれん償却費が増加している。
- 収益性:
- 売上高: 21,551 百万円(前年同期比 11.4%増)
- 営業利益: 506 百万円(前年同期比 74.6%減)
- 経常利益: 618 百万円(前年同期比 70.8%減)
- 純利益 (親会社株主に帰属する四半期純利益): 822 百万円(前年同期比 39.1%減)
- 1株当たり利益 (四半期純利益): 45.85 円
- 財務安全性:
- 自己資本比率: 63.5% (2025年3月期第3四半期末) (2024年3月期末 69.4%)
- 流動比率: 約2.4倍(流動資産 39,606百万円 / 流動負債 16,506百万円)
- 効率性:
- 売上高営業利益率: 2.3% (2025年3月期第3四半期累計) (前年同期は10.3%)
- セグメント別収益貢献度:
- ワインディングシステム&メカトロニクス事業: 売上高 20,196百万円、セグメント利益 977百万円
- 非接触ICタグ・カード事業: 売上高 1,355百万円、セグメント利益 345百万円
- 財務の解説:
- 売上高は増加したものの、新規開発案件に伴う納期の長期化やコスト増、および欧州モビリティ業界の景気低迷による海外子会社の業績不振が利益の大幅な減少要因となりました。総資産、負債は増加しましたが、自己株式の増加により純資産は減少しました。
配当
- 配当実績と予想:
- 2024年3月期: 年間配当 34.00円(中間 17.00円、期末 17.00円)
- 2025年3月期(予想): 年間配当 42.00円(中間 21.00円、期末 21.00円)
- 特別配当の有無: 特別配当に関する記載はありません。
セグメント別情報
- セグメント別状況:
- ワインディングシステム&メカトロニクス事業:
- 売上高は20,196百万円と前年同期比16.3%増加しましたが、セグメント利益は977百万円と前年同期比52.9%減少しました。新規開発案件の粗利率改善は見られましたが、追加仕様変更や品質調整によるコスト増加、及び欧州市場の景気低迷が利益に影響しました。
- 非接触ICタグ・カード事業:
- 売上高は1,355百万円と前年同期比31.3%減少、セグメント利益も345百万円と前年同期比49.3%減少しました。半導体不足時の先行手配によるタグの在庫調整が利益減少の要因となりました。
- セグメント戦略:
- 両セグメントともに、顧客の生産システム全体のデザイン・構築に技術とアイデアを提供し、生産工程全体の効率化や品質向上に貢献する「ラインビルダー」への変革を進めています。SDGsやESG経営への対応、即戦力人材の確保にも取り組んでいます。
中長期計画との整合性
- 中期経営計画:
- 2024年4月17日の社長交代に伴い、新たな経営体制で成長加速を目指しています。
- 2025年3月期より資本コストや株価を意識した経営を導入し、ROIC、EBITDAなどの定量目標を設定。優秀人材の確保・育成、M&Aを含む生産能力・収益力強化により資本収益力の向上を図ります。
- 2025年3月期末の決算発表時に、2026年3月期から2030年3月期までの5カ年の中期経営計画を公表予定です。これにより、事業分野・事業部門別の戦略策定、経営基盤強化、売上・シェア向上、収益性向上、企業価値向上を通じた株主価値の向上を目指す方針です。
競合状況や市場動向
- 市場動向:
- 世界経済は緩やかな成長基調にあるものの、欧州や中国経済の減速、地政学的リスク(ウクライナ、中東情勢)、米国大統領選挙、資源・エネルギー価格の動向により、不確実性が高い状況が続いています。
- 当社事業を取り巻く環境では、金融緩和、人手不足対応、デジタル関連投資、脱炭素関連の研究開発投資、サプライチェーン強靭化、自動車電装化・安全化のための設備投資などが進み、製造生産システムの自動化、効率化、高品質化へのニーズが高まり、設備投資は緩やかに増加傾向です。
今後の見通し
- 業績予想:
- 2025年3月期 通期連結業績予想(直近公表からの修正あり):
- 売上高: 34,000百万円(対前期比 10.4%増)
- 営業利益: 1,900百万円(対前期比 54.4%減)
- 経常利益: 1,900百万円(対前期比 55.6%減)
- 親会社株主に帰属する当期純利益: 1,500百万円(対前期比 45.3%減)
- 1株当たり当期純利益: 88.90円
- 業績予想は、前回の公表から修正されています。
- リスク要因:
- 新規開発案件における納期の長期化や追加コスト発生、品質調整の必要性。
- 海外子会社における業績不振。
- 為替変動、原材料価格の変動、地政学的リスク及び規制環境の変化など、会社業績に影響を与える外部要因。
重要な注記
- 会計方針:
- 「法人税、住民税及び事業税等に関する会計基準」などの改正に伴い、会計方針を変更しました。これにより、所得に対する法人税等を発生源泉に応じて損益、株主資本及びその他の包括利益に区分して計上するようになります。この変更による四半期連結財務諸表への影響は軽微とされています。
- その他:
- 当四半期連結累計期間において、新たに3社を連結子会社に迎え、1社を連結範囲から除外しました。これにより、のれんが増加しています。
- 業績予想は、発表日現在時点で入手可能な情報に基づいて算出されたものであり、実際の数値は、今後様々な要因により異なる可能性があります。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
銘柄コード | 6145 |
企業名 | NITTOKU |
URL | https://nittoku.co.jp/ |
市場区分 | スタンダード市場 |
業種 | 機械 – 機械 |
このレポートは、AIアドバイザー「ジニー (3.0.0)」によって自動生成されました。
本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。
本レポートに含まれる内容は、過去のデータや公開情報を基にしたものであり、主観的な価値判断や将来の結果を保証するものではありません。特定の金融商品の購入、売却、保有、またはその他の投資行動を推奨する意図は一切ありません。
投資には元本割れのリスクがあり、市場状況や経済環境の変化により損失が発生する可能性があります。最終的な投資判断は、すべてご自身の責任で行ってください。当サイト運営者は、本レポートの情報を利用した結果発生したいかなる損失や損害についても一切責任を負いません。
なお、本レポートは、金融商品取引法に基づく投資助言を行うものではなく、参考資料としてのみご利用ください。特定の銘柄や投資行動についての判断は、個別の専門家や金融機関にご相談されることを強くお勧めします。