1. 企業情報
- 企業名: ダイショー株式会社
- 概要: 調味料を製造販売する企業。鍋スープ、塩コショウ、たれ、粉末青汁などの製品を提供している。海外にも進出している。
- 事業内容: たれ類、スープ類、粉末調味料類、ソース類、ドレッシング類、青汁類、その他調味料類
- 設立年月日: 1966年12月19日
- 代表者名: 松本 俊一
- 住所: 〒130-0014 東京都墨田区亀沢1-17-3
- 市場区分: スタンダード（内国株式）
- 業種区分: 食料品
2. 業界のポジションと市場シェア
- 業界内での競争優位性: 国内の鍋スープ、塩コショウ、たれ市場で高いシェアを有する。
- 課題: 原材料価格の上昇や労務費の増加によるコスト増が課題。
3. 経営戦略と重点分野
- 経営陣のビジョン: 新たなビジョン「“楽しい味”で世界にプラスを。」を策定し、顧客基盤の拡大と生産性向上を目指す。
- 中期経営計画: 2025年から2027年までの新中期経営計画「Challenge 2028 ～世界に誇れる企業へ～」を策定し、国内市場でのシェア拡大と海外市場への投資を継続する。
4. 事業モデルの持続可能性
- 収益モデル: 主に調味料の製造販売による収益モデル。
- 市場ニーズへの適応力: 高付加価値製品の開発や、フードロス削減・持続可能な生産活動への取り組みを進めている。
5. 技術革新と主力製品
- 技術開発の動向: 技術革新は特に記載なし。
- 主力製品: 有名中華シェフ監修製品、「豚からの素」、新シリーズ「秘伝 焼肉のたれ にんにく5倍」、鍋スープ類、名店監修鍋スープ、人気ドラマコラボ製品、「炭火焼風 ねぎ塩ソース」など。
6. 株価の評価
- 株価: 1,401円
- EPS（会社予想）: 43.51円
- BPS（実績）: 1,015.25円
- PER（会社予想）: 32.20倍
- PBR（実績）: 1.38倍
7. テクニカル分析
- 株価推移: 直近10日間の株価は1,398円から1,401円の間で推移しており、高値圏に近い。
- 移動平均線: 50日移動平均線は1,401.36円、200日移動平均線は1,409.55円。
8. 財務諸表分析
- 売上高: 26,241百万円（対前期比 +3.5%）
- 営業利益: 656百万円（対前期比 -26.3%）
- 経常利益: 673百万円（対前期比 -25.2%）
- 純利益: 458百万円（対前期比 -23.5%）
- ROE（実績）: 4.74%
- 自己資本比率（実績）: 52.4%
- 流動比率: 156.7%
9. 株主還元と配当方針
- 配当利回り（会社予想）: 1.28%
- 年間配当（会社予想）: 18円
- 配当性向: 25.13%
- 自社株買い: なし
10. 株価モメンタムと投資家関心
- 株価の直近の変動傾向: 直近10日間で1,398円から1,401円の間で推移しており、上昇傾向。
- 株価への影響を与える要因: 原材料価格の上昇、労務費の増加、国際的な天候不順、地政学リスクなど。
11. 総評
ダイショーは国内の調味料市場で高いシェアを有する企業であり、特に鍋スープ、塩コショウ、たれ市場で競争力を持ち、新たなビジョンを掲げ、顧客基盤の拡大と生産性向上を目指している。しかし、原材料価格の上昇や労務費の増加によるコスト増が課題となっており、利益の減少が予想されている。株価は高値圏に近い水準で推移しており、テクニカル分析では上昇傾向が確認される。財務面では自己資本比率が低下しているが、流動比率は健全な水準を維持している。株主還元は継続しており、配当性向は適切な水準を保っている。
企業情報
| 銘柄コード | 2816 |
| 企業名 | ダイショー |
| URL | http://www.daisho.co.jp/ |
| 市場区分 | スタンダード市場 |
| 業種 | 食品 – 食料品 |
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