2025年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)

保土谷化学工業株式会社の2025年3月期 決算短信(連結)について、以下の通り要点をまとめました。

基本情報

  • 企業概要:
    • 企業名: 保土谷化学工業株式会社
    • 主要事業分野:
    • 機能性色素(有機EL材料、イメージング材料、色素材料)
    • 機能性樹脂(ウレタン原料、建築材料、特殊化学品など)
    • 基礎化学品(過酸化水素、工業用基礎原料など)
    • アグロサイエンス(除草剤、殺虫剤、酸素供給剤)
    • 物流関連(倉庫業、貨物運送取扱業、ISOタンクコンテナ保管事業)
    • 代表者名: 松本 祐人(取締役社長)
    • その他: 問合せ先責任者 橋爪 英明(執行役員 経営企画部長)
  • 報告概要:
    • 提出日: 2025年5月15日
    • 対象会計期間: 連結会計年度 2024年4月1日~2025年3月31日
    • その他: 上場取引所 東証
  • セグメント:
    • 機能性色素: トナー用電荷制御剤、有機EL材料、イメージング材料、各種染料等の開発・製造・販売。
    • 機能性樹脂: ウレタン原料、接着剤、剥離剤、建築土木用材料、医薬・樹脂材料・電子材料用中間体等の開発・製造・販売。
    • 基礎化学品: 過酸化水素及び誘導品、その他工業用基礎原料の製造・販売。
    • アグロサイエンス: 除草剤、殺虫剤、酸素供給剤の製造・販売。
    • 物流関連: 倉庫業、貨物運送取扱業、ISOタンクコンテナ保管事業。
  • 発行済株式:
    • 発行済株式数: 16,827,452株(2025年3月31日現在、株式分割後)
    • その他: 自己株式数 934,182株(2025年3月31日現在、株式分割後調整)
  • 今後の予定:
    • 決算発表: 2026年3月期連結業績予想を公表
    • 株主総会: 2025年6月26日 開催予定
    • IRイベント: 決算補足説明資料作成は有、決算説明会開催は無
    • その他: 有価証券報告書提出予定日 2025年6月25日、配当支払開始予定日 2025年6月27日

財務指標

  • 財務諸表(要点):
    • 貸借対照表 (2025年3月31日現在):
    • 総資産は79,858百万円となり、前期末比1,298百万円減少。現金及び預金、仕掛品の減少が主因。
    • 負債合計は21,328百万円となり、前期末比2,385百万円減少。短期・長期借入金、支払手形及び買掛金、未払法人税等の減少が寄与。
    • 純資産合計は58,530百万円となり、前期末比1,086百万円増加。利益剰余金の増加が主な要因。
    • 自己資本比率は60.9%(前期末58.8%から2.0ポイント増加)。
    • 損益計算書 (2024年4月1日~2025年3月31日):
    • 売上高は48,578百万円(対前期比9.8%増)。
    • 営業利益は4,875百万円(対前期比23.4%増)。
    • 経常利益は4,770百万円(対前期比1.3%増)。
    • 親会社株主に帰属する当期純利益は3,178百万円(対前期比28.1%増)。
    • 包括利益は1,918百万円(対前期比△73.6%減)。
    • キャッシュフロー計算書 (2024年4月1日~2025年3月31日):
    • 営業活動によるキャッシュ・フローは5,669百万円の収入。
    • 投資活動によるキャッシュ・フローは△6,548百万円の支出。有形及び無形固定資産の取得、定期預金の預入が主な支出要因。
    • 財務活動によるキャッシュ・フローは△1,882百万円の支出。長期借入金の返済、配当金の支払が主な支出要因。
    • 現金及び現金同等物の期末残高は7,602百万円。
  • 収益性:
    • 売上高: 48,578百万円(対前期比9.8%増)
    • 営業利益: 4,875百万円(対前期比23.4%増)
    • 経常利益: 4,770百万円(対前期比1.3%増)
    • 親会社株主に帰属する当期純利益: 3,178百万円(対前期比28.1%増)
    • 1株当たり当期純利益: 200.04円(株式分割後換算)
  • 財務安全性:
    • 自己資本比率: 60.9%
    • キャッシュ・フロー対有利子負債比率: 1.5年
    • インタレスト・カバレッジ・レシオ: 69.3倍
  • 効率性:
    • 売上高営業利益率: 10.0%(前期8.9%)
  • セグメント別(利益貢献度、営業利益ベース):
    • 機能性色素: 3,838百万円
    • 機能性樹脂: △51百万円
    • 基礎化学品: 414百万円
    • アグロサイエンス: 302百万円
    • 物流関連: 351百万円
    • その他: 20百万円
  • 財務の解説:
    • 当期の売上高は、国内外の景気回復傾向に加え、機能性色素やアグロサイエンス、物流関連事業の好調により増加しました。
    • 営業利益、経常利益、純利益ともに売上高増加に加えて、効率的な経営努力が寄与したことで増益となりました。
    • 総資産は現金及び預金と仕掛品の減少が主因で減少しましたが、負債も減少したことで自己資本比率は向上しました。
    • キャッシュフローは、営業活動によるキャッシュ・フローが収入だったものの、積極的な設備投資による投資活動支出が大きかったため、現金及び現金同等物の期末残高は減少しました。

配当

  • 配当実績と予想:
    • 2024年3月期(実績)年間配当: 75.00円(中間37.50円、期末37.50円)
    • 2025年3月期(実績)年間配当: 90.00円(中間45.00円、期末45.00円)
    • 2026年3月期(予想)年間配当: 50.00円(中間25.00円、期末25.00円)
    • ※2026年3月期予想配当は、2025年4月1日付の株式分割(1株につき2株)を考慮した、分割後の金額です。
  • 特別配当の有無: 特別配当に関する記載はありません。

セグメント別情報

  • セグメント別状況 (売上高):
    • 機能性色素: 25,141百万円(対前期比18.4%増)
    • 有機EL材料、アルミ着色用染料、イメージング材料の需要伸長により大幅増収。
    • 機能性樹脂: 8,450百万円(対前期比1.3%増)
    • 一部販売増があるものの、ウレタン市況の低迷が影響。建築材料事業は堅調に推移。
    • 基礎化学品: 7,515百万円(対前期比△4.2%減)
    • 過酸化水素の紙パルプ向け販売は増えるも、半導体向け需要回復の遅れや、過炭酸ナトリウムの生産調整により減収。
    • アグロサイエンス: 5,510百万円(対前期比11.5%増)
    • 除草剤が好調に推移し大幅増収。
    • 物流関連: 1,780百万円(対前期比4.5%増)
    • 輸出等の荷動きが堅調、国内危険物保管事業の取り扱い増により増収。
  • セグメント戦略:
    • 各セグメントの事業状況は言及されていますが、具体的な戦略については詳細な記述はありません。

中長期計画との整合性

  • 中期経営計画:
    • 中期経営計画「SPEED25/30」を加速させ、中長期的な企業価値向上に向けて積極的に取り組む旨の記載があります。

競合状況や市場動向

  • 競合他社との比較: 直接的な比較情報は記載されていません。
  • 市場動向:
    • 日本経済は緩やかながら回復傾向を示す一方、国際情勢の不安定化による資源価格の高止まり、円安基調の継続、インフレ進行による物価上昇が企業のコスト構造に影響を与えています。
    • 米国の保護貿易主義の拡大による世界経済の分断の深刻化が懸念され、先行きには不透明感が増しています。

今後の見通し

  • 業績予想 (2026年3月期 連結):
    • 売上高: 50,000百万円(対2025年3月期比2.9%増)
    • 営業利益: 5,000百万円(対2025年3月期比2.6%増)
    • 経常利益: 5,000百万円(対2025年3月期比4.8%増)
    • 親会社株主に帰属する当期純利益: 3,000百万円(対2025年3月期比△5.6%減)
    • 1株当たり当期純利益: 188.79円(株式分割後換算)
  • リスク要因:
    • 国際情勢の不安定化、資源価格の高止まり、為替変動(円安)、物価上昇、保護貿易主義の拡大などが今後の業績に影響を与える可能性があります。

重要な注記

  • 会計方針:
    • 「法人税、住民税及び事業税等に関する会計基準」等を当連結会計年度の期首から適用していますが、連結財務諸表に与える影響はないとされています。
  • その他:
    • 株式分割: 2025年4月1日を効力発生日として、普通株式1株につき2株の割合で株式分割を実施。これに伴い、発行可能株式総数を2,000万株から4,000万株へ変更する定款の一部変更を行っています。
    • 株式報酬制度: 従業員・役員に対する業績連動型株式報酬制度(BBT)及び株式給付信託(J-ESOP)が導入されており、今回J-ESOPの対象をグループ会社従業員にも拡大しています。
    • 子会社合併: 2025年7月1日付で、連結子会社であるSFC CO., LTD.を存続会社、REXCEL CO., LTD.を消滅会社とする吸収合併を行う予定です。経営資源統合、人的資本の効率的活用、事業機能強化、グループ全体の相乗効果、収益基盤の拡大を目的としています。

上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。


企業情報

銘柄コード 4112
企業名 保土谷化学工業
URL http://www.hodogaya.co.jp/
市場区分 プライム市場
業種 素材・化学 – 化学

このレポートは、AIアドバイザー「ジニー (3.0.0)」によって自動生成されました。

本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。

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By ジニー

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