決算短信：澁谷工業（6340）

2024年6月期　決算短信〔日本基準〕(連結)

澁谷工業株式会社の2024年6月期決算短信について、個人投資家向けに以下の通りまとめました。

基本情報

• 企業概要:
  • 企業名: 澁谷工業株式会社
  • 主要事業分野:
  • パッケージングプラント事業: ボトリングシステム、製函・包装システム、製薬設備システム、食品加工システム、洗浄設備システム、再生医療システムなど
  • メカトロシステム事業: 半導体製造システム、医療機器、切断加工システム、超音波発生装置、油圧プレス機など
  • 農業用設備事業: 農業用選果・選別システムなど
  • 代表者名: 代表取締役社長 澁谷 英利
• 報告概要:
  • 提出日: 2024年8月9日
  • 対象会計期間: 2023年7月1日～2024年6月30日 (2024年6月期)
• セグメント:
  • パッケージングプラント事業: 飲料・食品、医薬品・化粧品分野を中心に、各種プラント設備を提供する。
  • メカトロシステム事業: 半導体業界向け製造装置、医療分野向け機器、金属加工機などを展開する。
  • 農業用設備事業: 農業向け選果・選別プラントなどを提供する。
• 発行済株式:
  • 発行済株式数: 28,149,877株 (2024年6月30日時点、自己株式含む)
• 今後の予定:
  • 定時株主総会開催予定日: 2024年9月27日
  • 有価証券報告書提出予定日: 2024年9月30日
  • 配当支払開始予定日: 2024年9月30日
  • 決算補足説明資料作成の有無: 無
  • 決算説明会開催の有無: 無

財務指標

• 財務諸表要点 (連結):
  • 貸借対照表 (2024年6月30日実績):
  • 総資産は161,903百万円となり、前連結会計年度末から19,477百万円増加しました。主に現金及び預金、売上債権及び契約資産、退職給付に係る資産の増加によるものです。
  • 純資産は101,029百万円となり、当期純利益の計上などで10,849百万円増加しました。
  • 損益計算書 (2024年6月期実績):
  • 売上高は115,434百万円となり、前年同期比18.0%増と大幅に増加しました。
  • 営業利益は13,382百万円となり、前年同期比66.5%増と大幅な増益を達成しました。
  • 経常利益は13,559百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は9,781百万円となり、それぞれ前年同期比65.9%増、65.0%増となりました。
  • キャッシュフロー計算書 (2024年6月期実績):
  • 営業活動によるキャッシュ・フローは10,432百万円のプラスとなり、前年同期の4,854百万円から大幅に増加しました。税金等調整前当期純利益の増加などが主な要因です。
  • 投資活動によるキャッシュ・フローは△3,447百万円のマイナス（資金流出）となり、有形固定資産の取得による支出が主な要因です。
  • 財務活動によるキャッシュ・フローは△3,044百万円のマイナスとなり、長期借入金の返済や配当金の支払いが主な要因です。
  • 現金及び現金同等物の期末残高は46,894百万円となり、前連結会計年度末から4,234百万円増加しました。
• 収益性:
  • 売上高: 115,434百万円 (前年同期比 +18.0%)
  • 営業利益: 13,382百万円 (前年同期比 +66.5%)
  • 経常利益: 13,559百万円 (前年同期比 +65.9%)
  • 純利益 (親会社株主に帰属する当期): 9,781百万円 (前年同期比 +65.0%)
  • 1株当たり当期純利益: 353.54円
• 財務安全性:
  • 自己資本比率: 62.4% (前年同期63.3%)
• 効率性:
  • 売上高営業利益率: 2024年6月期 11.6% (2023年6月期 8.2%)
• セグメント別:
  • 全セグメントで増益となり、業績向上に貢献しました。セグメント別の詳細は後述します。
• 財務の解説:
  • 当連結会計年度の国内経済は、新型コロナウイルス感染症による各種規制緩和やインバウンド需要の回復により緩やかな回復が見られたものの、原材料価格・エネルギーコストの高止まりや海外経済の成長鈍化、能登半島地震の影響など、先行き不透明な状況が続きました。
  • このような経済状況下で、当社グループは連結売上高が18.0%増と大幅に伸長し、全てのセグメントで増益となりました。原価率の改善や社内プロジェクトによるコスト削減効果が利益増加に寄与しました。

配当

• 配当実績と予想:
  • 2024年6月期:
  • 中間配当: 30円
  • 期末配当: 60円
  • 年間配当: 90円 (前年比 +20円)
  • 配当金総額: 2,490百万円
  • 配当性向 (連結): 25.5%
  • 2025年6月期 (予想):
  • 中間配当: 45円
  • 期末配当: 45円
  • 年間配当: 90円 (前年同期実績と同額)
• 特別配当の有無: 特別配当は含まれていません。

セグメント別情報

• セグメント別状況 (売上高/セグメント利益、対前年比):
  • パッケージングプラント事業:
  • 売上高: 66,007百万円 (+15.0%)
  • セグメント利益: 10,830百万円 (+51.1%)
  • 背景: 食品用プラント（国内向け調味料用充填ライン、飲料用無菌充填ライン）が大きく増加したものの、注射薬バイアル充填ラインや柔軟剤などのトイレタリー製品用充填ラインは減少しました。原価率の改善やコスト削減効果により、セグメント利益は大幅に増加しました。
  • メカトロシステム事業:
  • 売上高: 36,993百万円 (+21.1%)
  • セグメント利益: 3,253百万円 (+69.4%)
  • 背景: 切断加工機は国内需要低迷により減少した一方、半導体製造装置は中国向けが回復し、医療機器は欧州・北米・インドなど海外向けが好調に推移しました。
  • 農業用設備事業:
  • 売上高: 12,432百万円 (+25.8%)
  • セグメント利益: 1,505百万円 (+61.2%)
  • 背景: 蔬菜類向け選果選別プラントが増加しました。
• セグメント戦略:
  • パッケージングプラント事業: 既に多くの受注残を抱える飲料用無菌充填ラインや注射薬バイアル充填ラインが次期も増加を見込んでいます。
  • メカトロシステム事業: AIの普及に伴う半導体製造装置の需要拡大が期待され、増加を見込んでいます。
  • 農業用設備事業: 補助事業の継続により、選果選別プラントへの投資が堅調に推移するものの、増加幅は小幅にとどまる見込みです。

中長期計画との整合性

• 中期経営計画: — (具体的な中期経営計画の進捗については、決算短信上では詳細な記述がありません。)

競合状況や市場動向

• 競合他社との比較: — (本決算短信では言及なし)
• 市場動向: 国内外の経済環境は、インバウンド消費やAIの普及によるプラス要因がある一方で、原材料価格・エネルギーコストの増加、金利上昇、中国経済停滞、国際情勢の地政学リスク、米国大統領選挙の影響など、不確実性が高い状況が続く見込みです。

今後の見通し

• 業績予想 (連結、2025年6月期):
  • 売上高: 127,000百万円 (前年同期比 +10.0%)
  • 営業利益: 12,600百万円 (前年同期比 △5.8%)
  • 経常利益: 12,800百万円 (前年同期比 △5.6%)
  • 親会社株主に帰属する当期純利益: 9,200百万円 (前年同期比 △5.9%)
  • 1株当たり当期純利益: 332.53円
  • 見通しと現状の差異: 増収を見込むものの、固定費増加（人的投資、DX推進費）、原材料価格上昇、パッケージングプラント事業における他社製品割合増加による原価率悪化を要因として減益を見込んでいます。
• リスク要因:
  • 外部要因: 原材料価格、エネルギーコストの変動、為替変動、地政学リスク（ウクライナ情勢、中東情勢など）、金融政策（日本銀行の追加利上げ）、中国経済の停滞、米国大統領選挙の影響など。
  • 内部要因: 人的投資およびDX推進による固定費増加、パッケージングプラント事業における他社製品割合増加による原価率の悪化。

重要な注記

• 会計方針:
  • 期中における連結範囲の重要な変更はありません。
  • 会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示はありません。
• その他:
  • 負ののれん発生益の計上: 「メカトロシステム事業」において、綜和機電株式会社を新たに連結子会社としたことにより、負ののれん発生益16百万円を計上しています。これは特別利益として計上され、セグメント利益には含まれていません。
  • 役員異動: 社外取締役に大砂雅子氏が新任候補として予定されています（2024年9月27日の定時株主総会）。

上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。

企業情報

このレポートは、AIアドバイザー「ジニー (3.0.0)」によって自動生成されました。

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