2025年3月期第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)

企業概要

  • 企業名: 株式会社ジーエス・ユアサ コーポレーション
  • 主要事業分野: 電池の製造・販売(自動車電池、産業電池電源、車載用リチウムイオン電池等)
  • 代表者名: 阿部 貴志 (取締役社長 CEO)
  • (その他に何かあれば追加): 東証プライム市場上場 (コード: 6674)

報告概要

  • 提出日: 2024年8月5日
  • 対象会計期間: 2025年3月期 第1四半期連結累計期間 (2024年4月1日~2024年6月30日)
  • (その他に何かあれば追加): 日本基準(連結)

セグメント

  • 各事業セグメントの名称と概要:
    • 自動車電池: 国内外における補修用電池を含む自動車用鉛蓄電池等の製造・販売。
    • 産業電池電源: 非常用電源装置などの産業用電池および電源装置の製造・販売。
    • 車載用リチウムイオン電池: ハイブリッド車、プラグインハイブリッド車向けを中心としたリチウムイオン電池の製造・販売。
    • その他: 特殊電池事業など、上記セグメントに含まれない事業。

発行済株式

  • 発行済株式数: 100,446,442株 (2025年3月期 第1四半期末、自己株式を含む)
  • (その他に何かあれば追加): 期末自己株式数 143,690株 (2025年3月期 第1四半期末)

今後の予定

  • IRイベント: 決算説明会開催予定 (機関投資家・アナリスト向け)
  • (その他に何かあれば追加): 決算補足説明資料作成の有無: 有

財務諸表

  • 貸借対照表の要点:
    • 総資産: 665,544百万円 (前連結会計年度末比88百万円増加)。棚卸資産や現金及び預金の増加が寄与。
    • 負債: 285,872百万円 (前連結会計年度末比30億89百万円増加)。借入金及び設備関係電子記録債務の増加が寄与。
    • 純資産: 379,671百万円 (前連結会計年度末比57億91百万円増加)。四半期純利益の増加や為替換算調整勘定の増加が寄与。
  • 損益計算書の要点:
    • 売上高: 127,583百万円 (対前年同四半期比5.8%増)。
    • 営業利益: 6,184百万円 (対前年同四半期比27.9%増)。
    • 経常利益: 6,686百万円 (対前年同四半期比35.5%増)。
    • 親会社株主に帰属する四半期純利益: 4,785百万円 (対前年同四半期比190.1%増)。
  • キャッシュフロー計算書の要点:
    • 当第1四半期連結累計期間に係るキャッシュ・フロー計算書は作成されていません。

収益性

  • 売上高: 127,583百万円
  • 営業利益: 6,184百万円
  • 経常利益: 6,686百万円
  • 純利益: 4,785百万円 (親会社株主に帰属する四半期純利益)
  • 1株当たり利益: 47.71円 (1株当たり四半期純利益)

財務安全性

  • 自己資本比率: 50.0% (2025年3月期第1四半期末)
  • 負債比率: 約75.3% (負債合計285,872百万円 ÷ 純資産379,671百万円)
  • 流動比率: 約166.1% (流動資産合計319,809百万円 ÷ 流動負債合計192,498百万円)

効率性

  • 総資産回転率: 約0.19回 (売上高127,583百万円 ÷ 総資産665,544百万円、四半期ベース)
  • 売上高営業利益率の推移:
    • 2025年3月期 第1四半期: 約4.85% (6,184百万円 ÷ 127,583百万円)
    • 2024年3月期 第1四半期: 約4.01% (4,836百万円 ÷ 120,540百万円)

セグメント別

  • 利益貢献度 (のれん等償却前営業利益):
    • 自動車電池: 6,438百万円
    • 産業電池電源: 946百万円
    • 車載用リチウムイオン電池: 損失2,031百万円
    • その他: 1,005百万円

財務の解説

当第1四半期連結累計期間において、世界経済の不透明感が残る中でも、自動車電池の販売数量増加や販売価格是正の取り組みにより売上高が増加しました。これに伴い、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する四半期純利益はいずれも前年同四半期比で大幅な増益を達成しました。特に親会社株主に帰属する四半期純利益は、海外子会社の繰延税金負債の取り崩しによる税金費用の減少が大きく寄与し、約2.9倍の大幅増となりました。
財政状態においては、棚卸資産や現金及び預金の増加により総資産が増加し、借入金や設備関係電子記録債務の増加により負債も増加しましたが、純資産も四半期純利益や為替換算調整勘定の増加により増加しており、自己資本比率は安定水準を維持しています。

配当実績と予想

  • 前回の年間配当実績(2024年3月期): 70.00円 (中間15.00円、期末55.00円)
  • 今回の年間配当予想(2025年3月期): 70.00円 (中間20.00円、期末50.00円)

特別配当の有無

  • 決算短信において特別配当に関する具体的な記載はありません。

セグメント別状況

  • 自動車電池:
    • 国内: 補修用電池の販売数量増加と販売価格是正により売上高は前年同四半期比6.3%増の208億36百万円。セグメント損益(のれん等償却前)は同58.5%増の16億30百万円。
    • 海外: 販売数量増加と円安の影響により売上高は前年同四半期比11.7%増の651億75百万円。セグメント損益(のれん等償却前)は同74.1%増の48億8百万円。
    • 合算: 売上高は前年同四半期比10.3%増の860億12百万円。セグメント損益(のれん等償却前)は同69.8%増の64億38百万円。
  • 産業電池電源:
    • 非常用電源装置の需要増加や販売価格是正により売上高は前年同四半期比9.1%増の195億38百万円。セグメント損益(のれん等償却前)は同521.1%増の9億46百万円。
  • 車載用リチウムイオン電池:
    • ハイブリッド車用リチウムイオン電池の販売数量は増加したものの、原材料価格下落に伴う販売価格の低下やプラグインハイブリッド車用リチウムイオン電池の販売数量減少等により、売上高は前年同四半期比17.4%減の160億72百万円。セグメント損益(のれん等償却前)は売上高減少や在庫評価の見直し等により、20億31百万円の損失となり、前年より悪化。
  • その他:
    • 潜水艦用リチウムイオン電池の販売価格是正等により売上高は前年同四半期比14.4%増の59億59百万円。全社費用等調整後のセグメント損益(のれん等償却前)は同77.6%増の10億5百万円。

セグメント戦略

  • 事業セグメントごとの具体的な戦略は明示されていませんが、各事業の状況説明から、自動車電池と産業電池電源では販売促進や価格是正が進められている一方、車載用リチウムイオン電池では市場変動(原材料価格下落、販売数量減少)への対応が課題となっていることが示唆されます。

中長期計画との整合性

  • 中期経営計画: 中期経営計画の進捗状況に関する具体的な記載はありませんが、業績全般の動向として好調なスタートを切っており、通期業績予想も堅調に推移する見込みです。

競合状況や市場動向

  • 競合他社との比較: 決算短信には競合他社との比較に関する具体的な記載はありません。
  • 市場動向:
    • 世界経済は長期的な金融引き締めの中でも消費が底堅く推移し、緩やかな回復基調が続いています。
    • 一方で、中国経済の減速や継続する地政学リスク、金融市場の変動等、先行き不透明感が残っています。
    • 自動車電池市場においては、販売数量の増加や販売価格是正の取り組みが進んでいます。
    • 非常用電源装置の需要が増加しています。
    • リチウムイオン電池市場では、原材料価格下落や特定の製品の販売数量減少が見られます。

業績予想

  • 2025年3月期 連結業績予想 (通期):
    • 売上高: 590,000百万円 (対前期比4.8%増)
    • 営業利益: 44,000百万円 (対前期比5.8%増)
    • 経常利益: 44,000百万円 (対前期比0.0%増)
    • 親会社株主に帰属する当期純利益: 26,000百万円 (対前期比18.9%増)
    • 1株当たり当期純利益: 259.21円
  • 現状との差異: 今回発表された第1四半期の好調な業績を踏まえつつも、通期予想は据え置かれています。

リスク要因

  • 超インフレ経済下における会計処理: トルコにおける3年間の累積インフレ率が100%を超えたため、関連するトルコの子会社については、IAS第29号「超インフレ経済下における財務報告」に定められる要求に従い、会計上の調整を行っています。これは特定の国の経済状況に対応した会計処理であり、通常の事業リスクとは異なります。
  • その他: 業績予想の将来に関する記述は、発表日現在で入手可能な情報に基づき作成されており、実際の業績は今後さまざまな要因によって予想数値と異なる可能性があります。為替、原材料価格、規制環境など個別の外部要因に関する言及はありません。

重要な注記

  • 会計方針:
    • 「法人税、住民税及び事業税等に関する会計基準」および「税効果会計に係る会計基準の適用指針」を当第1四半期連結会計期間の期首から適用しています。これらの変更による四半期連結財務諸表への影響はないとされています。
    • トルコにおける超インフレ経済下での会計処理に関して、IAS第29号「超インフレ経済下における財務報告」に準拠して、トルコの子会社の財務諸表を調整しています。
  • その他:
    • 添付される四半期連結財務諸表は公認会計士または監査法人によるレビューを受けています。

上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。


企業情報

銘柄コード 6674
企業名 ジーエス・ユアサ コーポレーション
URL http://www.gs-yuasa.com/
市場区分 プライム市場
業種 電機・精密 – 電気機器

このレポートは、AIアドバイザー「ジニー (3.0.0)」によって自動生成されました。

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By ジニー

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