2025年12月期 第1四半期決算説明資料
基本情報
- 企業概要:
- 企業名: ライオン株式会社
- 主要事業分野: 一般用消費財、産業用品、海外事業など
- 説明会情報:
- 開催日時: 2025年5月8日
- 説明者:
- 報告期間:
- 対象会計期間: 2025年12月期 第1四半期(2025年1月〜3月)
- セグメント:
- 一般用消費財: 家庭用消費財事業(オーラルヘルスケア、ビューティケア、ファブリックケア、リビングケア、薬品等)
- 産業用品: 産業向け製品・材料事業
- 海外: 海外地域における各種事業
- その他: 上記以外の事業
- 調整額: 各セグメントに含まれない全社費用など、連結調整項目
業績サマリー
- 主要指標 (2025年1-3月期、前年同期比):
- 営業収益 (売上高): 942.3億円 (増収 1.4%)
- 営業利益: 56.3億円 (増益 15.2%)
- 親会社の所有者に帰属する四半期利益 (純利益): 40.2億円 (増益 13.5%)
- 1株当たり利益 (基本的1株当たり四半期利益): 14.57円 (増益 14.5%)
- 進捗状況:
- 2025年度 第1四半期連結業績は、売上高、各利益ともに前年同期を上回った。
- 事業利益率は1.3ポイント改善。
- セグメント別状況 (2025年1-3月期):
- 一般用消費財: 売上高 553.8億円 (△1.4%)、事業利益 44.1億円 (+34.1%)
- 産業用品: 売上高 141.5億円 (+8.5%)、事業利益 6.5億円 (△16.4%)
- 海外: 売上高 424.6億円 (+2.4%)、事業利益 18.0億円 (+18.5%)
- その他: 売上高 27.6億円 (△27.4%)、事業利益 △0.2億円 (–%)
- 海外セグメントの内訳では、東南・南アジア地域が売上高261.9億円(+7.7%)、事業利益14.9億円(+30.0%)と増収増益であった。マレーシアが牽引。北東アジア地域は売上高162.6億円(△5.1%)、事業利益3.0億円(△17.3%)。中国は前年同期を上回った。
業績の背景分析
- 業績概要:
- 連結売上高は、一般用消費財においてブランド譲渡等の影響で一部減収となったものの、海外事業(マレーシア、中国など)の増収により、連結全体では増収となった。
- 事業利益は、値上げ・コストダウンの継続、競争費用の効率化などの収益性向上施策が国内外で奏功し、大幅な増益を達成した。
- 増減要因 (事業利益増減要因):
- 売上増減が+6億円、コストダウンが+7億円、競争費用効率化・その他費用減が+20億円(国内+15億円、海外+5億円)と増益に寄与した。
- ブランド譲渡による粗利減が△2億円、セグメント構成変化が△7億円、原材料価格の影響が△4億円と減益要因となった。
- 販管費要因は+15億円だが、これは競争費用の効率化などによる。
- 競争環境:
- 国内市場において、オーラルヘルスケアは好調に推移している。
- 海外市場においては、タイのボディソープ、マレーシアの洗濯用洗剤・ハミガキ、中国の店舗販売チャネルが好調に推移した。
- リスク要因: 当資料からは直接的な言及は乏しいものの、為替変動が粗利及び販管費に影響を与えていることが増減要因分析から示唆されている。
戦略と施策
- 現在の戦略:
- 2nd STAGEとして、「収益力の強靭化」をテーマに、企業価値向上にフォーカスした経営指標の達成を目指している。
- 重点戦略として「事業ポートフォリオマネジメントの強化」、「経営基盤の強化」、「ダイナミズムの創出」の3つの基本方針を掲げている。
- 進行中の施策:
- オーラルヘルスケアの成長加速: 高付加価値品の導入・育成、歯科医院向けの新サービスの開始。『クリニカPRO』シリーズのラインアップ追加(3月26日発売)。歯科医院対象の口腔ケア習慣化サポートサービス『OraCo』を開始(4月~)。
- 海外成長施策の強化: メラップライオン(ベトナム)の100%子会社化を決議し、流通網・販売力を活かしたオーラルヘルスケア拡大を図る。パーソナルケア分野強化の継続。
- 一般用消費財の収益構造改革: 価格適正化・SKU削減などの収益性向上施策の継続・加速。
- セグメント別施策:
- 一般用消費財では収益構造改革により大幅増益となった。
- 海外では、マレーシアでの積極的な店頭キャンペーンにより洗濯用洗剤・ハミガキが大幅増収となった。
将来予測と見通し
- 業績予想 (2025年12月期 連結業績予想):
- 年初公表からの変更はなく、収益力の強靭化を推進し、対前年での増収増益を計画している。
- 売上高: 4,200.0億円 (+1.7%)
- 事業利益: 300.0億円 (+13.9%)
- 営業利益: 350.0億円 (+23.3%)
- 親会社の所有者に帰属する当期利益: 250.0億円 (+17.9%)
- 基本的1株当たり当期利益: 90.24円 (+17.9%)
- 中長期計画 (2nd STAGEの2027年目標):
- EBITDAマージン: 13%超
- ROIC: 8%~9%
- EPS (基本的1株当たり当期利益) の年平均成長率: 11%超
- マクロ経済の影響:
- 2025年の経営環境前提として、原材料価格(ドバイ原油: 80$/BBL、国産ナフサ: 79,000円/KL、粗パーム油: 5,000RM/ton)と為替(米ドル: 152円、タイバーツ: 4.3円)を想定している。
配当と株主還元
- 配当方針:
- 「累進配当を基本とし、連結配当性向30%を目安に、収益の向上を通じて増配を実現」という基本方針である。
- 配当実績:
- 2025年度の年間配当は3円増配の30円を予定しており、10期連続増配の見込みである。
製品やサービス
- 製品:
- 一般用消費財事業では、オーラルヘルスケア分野の『クリニカPRO』シリーズに新ラインアップを導入した。
- 海外では、洗濯用洗剤(マレーシアのカプセル型洗剤)、ハミガキ、ボディソープが好調に推移している。
- 薬品分野では一部ブランドの譲渡があった。
- 産業用品では、連結子会社が電気自動車のリチウムイオン二次電池用導電助剤などに採用される導電性カーボンブラック「ケッチェンブラック」を展開している。
- サービス:
- 歯科医院を対象とした、患者の口腔ケア習慣化をサポートする新サービス『OraCo』を開始した。
重要な注記
- 会計方針: 当社グループは国際財務報告基準(IFRS)を適用している。
- リスク要因: 記述されている将来予測および業績予想は、現時点で入手可能な情報に基づいて判断されており、潜在的なリスクや不確実性が含まれる。様々な要因の変化により、実際の業績が見通しと異なる可能性があることを注意点として挙げている。
- その他:
- 金額は表示単位未満を切捨てて表示されている。
- 2025年5月7日に保有自己株式の一部を消却した。
- 過去に検討されていた導電性カーボンブラックの増産に向けた新工場建設については、市場環境の変化等を鑑み、投資を見送った。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算説明 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
銘柄コード | 4912 |
企業名 | ライオン |
URL | http://www.lion.co.jp/ |
市場区分 | プライム市場 |
業種 | 素材・化学 – 化学 |
このレポートは、AIアドバイザー「ジニー (3.0.0)」によって自動生成されました。
本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。
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