2025年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)
能美防災株式会社の2025年3月期決算短信について、個人投資家向けに重要なポイントをまとめました。
基本情報
- 企業概要:
- 企業名: 能美防災株式会社
- 主要事業分野: 防災事業(火災報知設備、消火設備、保守点検等)
- 代表者名: 代表取締役社長 岡村 武士
- 報告概要:
- 提出日: 2025年5月9日
- 対象会計期間: 2024年4月1日から2025年3月31日
- セグメント:
- 火災報知設備: 自動火災報知設備、環境監視システム、防火戸、防排煙設備等の製造販売及び取付工事。
- 消火設備: 各種スプリンクラー設備、泡消火設備、プラント防災設備、トンネル防災設備等の製造販売及び取付工事。
- 保守点検等: 各種防災設備に係る保守点検及び補修業務。
- 発行済株式:
- 発行済株式数: 60,832,771株(期末発行済株式数、自己株式を含む)
- 今後の予定:
- 定時株主総会: 2025年6月26日
- IRイベント: 決算説明会開催予定(機関投資家・アナリスト向け)
- 配当支払開始予定日: 2025年6月27日
- 有価証券報告書提出予定日: 2025年6月25日
財務指標
- 財務諸表要点:
- 貸借対照表:
- 総資産は166,877百万円となり、前連結会計年度末比で9,392百万円の増加。主な要因は、受取手形・売掛金及び契約資産、有価証券、退職給付に係る資産の増加。
- 純資産は130,030百万円となり、前連結会計年度末比で4,864百万円の増加。主な要因は、利益剰余金の増加。
- 負債は36,846百万円となり、前連結会計年度末比で4,527百万円の増加。主な要因は、未払法人税等、未払金、契約負債の増加。
- 損益計算書:
- 売上高は133,696百万円となり、前年同期比12.8%増。
- 営業利益は15,677百万円となり、前年同期比34.4%増。
- 経常利益は16,217百万円となり、前年同期比32.5%増。
- 親会社株主に帰属する当期純利益は11,098百万円となり、前年同期比29.4%増。
- キャッシュフロー計算書:
- 営業活動によるキャッシュフローは11,547百万円の流入(前年同期は3,279百万円の流入)と大幅に増加。税金等調整前当期純利益、減価償却費、棚卸資産の減少が主な要因。
- 投資活動によるキャッシュフローは7,090百万円の流出(前年同期は2,657百万円の流出)と流出額が増加。有価証券の純増加額、固定資産取得支出が主な要因。
- 財務活動によるキャッシュフローは7,475百万円の流出(前年同期は2,845百万円の流出)と流出額が増加。自己株式の純増加額、配当金の支払いが主な要因。
- 現金及び現金同等物期末残高は42,637百万円となり、前連結会計年度末比で2,913百万円の減少。
- 収益性:
- 売上高: 133,696百万円 (前年同期比12.8%増)
- 営業利益: 15,677百万円 (前年同期比34.4%増)
- 経常利益: 16,217百万円 (前年同期比32.5%増)
- 親会社株主に帰属する当期純利益: 11,098百万円 (前年同期比29.4%増)
- 1株当たり当期純利益: 187.86円 (前年同期142.10円)
- 財務安全性:
- 自己資本比率: 77.2% (前連結会計年度末78.5%)
- 効率性:
- 総資産経常利益率: 10.0% (前年同期7.9%)
- 売上高営業利益率: 11.7% (前年同期9.8%)
- セグメント別:
- 営業利益貢献度:
- 火災報知設備: 8,528百万円
- 消火設備: 8,352百万円
- 保守点検等: 8,042百万円
- その他: 386百万円
- 財務の解説:
- 連結売上高は、積極的な営業活動と業務効率化、人員増強の取り組みにより増加しました。
- 利益面では、堅調な市場環境に加え、原材料価格上昇下での計画的な価格改定や業務効率化の取り組みが奏功し、売上原価率が改善したことで、大幅な増益となりました。
- 総資産及び純資産は増加しましたが、現金及び現金同等物は減少しました。営業活動によるキャッシュフローは大幅に改善したものの、積極的な投資活動と自己株式取得・配当支払いによる財務活動で流出額が増加したためです。
配当
- 配当実績と予想:
- 2024年3月期(実績): 中間23.00円、期末30.00円、年間53.00円
- 2025年3月期(予想): 中間30.00円(済み)、期末46.00円、年間76.00円
- 2026年3月期(予想): 中間50.00円、期末50.00円、年間100.00円
- 特別配当の有無:
- 特別配当に関する具体的な記載はありませんが、連結配当性向を段階的に引き上げる方針が示されています。
セグメント別情報
- セグメント別状況:
- 火災報知設備: 売上高47,971百万円(前年同期比11.5%増)、営業利益8,528百万円(前年同期比11.1%増)。
- 消火設備: 売上高45,119百万円(前年同期比18.0%増)、営業利益8,352百万円(前年同期比66.4%増)。
- 保守点検等: 売上高34,644百万円(前年同期比7.8%増)、営業利益8,042百万円(前年同期比10.8%増)。
- その他: 売上高5,961百万円(前年同期比16.6%増)、営業利益386百万円(前年同期比53.9%増)。
- セグメント戦略:
- 中長期ビジョン「期待の先をカタチに」のもと、積極的な営業活動、業務効率化、人員増強を推進。
- 既存事業の利益拡大(人財強化、デジタルトランスフォーメーション)、事業拡大(防災周辺領域・隣接業界へのM&A)、新規事業創出(未来共創プロジェクト)を重点施策としています。
中長期計画との整合性
- 中期経営計画:
- 「中長期ビジョン2028 ~期待の先をカタチに〜」に基づき、2025年3月期までは「ステージII」として各種施策に取り組んできました。
- 2026年3月期から2029年3月期までの4年間を「ステージⅢ」とし、連結売上高170,000百万円以上、営業利益率12%以上、ROE10%以上を目指します。
- 2025年3月期までに連結配当性向40%とした後、2026年3月期以降は50%とする目標を掲げています。当期の配当性向は40.5%であり、目標達成に向けて進捗しています。
競合状況や市場動向
- 市場動向:
- 国内経済は緩やかな回復基調にあるものの、海外景気の下振れリスク、物価上昇、金融資本市場の変動により不透明な状況が続いています。
- 防災業界は企業収益や業況感改善による設備投資増加傾向から堅調に推移していますが、原材料等のコスト上昇や建設業の時間外労働上限規制の影響に注視が必要です。
今後の見通し
- 業績予想:
- 2026年3月期(連結)通期予想は、売上高140,600百万円(前期比5.2%増)、営業利益16,500百万円(前期比5.2%増)、経常利益16,900百万円(前期比4.2%増)、親会社株主に帰属する当期純利益11,600百万円(前期比4.5%増)を見込んでいます。
- 堅調な需要に対応しつつ、業務効率化や価格改定に取り組み、重点施策を通じて高い付加価値創造への変革に挑戦する方針です。
- リスク要因:
- 経済の不透明感(物価上昇、米国政策動向、金融資本市場の変動)。
- 原材料価格や労務費などのコスト上昇。
- 建設業における時間外労働の上限規制の影響。
重要な注記
- 会計方針:
- 連結財務諸表は当面の間、日本基準で作成する方針です。
- 期中における連結範囲の重要な変更、会計方針の変更、会計上の見積りの変更、修正再表示は、いずれもありません。
- その他:
- 決算補足説明資料作成の有無: 有
- 決算説明会開催の有無: 有 (機関投資家・アナリスト向け)
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
銘柄コード | 6744 |
企業名 | 能美防災 |
URL | http://www.nohmi.co.jp/ |
市場区分 | プライム市場 |
業種 | 電機・精密 – 電気機器 |
このレポートは、AIアドバイザー「ジニー (3.0.0)」によって自動生成されました。
本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。
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