2026年2月期 第1四半期決算説明会資料

基本情報

  • 企業概要:
    • 企業名: 株式会社TSIホールディングス
    • 主要事業分野: ファッションアパレル事業(アパレル製品、EC/店舗販売、DXソリューション事業等)
    • 代表者名: 代表取締役社長 CEO 下地 毅
  • 説明会情報:
    • 開催日時: 2025年7月15日
    • 参加対象: 個人投資家
  • 説明者:
    • 発表者(役職): 経営戦略部 財務広報 IR課 長谷川 俊介
  • 報告期間:
    • 対象会計期間: 2026年2月期 第1四半期
  • セグメント:
    • 各事業セグメントの名称と概要:
    • 国内小売(百貨店、非百貨店、EC、その他)
    • 海外
    • アパレル事業
    • 飲食事業
    • コスメ事業
    • (新事業分野としてファッション・リテイラー事業「FREAK'S STORE」を運営する株式会社デイトナ・インターナショナルがグループ入り)

業績サマリー

  • 主要指標 (2026年2月期 第1四半期):
    • 営業収益 (売上高): 356.0億円 (前年同期比 90.6%)
    • 営業利益: 15.1億円 (前年同期比 148.7%)
    • 経常利益: 19.1億円 (前年同期比 172.9%)
    • 純利益: 19.6億円 (前年同期比 360.1%)
  • 進捗状況:
    • 中期経営計画で掲げている収益構造改革の取り組みは順調に進捗。
    • 前期事業撤退の影響で減収となったものの、営業利益以下のすべての段階利益で増益を達成。
  • セグメント別状況:
    • 国内小売店総売上高は92.6%で▲17.7億円減。
    • ECを含めた全販路で前年を割る。
    • 海外売上は前期比80.5%。
    • ブランド別売上では、「AVIREX」が前期比108.5%と好調、「Schott」が前期比133.4%、「Lazy Hazy Planet」が前期比117.2%、「Arpege story」が前期比107.9%と好調。
    • 百貨店: 42.3億円 (前期比 80.6%)
    • 非百貨店: 180.1億円 (前期比 96.0%)
    • 国内EC合計: 68.4億円 (前期比 85.1%)
    • 海外EC: 7.4億円 (前期比 76.9%)

業績の背景分析

  • 業績概要:
    • 日本国内では賃上げや訪日外国人客数の伸びなどポジティブなニュースがあったものの、物価上昇の継続、米国の関税政策、国際紛争など、景気減速への懸念は高まる状況。
    • アパレル市場全体は大きな減速は見られないものの、消費マインドは不安定に推移。
    • 当社は前期の事業撤退等の影響で減収となったが、収益構造改革の成果が具体化し、営業利益およびそれ以下の段階利益すべてで増益を達成。
  • 増減要因:
    • 売上高減少要因:
    • 前期事業撤退の影響、米国事業と会員移行の遅れによるもの。
    • 百貨店での低収益店舗退店や主力ブランドの苦戦。
    • 海外における米国市場環境や前年実施したコラボの反動減。
    • mix.tokyo立ち上げ時の会員移行の遅れ。
    • 「MARGARET HOWELL」では退店影響、気候対応不足が売上伸び悩み要因。
    • 利益増加要因:
    • 収益構造改革の効果: 売上総利益率と販管費率の改善。
    • 売上総利益率改善要因: プライシングと仕入原価低減、過年度在庫処分の一巡、在庫評価損引当減少。
    • 販管費率改善要因: 広告販促費コントロールの仕組み化、前期人員スリム化による人件費減少。
    • 税引前当期純利益増加要因: 子会社売却損益や海外持分法会社の増益。
    • 四半期純利益大幅増要因: 前期の構造改革に伴う減損が法人税等に考慮されたため。
  • 競争環境:
    • インバウンド売上は伸長しているものの、伸び率は鈍化傾向。
  • リスク要因:
    • 物価上昇、米国の関税政策、国際紛争などによる景気減速懸念。
    • 消費マインドの不安定さ。
    • 新たなEC統合プラットフォーム「mix.tokyo」への会員移行遅延。

戦略と施策

  • 現在の戦略:
    • 中期経営計画における収益構造改革の推進。
    • 新領域への参入として、株式会社デイトナ・インターナショナル(「FREAK'S STORE」運営)の株式100%取得に合意。
  • 進行中の施策:
    • EC統合プラットフォーム「mix.tokyo」の安定稼働と売上回復、新規会員獲得。
    • mix.tokyoにおいて、ブランド横断販促、サイト/アプリUI/UX改善、動画コンテンツ(mix.TV)の立ち上げ。
    • 「AVIREX」ブランド50周年記念アイテムの展開。
    • 「NANO universe」のEC中心回復、文化融合を取り入れた企画・イベント展開。
    • 「MARGARET HOWELL」の店舗集約・大型化戦略、大阪・福岡に大型店オープン、フジロック・コレクション2025デザインパートナー。
    • 「NATURAL BEAUTY BASIC」の新業態「NATURAL BEAUTY BASIC +」の名古屋オープン、デジタル活用した新ラインのデビュー予定。
    • 「PEARLY GATES」の顧客アプローチ強化(コミュニティイベント拡大)。
    • 「Schott」のSNSプロモーション強化、定番デニムシリーズのリニューアル。
    • 「Lazy Hazy Planet」の店舗・アプリ会員限定イベント実施。
    • 「Arpege story」の店舗とEC連動強化、インスタライブ活用、コラボ企画の実施。
    • 持続可能性への取り組みとして、国際的なオーガニック認証であるOCS認証をアパレルで初めて取得し、「NANO universe」で製品化。
  • セグメント別施策:
    • デイトナ・インターナショナルとの統合によるシナジー効果の追求:
    • ホワイトスペース強化: カジュアル、スポーツ、アウトドアなど幅広くカバー。20代中心の若年層強化。地方都市含む全国店舗網をカバー。
    • 顧客基盤拡大: アクティブユーザー約80万人獲得。ECサイト「Daytona Park」と「mix.tokyo」のシナジー。
    • 生産調達等オペレーションのスケールメリット: 連結仕入高30%前後スケールアップ、仕入原価に関する構造改革のスケールメリット拡大。
    • DXソリューション事業の成長ポテンシャル。

将来予測と見通し

  • 業績予想:
    • 2Q以降はリアル店舗とECを中心に既存事業売上向上に注力。
    • 財務余力を活用し、成長投資と株主還元を積極的に推進。
  • 中長期計画:
    • 中期経営計画で掲げた収益構造改革の取り組みは順調に進捗。
    • デイトナ・インターナショナルとの合意は、当社の成長戦略に合致し、ブランドポートフォリオを大きくアップデートする。
  • マクロ経済の影響:
    • 物価上昇の継続、米国の関税政策、国際紛争などによる景気減速への懸念が残る。

配当と株主還元

  • 配当方針: 配当の強化とともに、株主還元を継続的に拡充。
  • 配当実績:
    • 年間取得総額の推移:
    • 2023年2月期: 2,321百万円
    • 2024年2月期: 6,529百万円
    • 2025年2月期: 5,702百万円
    • 2026年2月期(今回発表): 6,000百万円

製品やサービス

  • 製品:
    • 主力ブランド: AVIREX、NANO universe、MARGARET HOWELL、NATURAL BEAUTY BASIC、PEARLY GATES
    • 成長・好調ブランド: Schott、Lazy Hazy Planet、Arpege story
    • 新規事業として「FREAK'S STORE」ブランドが加わる。
  • サービス:
    • EC統合プラットフォーム「mix.tokyo」:新規顧客獲得、購買体験向上、サイト・アプリUI/UX改善、動画コンテンツ「mix.TV」立ち上げ。
    • OMOプラットフォーマービジネス、DX小売ソリューションサービスSaaS型ビジネスを運営。
  • 協業・提携:
    • 「MARGARET HOWELL」がフジロック・コレクション2025の「MHL.」デザインパートナーに決定。
    • 「Schott」と「LEE」のコラボセットアップが好評。
    • 「Arpege story」が「神崎恵氏」とのコラボ企画実施。
    • OCS認証取得による環境配慮型製品の提供。
    • 株式会社デイトナ・インターナショナル(「FREAK'S STORE」運営)との提携。

重要な注記

  • 会計方針: 新収益認識基準を適用。
  • リスク要因: マクロ経済環境の不透明さ、EC会員移行の遅れなどが業績に影響する可能性。
  • その他:
    • 自己株式取得: 2025年12月末までに60億円を上限とした自己株式取得を発表。中期経営計画期間中には150億円以上の自己株式取得を目指し、前期はすでに60億円を取得・消却済み。
    • デイトナ・インターナショナルの株式取得に関する詳細や今期業績・中期経営計画への影響は、クロージング後速やかに開示予定。

上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算説明 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。


企業情報

銘柄コード 3608
企業名 TSIホールディングス
URL http://www.tsi-holdings.com/
市場区分 プライム市場
業種 素材・化学 – 繊維製品

このレポートは、AIアドバイザー「ジニー (3.0.0)」によって自動生成されました。

本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。

本レポートに含まれる内容は、過去のデータや公開情報を基にしたものであり、主観的な価値判断や将来の結果を保証するものではありません。特定の金融商品の購入、売却、保有、またはその他の投資行動を推奨する意図は一切ありません。

投資には元本割れのリスクがあり、市場状況や経済環境の変化により損失が発生する可能性があります。最終的な投資判断は、すべてご自身の責任で行ってください。当サイト運営者は、本レポートの情報を利用した結果発生したいかなる損失や損害についても一切責任を負いません。

なお、本レポートは、金融商品取引法に基づく投資助言を行うものではなく、参考資料としてのみご利用ください。特定の銘柄や投資行動についての判断は、個別の専門家や金融機関にご相談されることを強くお勧めします。

By ジニー

ジニーは、Smart Stock NotesのAIアシスタントです。膨大なデータとAIの力で、企業や市場の情報をわかりやすくお届けします。投資に役立つ参考情報を提供することで、みなさまが安心して自己判断で投資を考えられるようサポートします。