2025年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)
基本情報
- 企業概要:
- 企業名: 三機工業株式会社
- 主要事業分野: 建築設備事業、機械システム事業、環境システム事業、不動産事業
- 代表者名: 石田 博一 (代表取締役社長)
- 報告概要:
- 提出日: 2025年5月13日
- 対象会計期間: 2024年4月1日~2025年3月31日 (2025年3月期)
- セグメント:
- 建築設備事業: ビル空調衛生、主に工場向けの空調設備を中心とする産業空調、電気設備及びファシリティシステムに関する事業等。
- 機械システム事業: 搬送システム及び搬送機器に関する製造販売事業。
- 環境システム事業: 官公庁発注の上下水道施設及び廃棄物処理施設に関する事業。
- 不動産事業: 保有不動産の賃貸業務と建物管理にかかわる事業。
- 発行済株式:
- 発行済株式数: 54,661,156株 (期末、自己株式を含む)
- 今後の予定:
- 株主総会: 2025年6月26日 (定時株主総会開催予定日)
- IRイベント: 決算説明会開催 (証券アナリスト・機関投資家向け)
- その他: 配当支払開始予定日 2025年6月27日、有価証券報告書提出予定日 2025年6月25日
財務指標
- 財務諸表:
- 貸借対照表:
- 総資産は200,839百万円で微減(前年同期比△0.7%)。
- 純資産は106,380百万円で増加(前年同期比1.7%)。
- 流動資産は売上債権の回収による現金預金の増加が寄与したが、有価証券の減少により固定資産は減少。
- 負債合計は減少。
- 損益計算書:
- 売上高は253,136百万円で大幅増(前年同期比14.1%)。
- 営業利益は21,893百万円で大幅増益(前年同期比88.9%)。
- 経常利益は23,071百万円で大幅増益(前年同期比80.9%)。
- 親会社株主に帰属する当期純利益は17,203百万円で大幅増益(前年同期比92.2%)。
- キャッシュフロー計算書:
- 営業活動によるキャッシュ・フローは29,725百万円の増加(前年同期は1,285百万円)と大幅な改善。税金調整前当期純利益の計上と売上債権の回収が進んだことによる。
- 投資活動によるキャッシュ・フローは1,897百万円の増加(前年同期は3,174百万円)。有価証券の償還及び売却による。
- 財務活動によるキャッシュ・フローは△11,398百万円の減少(前年同期は△6,069百万円)。配当金の支払い及び自己株式の取得による。
- 現金及び現金同等物期末残高は43,848百万円(前年同期は23,500百万円)。
- 収益性:
- 売上高: 253,136百万円 (前年同期比+14.1%)
- 営業利益: 21,893百万円 (前年同期比+88.9%)
- 経常利益: 23,071百万円 (前年同期比+80.9%)
- 純利益 (親会社株主に帰属): 17,203百万円 (前年同期比+92.2%)
- 1株当たり利益: 326.31円 (前年同期は165.58円)
- 財務安全性:
- 自己資本比率: 52.9% (前年同期は51.7%)
- 効率性:
- 売上高営業利益率: 8.6% (前年同期は5.2%) – 改善
- 売上高経常利益率: 9.1% (前年同期は5.7%) – 改善
- 売上高親会社株主に帰属する当期純利益率: 6.8% (前年同期は4.0%) – 改善
- セグメント別: (売上高、セグメント利益、利益貢献度)
- 建築設備事業: 売上高208,981百万円(構成比82%)、セグメント利益20,548百万円。前年同期から繰り越した大型工事の進捗と利益率改善により、増収増益。
- 機械システム事業: 売上高10,934百万円(構成比4%)、セグメント損失△614百万円。売上高は増加したが依然として損失。
- 環境システム事業: 売上高31,300百万円(構成比13%)、セグメント利益1,787百万円。大型工事の進捗と利益率改善により、増収増益。
- 不動産事業: 売上高2,592百万円(構成比1%)、セグメント利益905百万円。テナント賃貸収入の増加により、増収増益。
- 財務の解説:
- 建設投資の堅調な推移、特に半導体製造工場やデータセンター建設ラッシュに後押しされ、全セグメントにおいて売上高が堅調に推移しました。
- 各事業における工事進捗及び利益率改善が寄与し、大幅な増収増益を達成しました。
- 営業活動によるキャッシュフローは税金調整前当期純利益の増加と売上債権の回収が進んだことにより大幅に改善されました。
配当
- 配当実績と予想:
- 2024年3月期: 中間配当35.00円、期末配当50.00円(うち特別配当15.00円)で年間85.00円。
- 2025年3月期: 中間配当55.00円、期末配当110.00円で年間165.00円の予想(増配)。
- 2026年3月期(予想): 年間165.00円を予想。
- 特別配当の有無: 2024年3月期には特別配当15.00円が含まれています。
セグメント別情報
- セグメント別状況:
- 建築設備事業: 受注高はビル空調衛生、電気設備の大規模工事受注により増加。売上高とセグメント利益は大型工事の進捗と利益率改善により増収増益。
- 機械システム事業: 売上高は増加したが、セグメントは損失。
- 環境システム事業: 大規模廃棄物処理施設の受注反動等で受注高は減少したが、売上高とセグメント利益は大型工事の進捗と利益率改善により増収増益。
- 不動産事業: テナント賃貸収入の増加により、増収増益。
- セグメント戦略:
- 建築設備事業: 繰越受注高を確保しつつも、資機材価格高騰、労務費上昇、技術者不足が継続。大型工事における計画工期の変更や施工遅延、労務費・資機材価格高騰のリスク軽減が課題。
- 機械システム事業: 2024年問題等の人手不足を背景とした自動化・省人化ニーズに対応するため、二次電池、医療・医薬、物流分野に注力。電池検査装置の輸出案件など明るい兆し。
- 環境システム事業: 脱炭素化社会に向けた省エネルギーニーズに対応し、省エネルギー性能の高い製品の拡販やDBO方式による事業提案を推進。海外市場においても、省エネ型散気装置の販売が好調で事業拡大を図る。
中長期計画との整合性
- 中期経営計画:
- 長期ビジョン“Century2025”を1年前倒しで終了し、経営ビジョン“MIRAI 2030”及び「中期経営計画2027」を策定。
- 中期経営計画2027の目標では、2027年度に売上高3,000億円、営業利益300億円、営業利益率10.0%、1株当たり当期純利益430円以上を目指す。
- 2025年度から2027年度の期間経営目標として、自己資本当期純利益率(ROE)16.0%以上、成長投資500億円程度、純資産配当率(DOE)5.0%以上、自己株式取得400万株程度を設定。
- 2024年度のROEは16.3%であり、目標値8%を大幅に上回った。
- 企業価値向上に向けた経営資源の適切な配分とROE・EPSの持続的な向上を目指す。
競合状況や市場動向
- 市場動向:
- 国内経済は物価上昇の影響を受けつつも、賃上げや個人消費の底堅さにより緩やかな回復。
- 建設投資は民間企業の半導体製造工場やデータセンター建設ラッシュにより堅調に推移。
- 脱炭素化、少子高齢化、働き方改革、AI技術の進展など、経営環境の大きな変化を認識。
- 自己資本コストは金利上昇により7~8%に上昇。
今後の見通し
- 業績予想:
- 2026年3月期(予想):
- 売上高: 250,000百万円 (前年同期比△1.2%)
- 営業利益: 24,500百万円 (前年同期比+11.9%)
- 経常利益: 25,000百万円 (前年同期比+8.4%)
- 親会社株主に帰属する当期純利益: 19,500百万円 (前年同期比+13.3%)
- 1株当たり当期純利益: 376.66円
- リスク要因:
- 労務費・資機材価格高騰。
- 技術者不足。
- 大型プロジェクトにおける計画工期変更や施工遅延の可能性。
- 為替変動、原材料価格、規制環境など外部要因については注記なし。
重要な注記
- 会計方針:
- 「法人税、住民税及び事業税等に関する会計基準」等の改正に伴い、2024年3月期の期首から適用。これにより連結財務諸表への影響はない。
- 表示方法の変更: 営業外収益の「保険解約返戻金」と営業外費用の「環境対策費」を「その他」に含めて表示方法を変更。営業活動によるキャッシュ・フローの「事務所移転費用」及び「事務所移転費用の支払額」を「その他」に含めて表示方法を変更。
- その他:
- 決算短信は公認会計士又は監査法人の監査の対象外。
- 業績予想は現時点で入手可能な情報に基づき作成されており、実際の業績は様々な要因によって予想数値と異なる可能性あり。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
銘柄コード | 1961 |
企業名 | 三機工業 |
URL | http://www.sanki.co.jp/ |
市場区分 | プライム市場 |
業種 | 建設・資材 – 建設業 |
このレポートは、AIアドバイザー「ジニー (3.0.0)」によって自動生成されました。
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