2025年3月期 決算短信[連結・日本基準]
基本情報
- 企業概要:
- 企業名: 三洋化成工業株式会社
- 主要事業分野: 各種化学品の製造、販売
- 代表者名: 代表取締役社長 樋口 章憲
- 報告概要:
- 提出日: 2025年5月8日
- 対象会計期間: 2024年4月1日~2025年3月31日
- セグメント:
- 各事業セグメントの名称と概要:
- 生活・健康産業関連分野: 洗剤・洗浄剤用界面活性剤、トイレタリー用界面活性剤、医薬品添加剤、高吸水性樹脂などを製造・販売。
- 石油・輸送機産業関連分野: 自動車内装表皮用ウレタンビーズ、ポリウレタンフォーム原料、潤滑油添加剤などを製造・販売。
- プラスチック・繊維産業関連分野: 永久帯電防止剤、炭素繊維・ガラス繊維用薬剤などを製造・販売。
- 情報・電気電子産業関連分野: トナーバインダー、重合トナー用材料、アルミ電解コンデンサ用電解液などを製造・販売。
- 環境・住設産業関連分野他: 廃水処理用高分子凝集剤、ポリウレタン断熱材用原料などを製造・販売。
- 発行済株式:
- 発行済株式数: 23,534,752株
- (その他に何かあれば追加): 期末自己株式数 1,412,596株
- 今後の予定:
- 株主総会: 2025年6月20日
- IRイベント: 決算説明会開催予定日 2025年6月23日
財務指標
- 財務諸表: 貸借対照表、損益計算書、キャッシュフロー計算書の要点
- 貸借対照表:
- 総資産:176,366百万円 (前期比14.3%減)
- 純資産:138,302百万円 (前期比2.3%減)
- 自己資本比率:76.8% (前期比9.2pt改善)
- 損益計算書:
- 売上高:142,258百万円 (前期比10.8%減)
- 営業利益:8,439百万円 (前期比72.7%増)
- 経常利益:9,670百万円 (前期比18.1%増)
- 親会社株主に帰属する当期純利益:4,151百万円 (前期は▲8,501百万円の損失)
- キャッシュフロー計算書:
- 営業活動によるキャッシュ・フロー:13,925百万円 (前期比5,889百万円減)
- 投資活動によるキャッシュ・フロー:▲5,079百万円 (前期比1,184百万円改善)
- 財務活動によるキャッシュ・フロー:▲11,895百万円 (前期比7,889百万円悪化)
- 現金及び現金同等物期末残高:24,010百万円 (前期比3,177百万円減)
- 収益性:
- 売上高: 142,258百万円 (前期比10.8%減)
- 営業利益: 8,439百万円 (前期比72.7%増)
- 経常利益: 9,670百万円 (前期比18.1%増)
- 純利益: 4,151百万円 (前期は損失)
- 1株当たり利益: 187.79円 (前期は▲384.99円)
- 財務安全性:
- 自己資本比率: 76.8% (前期67.6%から増加)
- 効率性:
- 売上高営業利益率: 5.9% (前期3.1%から改善)
- セグメント別:
- 利益貢献度: 「セグメント別情報」の項目を参照
- 財務の解説:
- 当連結会計年度は、高吸水性樹脂事業からの撤退などによる売上高減少があったものの、高付加価値製品の拡販や構造改革による収益性改善により営業利益、経常利益が大幅に増加。親会社株主に帰属する当期純利益は、出資金評価損や事業構造改革費用計上があったものの、前期の損失から当期は利益を計上。
- 総資産は減少したが、自己資本比率は改善。営業活動によるキャッシュフローは減少したが、投資活動によるキャッシュフローは改善。
配当
- 配当実績と予想:
- 中間配当: 85.00円 (2025年3月期実績、2026年3月期予想)
- 期末配当: 85.00円 (2025年3月期実績、2026年3月期予想)
- 年間配当予想: 170.00円 (2025年3月期実績、2026年3月期予想)
- 配当性向(連結): 90.5% (2025年3月期実績)、47.0% (2026年3月期予想)
- 特別配当の有無: 特別配当の記載なし。
セグメント別情報
- セグメント別状況:
- 生活・健康産業関連分野:
- 売上高: 30,680百万円 (前期比33.2%減)
- 営業利益: 176百万円 (前期は14億2千1百万円の営業損失)
- 概要: 高吸水性樹脂事業からの撤退に伴い、売上高は大幅減。ポリエチレングリコールの市況回復により売上高は好調に推移。
- 石油・輸送機産業関連分野:
- 売上高: 49,232百万円 (前期比2.5%減)
- 営業利益: 3,979百万円 (前期比41.2%増)
- 概要: 潤滑油添加剤の需要回復により順調に推移。自動車関連は海外安価品の流入、自動車内装表皮材用ウレタンビーズ減少により低調。
- プラスチック・繊維産業関連分野:
- 売上高: 26,839百万円 (前期比6.4%増)
- 営業利益: 2,867百万円 (前期比21.1%増)
- 概要: 永久帯電防止剤の需要回復、塗料コーティング用薬剤・添加剤が堅調に推移。繊維産業はタイヤコード糸等の製造時に使用される油剤が中国の需要回復により大幅増。
- 情報・電気電子産業関連分野:
- 売上高: 20,911百万円 (前期比8.6%減)
- 営業利益: 2,532百万円 (前期比38.3%増)
- 概要: トナーバインダーの需要回復。重合トナー用材料は中国での生産撤退により低調。先端半導体市場堅調で関連材料の売上高は増加。
- 環境・住設産業関連分野他:
- 売上高: 14,594百万円 (前期比2.9%減)
- 営業利益: 4百万円 (前期比99.2%減)
- 概要: 高分子凝集剤用のカチオンモノマーは国内市況低迷で低調。セメント用薬剤低調、家具・断熱剤などに用いられるポリウレタンフォーム用原料の販売が回復。
- セグメント戦略:
- 事業構造改革の一環として、高吸水性樹脂事業及び中国における生産事業からの撤退を決定。
- 高付加価値事業への転換を図る事業ポートフォリオ改革を着実に進捗。
- 「ものづくり大改革」としてサプライチェーン全体のコスト削減及び運転資本の圧縮を推進。
中長期計画との整合性
- 中期経営計画: 『新中期経営計画2025』に基づき、構造改革を進捗。高吸水性樹脂事業からの撤退が完了し、事業ポートフォリオ改革が進展。コスト削減も目標を上回るペース。
競合状況や市場動向
- 競合他社との比較: 同業他社の業績との比較は記載なし。
- 市場動向:
- 国内経済: 物価高による消費マインドの低下はあるものの、雇用・所得環境の改善を背景に緩やかな持ち直しが見られる。
- 為替相場: 円安進行後、米欧の利下げや日銀の利上げなどから円が急反発する場面もあったが、年間を通しては乱高下しながら小幅な円高となった。
- 原油価格: 中東地域を巡る地政学リスク等により高止まりが継続。
- 世界経済: 米国景気は底堅く推移し、欧州景気は回復傾向。中国は政策効果による一時的な持ち直しが見られたものの、不動産市況悪化の影響等により自律的な景気回復が遅延。
- 化学業界: 中国の内需不振と供給過剰により中国製品が日本およびアジアマーケットに流入し、価格競争が激化。事業環境は不可逆的な変化に晒されている。
今後の見通し
- 業績予想:
- 2026年3月期(通期)連結予想:
- 売上高: 130,000百万円 (前期比8.6%減)
- 営業利益: 10,000百万円 (前期比18.5%増)
- 経常利益: 11,000百万円 (前期比13.8%増)
- 親会社株主に帰属する当期純利益: 8,000百万円 (前期比92.7%増)
- 1株当たり当期純利益: 361.63円
- リスク要因:
- 為替変動、原材料価格動向、規制環境など外部要因が業績に影響を与える可能性がある。
- 中国における汎用石油化学品の過剰生産による競争激化。
重要な注記
- 会計方針:
- 「法人税、住民税及び事業税等に関する会計基準」等の適用により、連結財務諸表の表示方法を一部変更。
- 事業構造改革引当金の見積もりを変更。これにより、当期純利益は854百万円増加。
- その他:
- 2025年4月1日付で100%子会社のSDPグローバル株式会社を吸収合併。これは高吸水性樹脂事業からの撤退、経営効率化の一環。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
銘柄コード | 4471 |
企業名 | 三洋化成工業 |
URL | http://www.sanyo-chemical.co.jp/ |
市場区分 | プライム市場 |
業種 | 素材・化学 – 化学 |
このレポートは、AIアドバイザー「ジニー (3.0.0)」によって自動生成されました。
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