2024年3月期決算短信〔日本基準〕(連結)
基本情報
- 企業概要:
- 企業名: 株式会社ナガセ
- 主要事業分野: 教育事業(高校生部門、小・中学生部門、スイミングスクール部門、ビジネススクール部門、その他部門)
- 代表者名: 永瀬昭幸
- 報告概要:
- 提出日: 2024年4月30日
- 対象会計期間: 2023年4月1日から2024年3月31日 (2024年3月期)
- 決算補足説明資料作成の有無: 有
- 決算説明会開催の有無: 有
- セグメント:
- 高校生部門: 東進ハイスクール、東進衛星予備校、早稲田塾等で、主に高校生を対象とした教育事業
- 小・中学生部門: 四谷大塚、木村塾等で、主に小学生、中学生を対象とした教育事業
- スイミングスクール部門: イトマンスイミングスクール、イトマンスポーツスクールとして水泳教室運営事業
- ビジネススクール部門: 東進ビジネススクール等で、主に大学生、社会人を対象とした教育事業
- その他部門: 出版事業、オンライン学校部門、こども英語塾、国際事業部門
- 発行済株式:
- 発行済株式数: 30,445,227株(自己株式を含む、2024年3月末時点)
- 自己株式数: 4,119,141株(2024年3月末時点)
- 期中平均株式数: 26,326,086株(2024年3月期)
- 今後の予定:
- 定時株主総会: 2024年6月27日
- 有価証券報告書提出: 2024年6月27日
- 配当支払開始: 2024年6月28日
- IRイベント: 2024年5月10日にアナリスト向け説明会開催予定
財務指標
- 財務諸表:
- 貸借対照表:
- 総資産は88,286百万円(前期比10,181百万円増加)。
- 純資産は28,766百万円(前期比2,319百万円増加)。
- 流動資産は32,617百万円(前期比8,045百万円増加)、主に現金及び預金(+6,936百万円)と売掛金(+993百万円)の増加による。
- 固定資産は55,668百万円(前期比2,135百万円増加)、主に投資有価証券の増加(+3,227百万円)による。
- 損益計算書:
- 売上高は52,986百万円(前期比1.2%増)と過去最高を更新。
- 営業利益は4,538百万円(前期比15.5%減)。
- 経常利益は4,323百万円(前期比14.8%減)。
- 親会社株主に帰属する当期純利益は2,602百万円(前期比35.0%減)。
- 前期には研修施設売却益1,009百万円が特別利益として計上されていたため、税金等調整前当期純利益及び親会社株主に帰属する当期純利益が減少している。
- キャッシュフロー計算書:
- 営業活動によるキャッシュ・フローは4,067百万円の資金増加。
- 投資活動によるキャッシュ・フローは△1,953百万円の資金減少。
- 財務活動によるキャッシュ・フローは4,750百万円の資金増加(長期借入による収入)。
- 現金及び現金同等物の期末残高は23,827百万円、前期末比6,881百万円増加。
- 収益性:
- 売上高: 52,986百万円(前年同期比 +1.2%)
- 営業利益: 4,538百万円(前年同期比 △15.5%)
- 経常利益: 4,323百万円(前年同期比 △14.8%)
- 純利益: 2,602百万円(前年同期比 △35.0%)
- 1株当たり利益: 98.84円(前期比 △35.0%)※株式分割考慮後
- 財務安全性:
- 自己資本比率: 32.6% (2024年3月期)
- 効率性:
- 総資産経常利益率: 5.2% (2024年3月期)
- 売上高営業利益率: 8.6% (2024年3月期)
- セグメント別:
- 利益貢献度: 高校生部門が4,140百万円(セグメント利益)と最も貢献度が高いものの、前期比では減少。ビジネススクール部門が大幅に利益を伸ばしている。
- 財務の解説:
- 総資産の増加は、流動資産(特に現金及び預金、売掛金)と固定資産(投資有価証券)の増加が主因。
- 純資産の増加は、当期純利益とその他有価証券評価差額金の増加が主因だが、配当金の支払いにより一部相殺。
- 営業利益、経常利益、純利益は前期比で減少したが、これは前期に計上された特別利益(研修施設の土地・建物売却益)の影響が大きい。
- 売上高の増加は、小・中学生部門(ヒューマレッジの加入)とビジネススクール部門(企業向けIT・DX講座の大口受注)の好調による。
- 費用面では、ヒューマレッジの加入、新規校舎の物件費、人件費、TV広告費用、イベント再開により増加したが、その他の経費は抑制された。
配当
- 配当実績と予想:
- 2024年3月期: 期末配当100.00円、年間配当100.00円(特別配当なし)
- 2025年3月期(予想): 期末配当100.00円、年間配当100.00円
- 特別配当の有無: 含まれていない。
セグメント別情報
- セグメント別状況:
- 高校生部門:
- 売上高: 27,016百万円(前年同期比 △5.6%減)
- 利益: 4,140百万円(前年同期比 △27.1%減)
- 前期末の入学者数減少や夏期の生徒募集における高校1、2年生の伸び悩みにより減収。
- 小・中学生部門:
- 売上高: 13,214百万円(前年同期比 +14.2%増)
- 利益: 2,532百万円(前年同期比 △9.1%減)
- ヒューマレッジ(木村塾等)の加入が寄与し増収。のれん償却額233百万円が含まれる。
- スイミングスクール部門:
- 売上高: 9,909百万円(前年同期比 +0.1%増)
- 利益: 537百万円(前年同期比 +42.2%増)
- 堅調な事業運営を継続。のれん償却額126百万円が含まれる。
- ビジネススクール部門:
- 売上高: 2,124百万円(前年同期比 +29.5%増)
- 利益: 780百万円(前年同期比 +96.0%増)
- 企業向けIT・DX講座の大口受注が大きく寄与し、大幅な増収増益。
- その他部門:
- 売上高: 1,939百万円(前年同期比 +3.5%増)
- 利益: 269百万円(前期は△221百万円の損失から黒字転換)
- セグメント戦略:
- 高校生部門: AIを活用した講座の充実、東京大学現役合格者数6年連続800名超など難関大学合格者の輩出、高等学校対応コースの設置による生徒層の拡大。
- 小・中学生部門: AIを活用した演習講座の強化、ヒューマレッジ(木村塾等)とのシナジー効果による教室運営の深化。
- スイミングスクール部門: 新たな地域への展開、自治体・小中学校受託事業の拡大、シニア向けフィットネスクラブの充実。
- ビジネススクール部門: 語学・ビジネス基礎力の講座に加え、IT・DXリテラシーやAI習得プログラムの開発・提供推進。
- その他部門: オンライン学校部門、こども英語塾部門における通信教育分野を通じた生徒層獲得の強化。
競合状況や市場動向
- 競合他社との比較: 同業他社との競争は激化しているが、当社は「人間力(志)」の育成と「技術革新(AI)」を軸に、質の高い授業と革新的な学習システムを提供することで競争優位性を維持している。
- 市場動向: 少子化による市場縮小に加え、教育改革、デジタル化の進展、社会人の学び直し(リスキリング)需要の高まりなど、市場環境は大きく変化している中で、機動性の高い民間教育の役割が増大している。
今後の見通し
- 業績予想:
- 2025年3月期(予想):
- 売上高: 54,629百万円(前年同期比 +3.1%増)
- 営業利益: 5,526百万円(前年同期比 +21.8%増)
- 経常利益: 5,236百万円(前年同期比 +21.1%増)
- 親会社株主に帰属する当期純利益: 3,236百万円(前年同期比 +24.4%増)
- 1株当たり当期純利益: 122.92円
- 業績予想は、当社が現在入手可能な情報に基づいた判断であり、今後の様々な要因により、異なる結果となる可能性あり。
- リスク要因: ウクライナ情勢の長期化、中東情勢の緊迫化など地政学リスク、世界的な金融引き締め、円安、物価上昇、家計の消費支出動向などが業績に影響を与える可能性がある。
重要な注記
- 会計方針: 日本基準に基づき連結財務諸表を作成する方針。近年、国際的な事業展開に取り組んでいるものの、現時点では営業活動のほとんどが国内で行われているため、IFRSの採用は検討中。
- その他: 2023年4月1日付で普通株式1株につき3株の株式分割を実施。これにより、1株当たり情報などが修正されている。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
銘柄コード | 9733 |
企業名 | ナガセ |
URL | http://www.toshin.com/ |
市場区分 | スタンダード市場 |
業種 | 情報通信・サービスその他 – サービス業 |
このレポートは、AIアドバイザー「ジニー (3.0.0)」によって自動生成されました。
本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。
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