2025年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)

基本情報

  • 企業概要:
    • 企業名: 小池酸素工業株式会社
    • 主要事業分野: 中大型切断機、ガス自動切断機、ガス溶断器具、溶接機械等の製造・販売を行う機械装置部門、各種工業用・医療用ガスの製造・仕入・販売を行う高圧ガス部門、溶接棒・電気溶接機・安全器具等の仕入・販売を行う溶接機材部門を主事業とする。
    • 代表者名: 小池 英夫 (代表取締役社長)
  • 報告概要:
    • 提出日: 2025年5月12日
    • 対象会計期間: 2024年4月1日~2025年3月31日
  • セグメント:
    • 機械装置: 中大型切断機、ガス自動切断機、ガス溶断器具、溶接機械等の製造・販売を行う事業。
    • 高圧ガス: 各種工業用・医療用ガスの製造・仕入・販売を行う事業。
    • 溶接機材: 溶接棒、電気溶接機、安全器具等の仕入・販売を行う事業。
    • その他: 燃焼式排ガス処理装置、ヘリウム液化機の製造・仕入・販売が含まれる。
  • 発行済株式:
    • 発行済株式数: 22,614,665株 (2025年3月31日時点、株式分割後)
  • 今後の予定:
    • 株主総会: 2025年6月25日 (定時株主総会開催予定日)
    • IRイベント: 機関投資家・アナリスト向け決算説明会開催予定
    • 有価証券報告書提出予定日: 2025年6月24日

財務指標

  • 財務諸表:
    • 貸借対照表: 総資産は747億35百万円(前期比12億58百万円増)、純資産は455億71百万円(前期比31億87百万円増)。流動資産は現金及び預金の増加、受取手形及び売掛金の増加により増加。固定資産は投資有価証券、建物及び構築物、工具、器具及び備品の増加により増加。負債合計は291億63百万円(前期比19億28百万円減)で、流動負債は前受金、電子記録債務の減少により減少。固定負債は長期借入金の減少により減少。
    • 損益計算書: 売上高552億6百万円(前期比7.4%増)、営業利益54億48百万円(同26.3%増)、経常利益60億46百万円(同17.4%増)、親会社株主に帰属する当期純利益36億33百万円(同18.9%増)。
    • キャッシュフロー計算書: 営業活動によるキャッシュ・フローは36億67百万円の収入(前期比減少)。投資活動によるキャッシュ・フローは13億18百万円の支出(前期比増加)。財務活動によるキャッシュ・フローは22億21百万円の支出(前期比増加)。現金及び現金同等物残高は164億93百万円(前期比3億2百万円増)。
  • 収益性:
    • 売上高: 55,206百万円 (対前期比7.4%増)
    • 営業利益: 5,448百万円 (対前期比26.3%増)
    • 経常利益: 6,046百万円 (対前期比17.4%増)
    • 親会社株主に帰属する当期純利益: 3,633百万円 (対前期比18.9%増)
    • 1株当たり当期純利益: 172.47円 (対前期比18.5%増、株式分割を考慮)
  • 財務安全性:
    • 自己資本比率: 56.9% (前期比3.4ポイント増)
  • 効率性:
    • 売上高営業利益率の推移:
    • 2024年3月期: 8.4%
    • 2025年3月期: 9.9%
  • セグメント別:
    • セグメント利益貢献度: 機械装置が最も高い利益貢献度を示し、次いで高圧ガス、溶接機材が続く。
  • 財務の解説:
    • 全体として増収増益を達成。特に機械装置部門の売上高と利益が大きく増加し、全体業績を牽引。高圧ガスは売上高が増加したが利益は減少。溶接機材とその他は売上高、利益ともに減少。自己資本比率の向上により財務の健全性が改善。

配当

  • 配当実績と予想:
    • 2024年3月期 年間配当金: 200.00円 (1株当たり)
    • 2025年3月期 年間配当予想: 260.00円 (1株当たり)
    • 2026年3月期 年間配当予想: 48.00円 (1株当たり、株式分割を考慮)
  • 特別配当の有無: 特別配当の記載はなし。
  • 配当性向:
    • 2024年3月期: 27.5%
    • 2025年3月期: 30.1%
  • 純資産配当率:
    • 2024年3月期: 2.3%
    • 2025年3月期: 2.7%

セグメント別情報

  • セグメント別状況:
    • 機械装置:
    • 売上高: 258億85百万円 (前期比16.8%増)
    • セグメント利益: 49億31百万円 (同45.8%増)
    • 状況: 「2024 KOIKEプライベートフェア」の開催、DBCファイバーレーザー切断機や厚板CW切断技術の実演により多数の引き合いを獲得。自動化、省力化、IT化など顧客課題解決を実現する新製品の販売開始、新規顧客の獲得。海外市場ではサウジアラビアの新造船所向け設備納入が増加。
    • 高圧ガス:
    • 売上高: 204億0百万円 (前期比1.5%増)
    • セグメント利益: 13億72百万円 (同5.7%減)
    • 状況: 原材料や物流コスト高騰に伴う価格改定、深耕拡大および新規拡販活動、医療分野では仕入価格上昇に伴う価格改定、CPAPレンタルや院内感染防止対策機器の営業活動強化。売上は増加したが、利益は減少。
    • 溶接機材:
    • 売上高: 81億64百万円 (前期比2.2%減)
    • セグメント利益: 5億83百万円 (同3.6%減)
    • 状況: 新商品であるファイバーレーザー溶接機の販売に成果。建設・産業機械業界の需要低迷や輸入商材の価格高騰を背景に溶接材料などの出荷量が減少。売上高、利益ともに減少。
    • その他:
    • 売上高: 7億56百万円 (前期比3.1%減)
    • セグメント利益: 1億92百万円 (同16.7%減)
    • 状況: 海外向け排ガス処理装置の販売は好調に推移したが、ヘリウム回収精製装置の受注が減少。売上高、利益ともに減少。
  • セグメント戦略:
    • 各営業本部が扱う製品について国内外の包括的な戦略を立案し、事業活動を展開。
    • 機械装置部門: DBCファイバーレーザー切断機の販売強化、機械性能向上、切断現場の自動化・省力化・IT化を目指した研究開発に注力。
    • 高圧ガス部門: 機械との一体販売による新規顧客獲得、原材料・物流コスト上昇に伴う価格改定に対応。将来に向けたガス事業の構造改革、充填工場の再構築、配送の合理化、安全・安定供給と原価低減を推進。医療分野では酸素濃縮器レンタル、CPAPレンタルなどの強化、原材料コスト上昇に伴う価格改定。
    • 溶接機材部門: アーク溶接機、ファイバーレーザー溶接機、溶接材料等の新製品を、人手不足や脱技能化といった課題解決に資する商材として拡販。資材や運送費等の仕入価格高騰に伴う商品価格の改定。
    • その他部門: カーボンニュートラル時代を見据えた新製品として、水素を燃料とした排ガス処理装置の開発。ヘリウム液化関連機器の受注、半導体市場向けヘリウム回収精製装置の開発など、ヘリウムリサイクル事業の拡大。

中長期計画との整合性

  • 中期経営計画: 「世界市場での顧客満足の実現と収益基盤の強化」に向けた拡販活動の推進や収益力の強化に取り組んでおり、当該年度は増収増益を達成。

競合状況や市場動向

  • 市場動向: 世界経済は米国経済の堅調さがあるものの、欧州経済の減速や中国経済の停滞、地政学的リスクの継続により不透明感。国内経済は企業収益や所得環境の改善による個人消費の増加、インバウンド需要の拡大により緩やかに回復。主需要先の造船業界は高い水準の手持ち工事量を維持しているが、建設業界では鉄骨・橋梁需要が減少、産業機械業界では市況が低調に推移。

今後の見通し

  • 業績予想:
    • 2026年3月期(予想)
    • 売上高: 55,000百万円 (対前期比△0.4%減)
    • 営業利益: 5,100百万円 (対前期比△6.4%減)
    • 経常利益: 5,600百万円 (対前期比△7.4%減)
    • 親会社株主に帰属する当期純利益: 3,200百万円 (対前期比△11.9%減)
    • 1株当たり当期純利益: 151.79円 (株式分割を考慮)
  • リスク要因: 為替相場の変動、製商品の急激な需要変動、販売価格の大幅な変動など、不確実な要因により、実際の業績が記載の見通しと異なる可能性。

重要な注記

  • 会計方針: 退職給付に係る会計処理において、これまでの費用処理年数(主として10年)を9年に変更した。この変更による当連結会計年度の損益への影響は軽微。
  • その他: 2025年4月1日付で普通株式1株につき5株の割合で株式分割を実施。これに伴い、定款の一部変更(発行可能株式総数の変更)。

上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。


企業情報

銘柄コード 6137
企業名 小池酸素工業
URL https://www.koike-japan.com/home
市場区分 スタンダード市場
業種 機械 – 機械

このレポートは、AIアドバイザー「ジニー (3.0.0)」によって自動生成されました。

本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。

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By ジニー

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