2024年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)
基本情報
- 企業概要:
- 企業名: 小池酸素工業株式会社
- 主要事業分野: 中大型切断機、ガス自動切断機、ガス溶断器具、溶接機械等の製造・販売を行う機械装置事業、各種工業用・医療用ガスの製造・仕入・販売を行う高圧ガス事業、溶接棒・電気溶接機・安全器具等の仕入・販売を行う溶接機材事業の3部門。また、燃焼式排ガス処理装置、ヘリウム液化機の製造・仕入・販売を行う「その他」の事業セグメントも含む。
- 代表者名: 代表取締役社長 小池 英夫
- 報告概要:
- 提出日: 2024年5月10日
- 対象会計期間: 2023年4月1日から2024年3月31日 (2024年3月期)
- セグメント:
- 機械装置: 中大型切断機、ガス自動切断機、ガス溶断器具、溶接機械等の製造・販売
- 高圧ガス: 各種工業用・医療用ガスの製造・仕入・販売
- 溶接機材: 溶接棒、電気溶接機、安全器具等の仕入・販売
- その他: 燃焼式排ガス処理装置、ヘリウム液化機の製造・仕入・販売
- 発行済株式:
- 発行済株式数: 4,522,933株 (2024年3月31日現在、自己株式含む)
- 今後の予定:
- 株主総会: 2024年6月26日 開催予定 (定時株主総会)
- IRイベント: 決算説明会を機関投資家・アナリスト向けに開催予定
財務指標
- 財務諸表:
- 貸借対照表:
- 総資産は726億39百万円で前期比77億5百万円増加。
- 流動資産は412億47百万円で前期比36億84百万円増加、主に有価証券と電子記録債権の増加による。
- 固定資産は313億92百万円で前期比40億20百万円増加、主に投資有価証券とソフトウェア仮勘定の増加による。
- 負債合計は308億36百万円で前期比19億81百万円増加、主に電子記録債務と賞与引当金の増加による。
- 純資産合計は418億3百万円で前期比57億23百万円増加、主に利益剰余金とその他有価証券評価差額金の増加による。
- 損益計算書:
- 売上高513億87百万円(前期比7.3%増)
- 営業利益43億14百万円(前期比31.0%増)
- 経常利益51億49百万円(前期比36.0%増)
- 親会社株主に帰属する当期純利益30億56百万円(前期比48.0%増)
- キャッシュフロー計算書:
- 営業活動によるキャッシュ・フローは44億58百万円の収入(前期は56億44百万円の収入)。主に税金等調整前当期純利益による。
- 投資活動によるキャッシュ・フローは14億30百万円の支出(前期は20億43百万円の支出)。主に有形固定資産の取得と定期預金への預入による。
- 財務活動によるキャッシュ・フローは14億96百万円の支出(前期は16億92百万円の支出)。主にファイナンス・リース債務の返済と長期借入金の返済による。
- 現金及び現金同等物残高は161億90百万円で前期末比16億17百万円増加。
- 収益性:
- 売上高: 51,387百万円 (前期比7.3%増)
- 営業利益: 4,314百万円 (前期比31.0%増)
- 経常利益: 5,149百万円 (前期比36.0%増)
- 純利益: 親会社株主に帰属する当期純利益 3,056百万円 (前期比48.0%増)
- 1株当たり利益: 1株当たり当期純利益 727.94円
- 財務安全性:
- 自己資本比率: 53.4% (前期51.1%から改善)
- 効率性:
- 売上高営業利益率: 8.4% (前期6.9%から改善)
- セグメント別:
- 各セグメントの利益貢献度は後述の「セグメント別情報」を参照。
- 財務の解説:
- 売上高、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益すべてが増加し、増収増益を達成。
- 自己資本比率も向上し、財務安全性が高まっている。
- キャッシュ・フローは営業活動で収入を確保しつつ、投資活動で支出、財務活動でも支出があった。
配当
- 配当実績と予想:
- 2023年3月期: 期末90.00円、年間90.00円
- 2024年3月期: 期末200.00円、年間200.00円
- 2025年3月期(予想): 期末200.00円、年間200.00円
- 特別配当の有無: 特段の記載なし。
セグメント別情報
- セグメント別状況 (2024年3月期):
- 機械装置:
- 売上高: 221億59百万円 (前期比14.6%増)
- セグメント利益: 33億83百万円 (前期比42.0%増)
- 概要: 国内市場でのDBCファイバーレーザー切断機販売が好調。新型DBCファイバーレーザー切断機「FIBERTEX-Lシリーズ」を披露し、新規引き合いを獲得。海外でも販売活動を開始し、大型溶接ポジショナー販売も好調。
- 高圧ガス:
- 売上高: 201億3百万円 (前期比4.4%増)
- セグメント利益: 14億55百万円 (前期比0.03%増)
- 概要: 医療分野ではCPAPレンタルや院内感染防止対策機器の営業活動に注力したが、新型コロナウイルス感染症鎮静化に伴い関連機器売上が減少。産業ガス分野では、原材料や電気料金高騰の中、価格改定や新規拡販活動に注力し売上が増加。
- 溶接機材:
- 売上高: 83億43百万円 (前期比2.8%減)
- セグメント利益: 6億4百万円 (前期比5.3%増)
- 概要: 人手不足や資材・原材料価格の高止まりにより溶接材料需要は伸び悩んだが、溶接ロボットシステムや高機能溶接機、工具などの販売を推進。付加価値の高い商品の受注が増加し利益も増加。
- その他:
- 売上高: 7億80百万円 (前期比14.1%増)
- セグメント利益: 2億31百万円 (前期比25.3%増)
- 概要: 海外向け排ガス処理装置の販売は減少したが、ヘリウム回収精製装置の受注が増加し売上が増加。
- セグメント戦略:
- 機械装置: DBCファイバーレーザー切断機の更なる販売強化、機械性能向上、切断現場の自動化を目指した周辺機器の研究開発に注力。
- 高圧ガス: 機械との一体販売による新規顧客獲得、2024年問題による物流コスト上昇等に対応した価格改定、ガス事業の構造改革(充填工場の再構築や配送の合理化)、医療分野での営業強化。
- 溶接機材: 省エネルギー、カーボンニュートラル、労働環境改善などSDGs課題解決に資する商材の拡販、資材や運送費の仕入価格高騰等に対応した商品価格改定。
- その他: カーボンニュートラル時代を見据えた新製品(水素燃料排ガス処理装置)の開発、ヘリウム液化関連機器の受注、ヘリウム回収精製装置の開発などヘリウムリサイクル事業の拡大。
中長期計画との整合性
- 中期経営計画: 「世界市場での顧客満足の実現」に向けた取り組みを継続している。
競合状況や市場動向
- 市場動向:
- 世界経済は米国の堅調な雇用と個人消費に支えられ底堅く推移しているが、中国経済の停滞や国際情勢、金融引き締め政策の継続により予断を許さない状況。
- 日本経済は社会・経済活動の正常化に向かい緩やかな回復基調。しかし、原材料・エネルギー価格高止まりや円安による物価上昇、海外景気の下振れリスクが懸念。
- 主需要先である建設・造船業界では市況回復の動きが見られる一方、産業機械業界では受注が減少。
今後の見通し
- 業績予想:
- 2025年3月期(予想):
- 売上高: 52,000百万円 (前期比1.2%増)
- 営業利益: 4,400百万円 (前期比2.0%増)
- 経常利益: 4,800百万円 (前期比△6.8%減)
- 親会社株主に帰属する当期純利益: 2,700百万円 (前期比△11.7%減)
- 1株当たり当期純利益: 642.98円
- リスク要因: 為替相場の変動、製商品の急激な需要変動、販売価格の大幅な変動、その他不確実な要因。
重要な注記
- 会計方針: 日本基準によって連結財務諸表を作成し、期中における重要な子会社の異動、会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示はなし。
- その他: 決算短信は公認会計士又は監査法人の監査の対象外。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
銘柄コード | 6137 |
企業名 | 小池酸素工業 |
URL | https://www.koike-japan.com/home |
市場区分 | スタンダード市場 |
業種 | 機械 – 機械 |
このレポートは、AIアドバイザー「ジニー (3.0.0)」によって自動生成されました。
本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。
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