2025年9月期 第2四半期(中間期)決算短信〔日本基準〕(非連結)
基本情報
- 企業概要:
- 企業名: 株式会社メディネット
- 主要事業分野: 細胞加工業、再生医療等製品事業
- 代表者名: 久布白兼直(代表取締役社長)
- 報告概要:
- 提出日: 2025年5月13日
- 対象会計期間: 2024年10月1日~2025年3月31日(2025年9月期 第2四半期)
- セグメント:
- 細胞加工業:
- 特定細胞加工物製造業: 従来の免疫細胞の製造受託に加え、資生堂からのS-DSC®製造受託を開始。
- CDMO事業: ヤンセンファーマからの製造受託が継続。
- バリューチェーン事業: Medigen社からのロイヤリティ収入や医療機器販売など。
- 再生医療等製品事業: 慢性心不全治療を目的とするa-GalCer/DCの開発を中止し、今後は別の開発候補品の早期獲得を目指す。
- 発行済株式:
- 発行済株式数: 264,729,198株(2025年9月期中間期末)
- 今後の予定:
- IRイベント: 2025年5月29日(木)に機関投資家及び証券アナリスト向けにオンラインによる決算説明会を開催予定。
財務指標
- 財務諸表:
- 貸借対照表要点:
- 資産合計: 前事業年度末より262百万円減少し、5,437百万円。主な要因は現金及び預金の減少(1,299百万円)、有価証券の増加(500百万円)、流動資産「その他」の増加(501百万円)。
- 負債合計: 前事業年度末より495百万円増加し、1,004百万円。主な要因は未払金の増加(482百万円)。
- 純資産合計: 前事業年度末より757百万円減少し、4,432百万円。主な要因は、欠損填補による資本金・資本準備金の減少、利益剰余金の増加、中間純損失による利益剰余金の減少。
- 損益計算書要点:
- 売上高が微増(前年同期比1.3%増)するも、原価及び販管費の増加により営業損失・経常損失・中間純損失が増加。
- キャッシュフロー計算書要点:
- 営業活動によるキャッシュフロー: 754百万円の使用増(前年同期は573百万円の使用)。主な要因は税引前中間純損失の増加と売上債権の増加。
- 投資活動によるキャッシュフロー: 1,543百万円の使用増(前年同期は17百万円の使用)。主な支出は定期預金預入と有価証券取得。
- 財務活動によるキャッシュフロー: 2百万円の使用増(前年同期は1,095百万円の獲得)。主な支出は株式発行。
- 現金及び現金同等物の増減額: 2,299百万円の減少。
- 収益性:
- 売上高: 404百万円 (前年中間期比1.3%増)
- 営業利益: △755百万円 (前年中間期は△658百万円)
- 経常利益: △710百万円 (前年中間期は△632百万円)
- 純利益: △705百万円 (前年中間期は△634百万円)
- 1株当たり利益: △2.67円 (前年中間期は△2.55円)
- 財務安全性:
- 自己資本比率: 81.5% (前事業年度末は91.1%)
- 効率性:
- 売上高営業利益率の推移: 2025年9月期中間期 △186.9% (△755百万円 / 404百万円)、2024年9月期中間期 △164.9% (△658百万円 / 399百万円)
- セグメント別:
- 細胞加工業: 売上高404百万円、セグメント損失231百万円。
- 再生医療等製品事業: 売上高0百万円、セグメント損失216百万円。
- 利益貢献度: いずれのセグメントも損失を計上しており、全社費用(一般管理費)が調整額として計上されている。
- 財務の解説:
- 売上高は前年同期比で増加したが、細胞加工受託の拡大に向けた先行投資や販管費の増加により、営業損失、経常損失、中間純損失がそれぞれ拡大した。
- 資産合計は減少したが、負債合計は増加しており、自己資本比率が低下。これは一時的に発生した合同金銭信託の購入に関連する。
- 営業活動、投資活動ともに資金を使用しており、現金及び現金同等物は大幅に減少した。
配当
- 配当実績と予想:
- 中間配当: 0.00円(2025年9月期予想)
- 期末配当: 0.00円(2025年9月期予想)
- 年間配当予想: 0.00円(2025年9月期予想)
- 特別配当の有無: なし。
セグメント別情報
- セグメント別状況:
- 細胞加工業:
- 売上高: 404百万円(前年同期比1.3%増)。
- 収益構成: 特定細胞加工物製造業(300百万円)、CDMO事業(51百万円)、バリューチェーン事業(52百万円)。特定細胞加工物製造業では資生堂からの製造受託が寄与したが、技術移転一時金の剥落により減収。バリューチェーン事業が大幅増収。
- 収益貢献度: セグメント損失231百万円(前年同期は154百万円の損失)。先行投資と費用増により損失が拡大。
- 再生医療等製品事業:
- 売上高: 0百万円(前年同期比12.0%減)。
- 収益構成: a-GalCer/DCの開発中止により売上高はゼロ。
- 収益貢献度: セグメント損失216百万円(前年同期は219百万円の損失)。研究開発費の減少等により損失は若干縮小。
- セグメント戦略:
- 細胞加工業: 3つのビジネス領域(特定細胞加工物製造業、CDMO事業、バリューチェーン事業)の拡大に向けた積極的な活動を展開。売上高の回復と製造体制の適正化による原価低減、販売費の効率化により黒字回復を目指す。
- 再生医療等製品事業: a-GalCer/DCの開発中止後、新たな開発候補品の早期獲得を目指す。有望で可能性の高いシーズを優先して開発を進める。
中長期計画との整合性
- 中期経営計画: 継続的に営業損失とマイナスの営業キャッシュフローが発生しており、継続企業の前提に疑義が生じるリスクが存在。ただし、細胞加工業セグメントでの売上回復と利益回復、再生医療等製品セグメントでの開発加速と資金調達により、当面の資金繰りに懸念はないと判断。
競合状況や市場動向
- 市場動向: 雇用・所得環境の改善やインバウンド需要拡大を背景に景気は緩やかな回復基調にあるものの、物価上昇の継続やアメリカの政策動向により先行きは不透明。同社を取り巻く事業環境は厳しい状況が継続。
今後の見通し
- 業績予想: 2025年9月期の業績予想に変更なし(2024年11月13日公表の予想を維持)。
- 通期売上高予想: 930百万円(対前期21.0%増)
- 通期営業利益予想: △1,491百万円
- 通期経常利益予想: △1,485百万円
- 通期純利益予想: △1,489百万円
- 1株当たり当期純利益予想: △5.63円
- リスク要因: 継続企業の前提に関する重要な不確実性が存在するが、会社は安定的なキャッシュポジションを維持しており、現時点では不確実性は認められないと判断している。
重要な注記
- 会計方針:
- 中間財務諸表作成に特有の会計処理の適用: なし。
- 会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示: なし。
- 収益の分解情報: 今中間会計期間より「特定細胞加工物製造業」「CDMO事業」「バリューチェーン事業」「ライセンス収入」の区分に表示方法を変更。
- その他:
- 継続企業の前提に関する重要事象: がん免疫療法市場の環境変化、細胞加工業の売上急減、再生医療等製品事業の開発費用増加により、継続的に営業損失・マイナスの営業C/Fが発生。過去の新株予約権発行による資金調達で安定したキャッシュポジションを維持し、当面の資金繰りに懸念なしと判断。
- 株主資本の金額に著しい変動: 2024年12月18日の定時株主総会決議に基づき、2025年1月31日付で欠損填補を実施。資本金、資本剰余金が減少し、利益剰余金が増加したが、株主資本合計は変動なし。2025年2月17日付で譲渡制限付株式報酬としての新株式発行により、資本金・資本剰余金が増加。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
銘柄コード | 2370 |
企業名 | メディネット |
URL | http://www.medinet-inc.co.jp/ |
市場区分 | グロース市場 |
業種 | 情報通信・サービスその他 – サービス業 |
このレポートは、AIアドバイザー「ジニー (3.0.0)」によって自動生成されました。
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