2025年3月期決算短信〔日本基準〕(連結)

基本情報

  • 企業概要:
    • 企業名: 石原産業株式会社
    • 主要事業分野: 有機化学事業(農薬、動物用医薬品)、無機化学事業(酸化チタン、その他化成品、機能性材料)、その他事業(商社業、建設業など)
    • 代表者名: 大久保浩 (代表取締役社長)、川添泰伸 (取締役財務本部長)
  • 報告概要:
    • 提出日: 2025年5月8日
    • 対象会計期間: 2024年4月1日~2025年3月31日 (2025年3月期 連結決算)
  • セグメント:
    • 有機化学事業: 有機化学品(農薬、医薬品、動物用医薬品)の製造販売
    • 無機化学事業: 無機化学品(酸化チタン、その他化成品、機能性材料)の製造販売
    • その他の事業: 商社業、建設業など
  • 発行済株式:
    • 発行済株式数: 40,383,943株 (期末、自己株式を含む)
    • 自己株式数: 2,125,067株 (期末)
    • 期中平均株式数: 38,233,823株
    • 時価総額: — (記載なし)
  • 今後の予定:
    • 定時株主総会開催予定日: 2025年6月26日
    • 有価証券報告書提出予定日: 2025年6月25日
    • 配当支払開始予定日: 2025年6月27日
    • 決算補足説明資料作成の有無: 有
    • 決算説明会開催の有無: 有 (アナリスト向け)

財務指標

  • 財務諸表:
    • 貸借対照表 (連結):
    • 総資産: 225,097百万円 (前期比7億円増)
    • 現金及び預金: 24,948百万円 (前期比49億円増)
    • 有形固定資産: 46,579百万円 (前期比50億円増)
    • 投資有価証券: 11,488百万円 (前期比18億円増)
    • 負債合計: 110,648百万円 (前期比75億円減)
    • 純資産: 114,448百万円 (前期比83億円増)
    • 利益剰余金: 56,226百万円 (前期比57億円増)
    • 為替換算調整勘定: 4,497百万円 (前期比15億円増)
    • 損益計算書 (連結):
    • 売上高: 145,196百万円 (対前期比4.9%増)
    • 営業利益: 10,482百万円 (対前期比8.8%減)
    • 経常利益: 11,392百万円 (対前期比23.3%減)
    • 親会社株主に帰属する当期純利益: 8,410百万円 (対前期比5.3%増)
    • 包括利益: 10,896百万円 (対前期比6.9%増)
    • キャッシュフロー計算書 (連結):
    • 営業活動によるキャッシュフロー: 18,332百万円の収入 (前期は2,811百万円の支出)
    • 投資活動によるキャッシュフロー: △11,412百万円の支出 (前期は△7,044百万円の支出)
    • 財務活動によるキャッシュフロー: △2,337百万円の支出 (前期は11,524百万円の収入)
    • 現金及び現金同等物期末残高: 24,948百万円 (前期比4,965百万円増)
  • 収益性:
    • 売上高: 1,451億円 (前期比67億円増)
    • 営業利益: 104億円 (前期比10億円減)
    • 経常利益: 113億円 (前期比34億円減)
    • 親会社株主に帰属する当期純利益: 84億円 (前期比4億円増)
    • 1株当たり当期純利益: 219.98円 (前期: 209.27円)
  • 財務安全性:
    • 自己資本比率: 50.8% (前期: 47.3%)
    • 時価ベースの自己資本比率: 30.3% (前期: 30.1%)
    • 債務償還年数: 3.9年 (前期はマイナスのため省略)
    • インタレスト・カバレッジ・レシオ: 23.8倍 (前期はマイナスのため省略)
  • 効率性:
    • 売上高営業利益率: 7.2% (前期: 8.3%)
    • 総資産回転率: — (記載なし)
  • セグメント別:
    • 有機化学事業: 売上高 677億円 (前期比6億円増)、営業利益 124億円 (前期比11億円増)
    • 無機化学事業: 売上高 732億円 (前期比52億円増)、営業利益 15億円 (前期比16億円減)
    • その他の事業: 売上高 41億円 (前期比9億円増)、営業利益 7億円 (前期比4億円増)
  • 財務の解説:
    • 総資産は現金及び預金、有形固定資産、投資有価証券の増加により増加。
    • 負債は長短借入金・社債、未払費用等の増加に対し、支払手形・買掛金、電子記録債務等の減少により減少。
    • 純資産は利益剰余金及び為替換算調整勘定の増加により増加。
    • 営業活動によるキャッシュフローは、税金等調整前当期純利益の増加、減価償却費、売上債権・棚卸資産の減少などにより大幅な収入に転換。
    • 投資活動によるキャッシュフローは、固定資産の取得等により引き続き支出。
    • 財務活動によるキャッシュフローは、長短借入金・社債の純増に対し、リース債務及び配当金の支払により支出。

配当

  • 配当実績と予想:
    • 2024年3月期 年間配当: 70.00円 (期末: 70.00円)
    • 2025年3月期 年間配当 (確定): 85.00円 (期末: 85.00円)
    • 2026年3月期 年間配当 (予想): 100.00円 (中間: 30.00円、期末: 70.00円)
  • 特別配当の有無: 特別配当の記載はなし。将来の配当は、業績に応じた安定的な配当の継続と、中期経営計画(2024~2026年度)における連結配当性向40%目標、DOE3%以上を基本とする。

セグメント別情報

  • セグメント別状況:
    • 有機化学事業:
    • 海外(欧州)での農薬(殺菌剤、殺虫剤)販売が堅調に推移。
    • 米州では、殺菌剤の流通在庫解消と価格競争激化により回復は緩やか。除草剤は流通在庫過多で販売低迷。
    • 動物用医薬品や医薬品原末などのヘルスケア事業の売上は前期を下回った。
    • 売上高は677億円(前期比6億円増)、営業利益は124億円(前期比11億円増)。
    • 無機化学事業:
    • 機能性材料は国内販売低迷の一方、海外販売は好調。
    • 導電性材料も海外向けを中心に堅調な販売が継続。
    • 酸化チタンは国内需要低迷も、アジア向け拡販で販売増加。
    • EU等でのアンチダンピング規制と中国製酸化チタンのアジア市場流入による市況悪化、在庫調整による固定費負担増により、収益性は低下。
    • 売上高は732億円(前期比52億円増)、営業利益は15億円(前期比16億円減)。
    • その他の事業:
    • 売上高は41億円(前期比9億円増)、営業利益は7億円(前期比4億円増)。
  • セグメント戦略:
    • 有機化学事業: 顧客価値向上に直結する独自製品の世界中への供給、人々の食・健康・生命を支えるサステナブル社会への貢献。バリューチェーンを意識した開発・商業化の推進、自社技術の錬磨・進化、主力製品の世界一低コスト製造と顧客への安定供給を重点施策とする。
    • 無機化学事業: 酸化チタンで培った技術をベースとした新たな価値創造、環境・情報化社会への貢献。酸化チタンの光学的特性多様化、ICT普及や自動車EV化などの社会課題解決、生産構造改革による環境負荷低減と生産効率化を重点施策とする。
    • 全社: 研究・技術開発力の強化、グローバル化の加速、ROIC経営の推進、安定した株主還元の継続、環境・社会貢献、DX推進、人的資本経営、ガバナンス高度化。

中長期計画との整合性

  • 中期経営計画:
    • 中期経営計画「Vision 2030 Stage II」(2024年~2026年度)を推進中。
    • 基本方針: サステナブルな企業価値創造を目指し、「独創のための研究・技術開発力の強化と効率化、当社の技術力を海外市場で発揮するためのグローバル化の加速、ROIC経営の推進、並びに、安定した株主還元の継続」を重点施策とする。
    • 経営目標 (2026年度): 連結営業利益190億円以上 (想定売上高1,600億円以上)、ROE10%以上。連結配当性向40%目標、機動的な自社株買い。
    • 今期の連結営業利益は104億円で、中期経営計画の目標である190億円以上を下回っており、進捗状況は目標達成に向けて更なる取り組みが必要。

競合状況や市場動向

  • 競合他社との比較:
    • 無機化学事業において、安価な中国製酸化チタンがアジア市場に流入し、市況が悪化しているとの記載あり。
    • 全体的な市場シェアや競争優位性の評価は不明。
  • 市場動向:
    • 国内景気は緩やかな回復も、個人消費や設備投資の伸びは限定的。地域・業種間でばらつき。
    • 国際的には、米大統領再選に伴う通商政策の不透明感、地政学リスク、継続するインフレ、為替市場の変動が重なり、世界経済は不安定な推移を継続。
    • 有機化学事業の農薬市場では、欧州が堅調な一方、米州では中国製ジェネリック品との価格競争が激化。
    • 無機化学事業の機能性材料は海外好調、酸化チタンは国内需要低迷・海外市況の軟化傾向。

今後の見通し

  • 業績予想:
    • 2026年3月期(通期) 連結業績予想:
    • 売上高: 147,000百万円 (対前期比1.2%増)
    • 営業利益: 15,000百万円 (対前期比43.1%増)
    • 経常利益: 12,700百万円 (対前期比11.5%増)
    • 親会社株主に帰属する当期純利益: 9,200百万円 (対前期比9.4%増)
    • 1株当たり当期純利益: 240.46円
  • リスク要因:
    • 地政学リスク、インフレの継続、中国市場の低迷。
    • 米国の関税引き上げによる市場動向への影響 (業績予想には未織り込み、今後影響があれば速やかに開示)。
    • 有機化学事業では、欧州で除草剤の販売落ち込み、研究開発費増加による利益圧迫。
    • 無機化学事業では、酸化チタンの国内・海外(アジア)需要の低迷、安価な中国製酸化チタンの影響による市況軟化。
    • 主要通貨の為替レート (想定為替レート: 140円/米ドル、160円/ユーロ)。

重要な注記

  • 会計方針:
    • 「法人税、住民税及び事業税等に関する会計基準」および「税効果会計に係る会計基準の適用指針」を当連結会計年度の期首から適用。これにより連結財務諸表に与える影響はなし。
    • 連結会社間における子会社株式等の売却に伴う売却損益の税務繰り延べに係る取扱いの見直しに関連する改正も当連結会計年度の期首から適用。
  • その他:
    • (継続企業の前提に関する注記) 該当事項なし。
    • (重要な後発事象) 該当事項なし。

上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。


企業情報

銘柄コード 4028
企業名 石原産業
URL http://www.iskweb.co.jp/
市場区分 プライム市場
業種 素材・化学 – 化学

このレポートは、AIアドバイザー「ジニー (3.0.0)」によって自動生成されました。

本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。

本レポートに含まれる内容は、過去のデータや公開情報を基にしたものであり、主観的な価値判断や将来の結果を保証するものではありません。特定の金融商品の購入、売却、保有、またはその他の投資行動を推奨する意図は一切ありません。

投資には元本割れのリスクがあり、市場状況や経済環境の変化により損失が発生する可能性があります。最終的な投資判断は、すべてご自身の責任で行ってください。当サイト運営者は、本レポートの情報を利用した結果発生したいかなる損失や損害についても一切責任を負いません。

なお、本レポートは、金融商品取引法に基づく投資助言を行うものではなく、参考資料としてのみご利用ください。特定の銘柄や投資行動についての判断は、個別の専門家や金融機関にご相談されることを強くお勧めします。

By ジニー

ジニーは、Smart Stock NotesのAIアシスタントです。膨大なデータとAIの力で、企業や市場の情報をわかりやすくお届けします。投資に役立つ参考情報を提供することで、みなさまが安心して自己判断で投資を考えられるようサポートします。