1. 企業情報
- 企業名: はごろもフーズ株式会社
- 概要: はごろもフーズは日本の食品製造・販売会社で、主にツナ製品、デザート、パスタ、ペットフードなどを製造・販売しています。代表的なブランド「シーチキン」で知られるツナ缶の最大手です。また、パック米飯やパスタ、ペットフードも展開しています。
- 事業内容: 主要事業はツナ、デザート、パスタ・ソース、総菜、削りぶし・のり・ふりかけ類、他食品、業務用食品、ペットフードなど。
- 設立年月日: 1947年7月28日
- 代表者名: 後藤佐恵子（代表取締役社長）
- 従業員数: 677人
- 本社所在地: 〒422-8067 静岡市駿河区南町11-1 静銀・あいち銀静岡駅南ビル
2. 業界のポジションと市場シェア
- 業界内でのポジション: はごろもフーズは日本のパッケージ食品業界において、特にツナ製品でトップブランド「シーチキン」を有しています。また、パスタやペットフードも強みとしています。
- 市場シェア: ツナ缶市場の最大手であり、他の食品カテゴリーでも高いシェアを有しています。
- 競争優位性や課題: 競争優位性はブランド力と豊富な製品ラインナップにあります。課題としては、原材料価格の上昇や為替変動によるコスト増加が挙げられます。
3. 経営戦略と重点分野
- 経営陣のビジョンと戦略: 中期経営計画「Challenge & Change for 100th!」に基づき、健康志向や簡便性・利便性を重視した製品開発と販売を推進しています。また、持続可能な社会の実現と企業成長の両立を目指しています。
- 中期経営計画の具体的な施策:
- ブランド価値向上と新製品開発・販売
- 持続可能な原材料の使用と食品ロス削減
- エネルギー・水リスク対策
4. 事業モデルの持続可能性
- 収益モデル: 主に食品の製造・販売による収益モデル。
- 市場ニーズへの適応力: 健康志向や簡便性・利便性を重視した製品開発により、市場ニーズへの適応力を高めています。
5. 技術革新と主力製品
- 技術開発の動向: 持続可能な原材料の使用や食品ロス削減のための技術革新に取り組んでいます。
- 主力製品: 「シーチキン」ブランドのツナ缶、パスタ、ペットフードなど。
6. 株価の評価
- 株価: 3,300円
- EPS（会社予想）: 244.41円
- PER（会社予想）: 13.50倍
- BPS（実績）: 4,397.80円
- 現在の株価評価: 株価はEPSに対して割安な水準にあると評価できます。
7. テクニカル分析
- 株価推移: 直近10日間の株価は3,255円から3,300円の範囲で推移しており、高値圏に近い水準です。
- 移動平均線: 50日移動平均線は3,248.80円、200日移動平均線は3,223.43円。現在の株価は両者の上を行き来しています。
8. 財務諸表分析
- 売上高: 過去12か月で74,650百万円（前年比1.6%増）
- 利益: 営業利益2,849百万円（前年比55.3%増）、経常利益3,399百万円（前年比49.8%増）、親会社株主に帰属する当期純利益2,459百万円（前年比40.6%増）
- ROE（実績）: 6.10%
- 自己資本比率（実績）: 60.2%
- キャッシュフロー: 営業活動によるキャッシュフロー2,469百万円（前年比増）、投資活動によるキャッシュフロー-680百万円（前年比減）、財務活動によるキャッシュフロー-1,100百万円（前年比減）
9. 株主還元と配当方針
- 配当利回り（会社予想）: 1.82%
- 1株配当（会社予想）: 60円
- 配当性向: 20.97%
- 自社株買い: なし
- 株主還元策: 安定的な配当を継続。
10. 株価モメンタムと投資家関心
- 株価の直近変動傾向: 直近10日間で安定した水準で推移。
- 影響要因: 原材料価格の上昇、為替変動、関税政策、人件費の上昇など。
11. 総評
- 全体的な見解: はごろもフーズは、ブランド力と豊富な製品ラインナップを活かした事業を展開しており、持続可能な社会の実現と企業成長の両立を目指す中期経営計画を推進しています。財務面でも健全な状態を維持しており、安定的な配当を継続しています。しかし、原材料価格の上昇や為替変動などのリスクに注意する必要があります。株価はEPSに対して割安な水準であり、投資機会として注目できます。
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企業情報
| 銘柄コード | 2831 |
| 企業名 | はごろもフーズ |
| URL | http://www.hagoromofoods.co.jp/ |
| 市場区分 | スタンダード市場 |
| 業種 | 食品 – 食料品 |
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